@「どうせ」「所詮」という人は自分に希望を持っていない人。
一時「ネクラ」「ネアカ」という言葉が流行りました。
根が暗いひと、目が明るい人のことをそれぞれ「ネクラ」「ネアカ」と分類していたわけですが、
基本的には「ネクラ」を小ばかにするために使われていたと思います。
一見明るく振る舞っている人やごく普通に見える人でも本当の性格は暗いという人もいます。
そんな人を「あの人ネクラ」だよねと呼ぶわけですが、
それはあくまでも周囲の人が感じている印象であって、
人間の本質とはあまり関係がなかったように思います。
本当に暗い人をからかうのは、相当性格が悪くないとできないものだからです。
「どうしたところで」「いずれにしても」 という意味の「どうせ」を使うのは、
この「ネクラ」」と呼ばれるような人、あるいはもっとネガティブな人達です。
「どうせ、失敗するに決まっている」
「どうせ、いつかは死んじゃうんだから」
「どうせ、ろくな結果にならないさ」
とてもネガティブですね
明るい未来が見えないですし、
多用すれば、楽しい雰囲気までも台無しにしそうな気がします。
なぜ「どうせ」が最初に付いてしまうのか・・・・
それは「何かにつけてポジティブに考えられず、ネガティブになってしまうからだ」
というごく当たり前の結論が出ます。
これでは人生が楽しくありませんし、 ネガティブになればなるほどを結果もついてきません。
そこでネガティブな気持ちをどうにかして変えようと考えるわけですが、
気持ちを変えようとしたり、 性格を変えよう としても簡単には行きません。
ここが彼らがますますネガティブになってしまう原因です
しかし方法はあります。
一番簡単なのは、言動を変えることです。
性格を変えるのは難しいことですが、
行動や言葉を変えるのは、意識さえすればできないことではありません。
「早起きする」とか「楽しい映画を見る」とか、「いつもとは違う経路で通勤してみる」とか、
少しずつ行動を変えるのです。
言葉を変えるだけでも意味があります。
言葉を変えると心も発想も変わります。
そこがネガティブからポジティブへの変換するポイントなのです。
ネガティブな「どうせ」や「所詮」をやめて、「やるからには」に変えてみましょう。
「やるからには失敗しないように頑張ろう」
「やるからには死ぬまでに成功させよう」
「やるからには 結果を出そう」
最初に「やるからには」と言ってしまうと、ネガティブな話ができなくなりますね。
いくらでも、こうしてポジティブな発言をしていれば次第に周囲の態度が変わります。
周囲が変われば、いつのまにか自分も変わっているものです。
ちなみに「どうせ」には「いっそ」という意味もあります。
「どうせ残業するんだから君のぶんも手伝うよ」
こういう「どうせ」は悪い「どうせ」ではありませんね。
プラス思考になっています。
とはいえ「どうせ」が口癖になるのは良くないので、
こういう時は「タイミングがいいことに」とでも言い換えて
「どうせ」を利用してみると良いでしょう。
人生は、そういう小さな行動の変化の積み重ねで大きく変わるのです。