人間関係の12の手法&「ペース合わせ」と「リード」&処世術

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人間関係の12の手法&「ペース合わせ」と「リード」

~人間関係の12の手法~
行動に対する否定的なストロークをフレーミング手法を使って肯定的にする方法を紹介します。
ストローク(肯定的・+)相手の存在や価値を認める様々な投げかけや、働きかけ、刺激のことをいう。ストロークを与えたり、もらったりする手段としては、スキンシップ・言葉・非言語(スキンシップ・言葉以外)の3つ。
フレーミングそもそも何のために意思決定をするのか」「今ここで決めるべきことは何か」など,目的や前提事項を明確に設定し,関係者の間で共有(心の準備)することを指す。つまり肯定的な雰囲気の設定です。
フレーミングの大きな助けなるものが 以下に述べる12の手法であり、後述する「ペース合わせ」と「リード」になります。

1. 黄金律(ゴールデン・ルール):
これは「相手にしてもらいたいことをあなたが相手に提供する」ことです。
応用するには、もし私が相手だったらどうして欲しいかを自分自身に問います。
そしてそのように行動します。
黄金律が欠落している点は自分の理想や要望が必ずしも相手と同じとは限らないことです。
相手があなたと同じような方法で何かをして欲しいとは限らないのです。

2. 白金律
これは「相手が望むように接する」ことです。
応用するには相手が自分にどのようなことを望んでいるのかを自分自身に問います。
その為には相手が何を望んでいるかを理解している必要があります。
ここで、紹介する手法はフレーミングした上で相手に接することです。

3. 人にはもっともな動機がある
これは相手の行動が許せなくても動機に理解をもつことです。
動機には問題はないが行動に問題があるというように考えるのです。
この手法はお客様、または自分より権力のある人に対して有効です。

4. 相手の顔を立てる
これは子供や部下がしたことに責任を取る為の働きかけとしては逆効果です。
責任を持つためには、本人が自分のあやまちを認めることが必要です。
つまり、子供や部下への顔を立てることは当人が責任を持つためにはなりません。
問題が起きた時に相手の顔を立てるとは、相手を責めない行動を意味します。
責めた時、追いつめた時、相手にどんな変化が起きるでしょうか?
面目を失った人は、強さの違いは人それぞれですが、自己嫌悪に陥るか、その反対に攻撃的な態度に出ると考えられます。

5. 接し方を本人に聞く
これは「あなたが自分の実力を発揮する為に私はあなたに何を提供したら良いのですか?」「あなたの希望を叶える為に私はあなたに何を提供したら良いのですか?」など
接し方を本人に聞く時に「自然な子供」の自我状態で接することで、相手の「養育的な親」に働きかけているのです。
わかりやすく言えば、無邪気な子供が「ママ、あれなんて言うの?」という感じです。
この手法は仕事のやり取りに感情的に反応する人への対応として有効な手法です。
「あなたと話す課題があるときには、どう接して欲しいですか?」と接し方を本人に聞くことによって得られる結果は次のとおりです。
時には良いアドバイスをもらえます。
あまり良くない反応が来たとしても「あなたと接する事が難しい」という気持ちは伝わっているでしょう。
手法として認識して使うことでとても有効です。

6. 欲しいことを言う
私たちは何故欲しいことを言わないのでしょうか?
シュタイガー氏は私たちがストローク(+)をもらうためにクレイジーな法則を学んでいると指摘しています。
子供が一人で親戚の家に行きます。
その時母親は「欲しいものがあっても欲しいと言ってはいけません。そして欲しくないものをもらっても(ありがとう)と言いなさい」と指導します。
これは控えめないい子でいなさいと言っているのです。
それが日本人の美徳としてならば分かりますが、ほとんどは親の体裁からものなのです。
欲しいことを言ったのに叶えてもらえなかったとしてもあなたは何も失うものはありません。
つまり、自分の欲しいものを言うということは、それによって失うものは何もないのです。
ですから、率直に欲しいことを言うようにしてください。
要望を他のフレーミング手法と組み合わせるように言います。

7. 否定は肯定とセットにする
この手法は否定または批判で始めて、肯定または褒めて終わります。
内容は否定も肯定も本当に思うことを伝えます。
この手法はフレーミングを前で言わず、後で言う唯一の手法です。
本当に思うこととは確信を持って思うことです。
順序が逆(否定が後)だと上手く行きません。

8. まず、最初に打ち明ける
これは自分が最初にまずミスを認め打ち明けます。
その後、相手もミスを認めることを期待します。
それとなく問題を指摘することで相手のミスの自覚の反応を誘ったりします。
忘れて欲しくないのは他の時間に相手の存在や行動に肯定的なストロークを提供している場合に有効な手法だということです。
つまり、普段から信頼関係が構築されていることが大前提となります。 

9. 軽いタッチ
問題と深刻に関わるのではなく、軽く片付けてしまうことです。
軽いミスなのに多くの場合、過剰に取り組んでしまうことがあります。
時には重罪を犯したようにさえ対応することもしてしまいます。
軽い問題は軽く片付けてしまう手法が「軽いタッチ」なのです。
笑顔で言うと相手に怒っているのではないと伝わるはずです。

10. 気がかりなことを相手と分かち合う
相手に自分の気がかりなことを先に伝えることです。
フレーミングとは問題を提示する時だけでなく、
目標がある全ての状況にいつでも応用できる手法です。
フレーミングは相手が心の準備をする場を作ります。
それでも、相手が頭に来ることがあります。
そのような状態が続く時には自分を相手の立場において、
相手の立場から話すという手法を使います。

11. 率直に言う
相手によっては率直に言う必要があります。
お膳立てや前置きなしにストレートな表現を必要とする人たちです。
何も言わないで率直に言います。
何故かというとその人たちはそれを好み、必要としているからです。
具体的には4つのステップを基準に行うといいでしょう。
A:ステップ1~「自分が感じていること」を感情を込めて、心情を伝えます。
B:ステップ2~「何について」と対象となる状況を伝えます。
C:ステップ3~相手の行動による影響を伝えます。影響が明らかな場合は省きます。
D:ステップ4~相手にしてがしてくれると”望ましい”ことを言う

12. エスカレーション
問題を本人の元に戻す手法です。
フレーミングを応用して相手に上手く伝えて相手もきちんと聞いてくれて意思の疎通も取れた場合はこれで大丈夫だと普通は思います。
一週間後同じ問題が起きます。
また相手との意思の疎通の確認をします~今度こそ、これで大丈夫だと思います。
しかし、これを繰り返されると、相手より自分に問題があるのではないかと相手の問題を背負ってしまう傾向があるのです。
このような時には問題を持ち主に返す必要があります。
本人に考えさせるのです。
問題を起こしている本人があまり不快な思っていない(軽く考えている)限り何も解決されないのです。
その時に本人が困る結果を招くことを具体的に本人に伝えるのです。

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*「ペース合わせ」と「リード」

「ペース合わせ」と「リード」とは
どのような状況においても会話をパワフルに発展させます。
これらの手法の基本はすべての会話において相手の立場から物事をとらえることです。
意見が一致するか、しないかは別です。
相手の立場を理解できた後で自分の見解を持つことです。
「ペース合わせ」と「リード」は次のような具体的な行動が含まれます。
* 相手と意思の疎通を図るために相手の要素を一つか二つ真似ながら相手の話をよく聞き、相手の視点から物事を見て相手を理解することで相手の立場から話をします。
私たちがコミュニケーションが上手くできている時には既に無意識に相手を真似ているのです。
ペース合わせ」とは相手の立場になりながら、同時に相手の何かを真似るということです。
声のトーンを真似ることも一つですが、もちろん否定的な要素は真似ず、肯定的な要素を真似るようにします。
声のトーンとエネルギーのレベルを一緒に真似るということがとても重要です。
エネルギー・レベルとは相手のテンションなどを指します。
「ペース合わせ」をする時、まずは相手の要素を真似る、そして相手の視点から話す、
その後、真似た何かを変えることにより意思疎通の状態を変えるということをします。
相手が自分を真似るか否かで意思疎通の確認を図ります。
相手が自分と全く同じように真似をしなくてもいいのです。
相手が変化を起こしていればいいのです。
ラポール(意思疎通)が出来ていたら次にリードをします。
リードとは
①言い換え
②言い換えながらの確認
③短い応答です。


① 言い換えをする

相手の言っていたことを自分の言葉で言い換えます
(そうですね・・・・だと思います)重要視している言葉があればそれを言い換えの時に意識的に使います。
ただ聞いている振りをしている時には出来ませんが、真剣に聞いている時には出来ることです。
② 言い換えながらの確認
これは、言い換えを質問として投げかけることで相手の状態を確認することです。
言い換える時には、相手に「あなたが言っていることを理解できたかどうか確認させてください」などと一言添えて、肯定的な対応をして言い換えると相手も心の準備ができるのでより効果的です。
③ 短い応答
相手が話しをしている時には、話しを中断させず短い応答(そうなんだ・・などの相づち)をしていくことです。

参考:人と付き合う上でとても役立つ人間関係の理解の仕方があります。
それはその人間がどんな言動をしようとも 「あの人はそういう人なのだ」と丸ごと認めてしまうことなのです。
自分の推測や思い入れをいれないで、その人の沢山の要素を客観的に眺めて見ると、 そこからフッとその人の人となりの要素が浮かび上がってきます。それを大切にするのです。
いちばん誤りのない理解の仕方は、その人の言動の全てをまるごと受け入れて
「そういう人なんだ」と思うことです。
こういう態度で接していると、 その人間を良い面で理解できるようになるから不思議なものです。
それはその人間がどんな言動をしようとも 「あの人はそういう人なのだ」と丸ごと認めてしまうことなのです。

「人間関係」を上手くするには、当然「相手」を理解しなければなりませんね?
では、「相手」の何を理解すればよいでしょうか?
・価値観(何を大事にしているのか?)
・信条(信じているのか?)
・先入観(何に反発しどんな傾向があるのか?)
・自己評価(自分をどう思っているのか?)
・信頼(どういう人間を信用するのか?)
・希望(人生・仕事に何を望んでいるのか?)
この6つは最低限必要なのではないかと思います。これを理解するとどうなるのか?
価値観や信条を傷つける言動は避けることができます。反発を受けることなく信用を得ることができます。これができるあなたに恐らく大半の人が好意を持つのではないでしょうか?そう思うのであれば、あなたも相手に同じ事をしてあげてみましょう。

@処世術

1.いつも「いいこと」を口にする。
2.悪口、陰口は言わない。
3.どんなときも、笑顔を忘れない。
4.自分から先に、挨拶する。
5.相手の話に最後まで耳を傾ける。
6.自分と他者を比べようとしない。
7.相手の短所ではなく、長所を見るようにする。
8.何が起きても「これでよかった」
9.たくさん鏡を見て、自分を好きになる。
10.「すみません」より「ありがとう」

 

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