内観療法

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内観療法とは「自分を知る」ための自己啓発法の一種です。
内観療法は自力で自己洞察を深めていく自己探求のための方法ですが、心の問題で悩んでいる人々が短期間で回復した例が数多く報告され、心理療法としての効果も高いと言われています。
心理療法としてのこの方法は、身近な人に対する過去の記憶を具体的に思い起こして、その再構成をはかることで、ものの見方を変えようとするものです。
過去を振り返るという意味は、過ぎ去ったことを思い出して悔やむのとは違います。今の自分は過去の積み重ねであり、それに縛られていることもしばしばです。ですから、過去の事実を素直に受け入れることは、本当の自分を前提にして今を生きることにつながるのです。
この記憶想起法の論理的なよりどころは、それまで再構成できないとされていた記憶が20世紀半ばになって「記憶は再構成できる」ことが発見されたことに基づいています。

ひとり内観のやり方
先ず自室にひとりでこもります。
共同生活者がいる場合は理解を求め、できる限り自分が日常生活から離れられるように協力してもらう必要があります。
一人でやる場合は、続けやすいようにノートなどを用意して一日ごとに記録をつけるようにします。
それに日付、その時のテーマである誰に対していつの自分を調べるのかを書いて、三つのテーマについて出来るだけ具体的な経験や情景を思い出しながら調べていきます。
内観の進め方は次の通りです
1:楽な姿勢ですわります。
座り方は自由です。座禅を組むような形をとる必要はありません。
2:母親又は母親代わりの人に対する自分について、三つの観点から、年代を区切って具体的な事実を調べます。
どんな動機や目的で内観を始めるに関わらず、特に抵抗がない限りは母親又は母親代わりから始め、次が父、兄弟、姉妹、配偶者、子供、友人というように、自分と関わりのあった人に対して、自分自身の気持ちや態度がどうだったかを時間が許す範囲で調べていきます。
ただ、両親又は一方に対して強い否定的な感情を持っている場合は、それ以外の人から始めて、ある程度内観が出来るようになってから、両親もしくはその一方へ進むのがいいと思います。

三つのテーマ(観点)
・してもらったこと
・してあげたこと
・迷惑をかけたこと
例えば・・・・・
(1)母から、してもらったこと
風邪で熱があるのに朝早くからお弁当を作って、小学校の運動会を見に来てくれたこと・・・・など。
その場合、母がどういう人だったかではなく、あくまで自分がどういう子供だったかを具体的に調べます。
(2)逆に、母親に自分がしてあげたこと
思い出せない、ないと思う・・・最初のうちは忘れていることが多いかもしれませんが、無理をすることはありませんので、少しずつ思い出すままで構いません。
(3)母親に対して、迷惑をかけたこと
中学三年生のとき、家の経済状態が悪いのに、ギターを買ってくれとせがみ、無理して買ってもらったこと・・・など、出来る限り具体的に思い出してください。
この作業は簡単に見えて、最初のうちは座っていることすら苦痛に感じるかもしれません。しかし、それを超えると、様々な思い出が自然と浮かんでくるようになるので、集中力や記憶力が悪いと心配することはありません。
3:年代を小学校低学年から調べて、次に高学年、中学生というように年代を区切って、現在までの自分を調べます。
三つのテーマについて、小学生、中学生、高校生と、現在までを期間を区切って調べていきます。
始めのうちは10分もすれば、終わってしまうかもしれませんが、次は父親にゆき、又母親に戻るといったようなことを繰り返します。
4:ひと通り調べたら、父親、兄弟・姉妹、子供、配偶者など、身近な人に対して同様に調べていきます。
母親の次は父親、兄弟・姉妹といったように、同じように調べていきます。
そして、それを繰り返し続けることになります。
これを続ける期間は一週間とされています。
その結果、何が得られるかは人によって違うと思いますが、少なくとも自分の存在の再確認の効果はあると思います。

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