本日の心理学・名言16912-3

人生は石材である。神の姿を彫るのも悪魔の姿を彫るのも各自の心のままだ。
by
ハーバート・スペンサー
人間は自らの力で、自分ならではの個性的な人生を作り上げていると実感する時こそ、
最も充実した人生を生きていると思います。

つまり、人間は自己実現的な生き方に、生きている実感と大きな喜びを感じるものなのです。
しかしながら、注意が必要です。
人間は、「誠実で、人に優しく、真面目に生きていく人生」をを作り上げていくこともできます。
その一方で、「意地悪で、 強欲で、わがままな人生」を作り上げることも可能なのです。
どちらになるかは、自分の意思次第になります。
そのことをハーバート・スペンサーは、
「神の姿を彫るのも、悪魔の姿を彫るのも作品を心のままだ」と表現したのです。

もちろん、「悪魔の姿」を彫り上げてしまったら、幸福にはなれません。」
不幸な事故自己実現になってしまうのです。
あくまでも「神の姿」を彫り上げようとしてこそ、幸福を得られるのです。
したがって、自己実現の方向を間違えないことが大切です。
意地悪で、強欲で、わがままな人生」に向かわず、
「誠実で、人に優しく、真面目に生きていく人生」へと
まっすぐ歩み続けることで幸福になれるのです。

B
人生で大きな困難に出合ったときには、これは「竹の節目」だと思うことです。
どっちみち避けられないものだとしたら、
泣いて受け止めるのも、
笑って受け止めるのも同じです。
それなら、泣くよりも笑って乗り越えたいと思いませんか。
「今にきっと」という強い意志と、「自分は必ず乗り越えられる」という信念の杭を
しっかりと心に打ち込んで、しばしこの節目を乗り越える力を蓄えることも大事です。

by
大原敬子(おおはら・けいこ*幼児教育研究家)

C
災難や困難に遭ったら、 嘆かず、腐らず、恨まず、愚痴をこぼさず、
ひたすら前向きに明るく努力を続けていく。
これから将来、よいことが起きるためにこの苦難があるのだと耐え、
与えられた苦難に感謝する。
よいことが起きれば、驕(おご)らず、偉ぶらず、謙虚さを失わず、
自分がこんなよい機会に恵まれていいのだろうか、
自分にはもったいないことだと感謝する。
これが素晴らしい人生を生きるための絶対条件です。

驕(おご)らず:才能・家柄・地位などに頼ってわがままな振る舞いをしない。
by
稲盛和夫(いなもりかずお*京セラ・KDDI創業者)