*日常の中の心理学
@全ての決断は他者から影響されて決まる。
私たちは日々多くのことを感じで考え、行動しています。
それらは自分で考え、决めていると思いがちですが、全ては他者や社会との関わりからの影響を受けて判断しています。
そんな他者や社会との関わりが、人の行動にどう影響するかを明らかにしたものが社会心理学です。
影響の受け方を紐解くことで、人を好きになる仕組みを理解したり、他人とコミュニケーションを円滑に進めることができる学問なのです。
@その行動はどうして決まるのか?
無意識の行動を心理学で紐解くと、そこには3つの要素が絡み合い、行動に影響が出てくると言われています。
ダイエットで言えば、
①痩せていることは素晴らしいという評価・信念要素→
②好き嫌いなどの感情要素。→
③スポーツジムに通いたいなどの行動傾向要素。
これら3つが混ざり合い 態度を決め、
意思を決定し行動しているのです。
しかし態度には、絶対的な信頼性があるとは限りません。
人は内的要因や外的要因に左右されています。
例えば「今日は何となく、疲れたから運動するのはやめよう」と思いつくことはあるでしょう。態度は私たちの行動に影響を及ぼしますが、それは絶対ではないのです。
@人が人を好きになるのにはいろんな要素が関係している
「好き」と」 誰かに対して思う時、 心の中でどんな変化が起きているか、
気になりませんか。
好きも嫌いも、それは無意識の中で様々ことが関わって決まっていると
言われています。
それは出身地や好みに似た部分が多いなどの 「個人の特徴」。
毎日顔を合わせるなどの「環境要因」。
ドキドキした状況下では 人を 好きになりやすいなどの「生理的覚醒」。
美人を魅力的に感じるなど「外観要因」。
4つの要因が絡み合い、好き嫌いは決まると言われています。
@恋愛タイプは全部で6つ
あなたも必ず当てはまる・・・・
人はには好みがあるように、カナダの心理学者リーの研究から恋愛にも6つのパターンがあると言われています。
一目惚れは恋愛至上主義の「エロス」。
激しい感情を用いず、親友のような関係の「ストルゲ」。
恋愛をゲームと捉え、浮気に走りがちな「ルダス」。
これら3つを基本のスタイルと考え、
その混合型として3パターンを加えます。
まず、のめり込みすぎて嫉妬や独占欲が強い「マニア 」。
恋愛に打算を求める 「プラグマ」。
愛は無償と考え献身的に尽くす「アガペー」。
恋愛パターンは 合計6つとなり、それぞれの恋愛の中に複数存在し、
愛のカタチを形成すると言われています。
@どうして私たちは、一人で生きていけないのか
どんなに人嫌いでも社会から孤立して生きるのは難しいものです。
なぜならそこには5つの社会的心理が働いているからです 。
それは、
①自分の身の安全を守るため。
②他人から認められたいという欲求。
③自分では入手できない情報や知識を得るため。
④地位や肩書など社会的アイデンティティを感じるため。
⑤一人ではできないことを成し遂げるため。
これらは5つの理由から、人は他人や集団と関わっていると言われています。
@「あ! やらなきゃ」~ そう決断した心の動き
トラブルに遭遇した時、
助ける人と傍観する人の違いはどこにあるのでしょう。
実は人は行動を起こすまでに、5段階の判断をしていると言われています。
①トラブルに注目します。
②観察してトラブルが起きていると判断します。
③助けられる人がいないか、自分の責任を考えます。
④援助方法を想定し援助可能かどうか判断します。
⑤援助可能かどうか判断し、はじめて援助行動に移ります
途中で無理と判断すると行動を起こさず、傍観や無視をするのです。
集団の中でトラブルが起きると見ているのに誰も助けないことが起こりがちですが、
この段階に当てはめると③の責任が不明確になり他人任せになってしまうのです。
@感情は自分の「心」の状態を示すバロメーター
私たちは日常生活の中で、思い通りにならなかったことに怒りを感じたり、
大切な人と一緒にいると幸せを感じたりします。
この誰もが抱く感情はいったいどこからやってくるのでしょうか。
まず、感情は日常的に受ける2つの刺激から生まれると考える考えます。
①例えば「美しい景色」「美味しい料理」など外から得た刺激。
②「お化け屋敷で怖い思いをした」「あの上司と一緒に仕事をした時はよく怒られたから未だに怖い」といった過去の体験からくる内的な刺激。
そして、その時の状況などによって、体の内側と外側から加えられた刺激を、
どんな感情としてとらえたらいいのかを脳が判断します。
このような仕組みで感情を作り出しているのです。
いわば、感情は自分の心の状態を示していると言えます。
私たちが笑ったり、怒ったりするのは、日常生活で受ける刺激を頭の中で休むことなく処理をしているからです。
また、何か悲しい出来事があったとき 、
無意識に涙を流してしまった経験はあることでしょう。
泣くという生理的な現象が生じるぐらいの心の変化を、
心理学の世界では情動と言います。
@感情は隠しても態度や表情に出る
頭の中で決定された感情が表情態度として現れることを
感情表出と言います。
感情は個人が抱く主観的な現象のため、
私たちが他人の感情を察するにはこの感情表出が気がかりです。
しかし、社会の中では必ずしも感情を
そのまま表出するわけには行きません。
「本心を出すと相手の気分を悪くさせるかな」と相手を気遣ったり、
「本心を知られるのは恥ずかしい」という
自己防衛などによって感情と態度、表情があいまいなものとなってしまうからです。
だからこそ、相手の表情や姿勢や態度、音声などの非言語的な行動や、
汗をかくなくといった生理的な反応を観察することで本心を探ろうとするのです。
@人に好意を持つ瞬間は欲求が満たされた時
私達は社会の中でたくさんの人と関わって生きています。
上司が部下、恋人や家族など他人が絡んでくると
感情の問題はより複雑なものとなります。
そもそも、人間関係の中で、
好意を持てる人と持てない人の違いはどこにあるのでしょう?
例えばビジネスの場面で、苦労した商談がまとまったとしましょう。
その時、「そんなことできて当たり前」と言われた場合、あなたのプライドは傷ついてしまいますよね。
人は自尊心を傷つけられたりすることを嫌います。
そしてその原因となる人に対して、
好意的な感情を持てない傾向にあるのです
逆に、「君の頑張りのおかげで上手くいったよ」と言われた場合はどうでしょう 。
「認められたい」という自尊欲求を満たしてくれたり、社会的な承認を与えてくれる相手に対しては、好意的な感情を持ちます。
人に対して持つ好意や嫌悪を心理学の世界では対人魅力といいます。
社会心理学はこの対人魅力に関する研究が多くされています。
このように自分の感情と状況といった情報をもとに、特定の人を対象とした感情を決定していくのです。
@性格は環境や文化によって影響されていくもの
占いなどで性格診断といった言葉を見かけますよね。自分や相手の性格がわかれば人間関係がうまくいくのは言うまでもありません 。性格心理学は、性格がどのようにつくられるか、性格や遺伝、環境を研究します。
また性格の分類法も、性格心理学に含まれます。
性格は 簡単には変化しないもの、状況によって適時変化するもの、生まれ持ったもので形成されると言われています。
また、
①自分も 他人も自覚している性格
②自分だけが自覚している性格
③他人だけが気づいている性格
④自分も他人も気づいていない道な性格
この4つのパターンに分けることができます。
これをジョハリの窓といいます。
性格の分類方法は多くの研究者が様々な分類方法を提唱しています。
例えばユングは、周りよりも自分の趣味に没頭しがちな「内向型」、
社交的で協調性のある「外向型」の2つに分け、
そこから「思考型」「感情型」「感覚型 」「直感型」の
合計8つのタイプを導き出しました。
しかし、性格はキッチリと分類できるわけではなく、環境や文化などの変化によって変わっていきます 。固定されているものではないのです。
@その性格は遺伝?それとも環境のせい?
親や兄弟の性格が似ることはよくありますが、なぜ肉親同士の性格が似るのか、考えたことはあるでしょうか。
性格が似る要因は、遺伝であるとされる「生得説」と生後の生活環境で決まるとされる「経験説」の二つの説が古くから心理学者の間でも議論されています。
しかし近年では、性格はどちらかの要因のみで決まる要素ではないとされる考えが多く、遺伝と経験、二つの相互作用で決まる説が有力です。
幼少の頃はきょうだい間でも性格が似ていたのに、
成人した頃には性格に大きな違いが生まれるのは、年齢による行動範囲の拡大と、それに伴う経験が異なるために、個性も変化していったと考えてよいでしょう。
@情報をどうやって処理しているか知るのは認知心理学
私たちはニュースを見たり、音楽を聴くなど、たくさんの情報を取り入れ、それについて感じたり、考えたりします。
外からの情報をどのように取り入れて記憶しているかは
人によって様々です。
「あの場所に行くとデートの思い出が蘇ってくる」など、記憶した情報をどのように思い出して、捉えるかを明らかにしていくのが認知心理学です。
また情報を処理するアプローチとして「感覚」「知覚」「認知」の三つの段階に分けることができます
@物事を理解するには状況が深く関わっている
私たちは過去の経験をもとに、出来事のパターンを類推します。
たとえば「女性はおしとやかでいなければいけない」という考えは文化的な背景が左右されています。認知はこれまで築いてきた人間関係や過去の経験が影響されています。 例えば、ピアノが弾けなかった人がいるとします。
自分は「ピアノには向いていない」と認知していますが、練習を積み重ねてきて弾けるようになったらどうでしょうか。「ピアノに向いている」と自分の認知が変わるかもしれません。また、周りの認知も変わるかもしれません。
このように状況の変化によって自分や周りの認知も変化していくことを、状況認知といいます。
@心身に良くも悪くも影響を与えるストレスの仕組み
私たちは何かしらのストレスを感じて生きています。ストレスとは心身に負担がかかった状態をいい、引き起こす要因をストレッサーといいます。
ストレスは自分を奮い立たせてくれる良い活力にもなれば、心身を疲弊されて病気を招いてしまうこともあります。
また、この悪いストレスを受けやすい人と受けにくい人とタイプが分かります。
受けやすい人の傾向としてせっかちな人やキレやすい人など競争心が高く周りに評価を気にする人が挙げられます。
逆に受けにくいタイプは、マイペースな人無、無頓着な人 など周りからの評価を気にしないという傾向があります。
また、精神的な要因でストレスに悩まされる場合が最も多く、我慢の限度を超ると病気を招いてしまう恐れもあります。
できれば、ストレスなく生活できるのが望ましいのですが、たくさんの人と関わりながら生きている現代社会ではそうはいきません。
ストレスは人間関係が複雑なもつれが関係していますが、これは怒りの感情と人気に注目していきます。
@怒るつもりじゃなかったのに・・・・・ついカッとなるのはなぜ?
怒りを我慢し続けると、ストレスが溜まってしまいますよね。
何故人は怒るのでしょうか。
怒りには2パターンあります。
例えば食事の約束を当日にキャンセルされたとしましょう。
一つ目はついカッとなるパターンです。「どうしてキャンセルするの!」とキャンセルされたことにカッとなるのです(怒りの喚起)。
二つ目は考えた上で起こる場合です。キャンセルされた事実から「私の事を大切に思っていないからキャンセルしたんだ」と相手の気持ちなどを考え、
認知的な判断によって怒りの感情を抱きます。
これはある種の思い込みに基づいているといえます。
このような感情は人によっても捉え方が 違ってくるのです。
@ストレスはなくならない!どう対処するかが重要
上司から「今度のプロジェクトリーダー任せる」と言われ、
「自分にできるかな」と不安に思ったり何かしらのストレスを感じたときます。このストレスに対して具体的な対処をすることをストレスコーピングといい、
大きく二つタイプがあります。
一つは自分の能力を認め、上司に相談する問題中心型。
もう一つは経験だと言い聞かせてこなそうとする情動中心型。
どちらも心を楽にすることが目的ですので、
状況によって使い分けてみましょう。
@毎日を幸せに過ごすポジティブシンキングのコツ
ストレスは生きる活力でもありますが、
過剰に抱えこむと心身を疲弊させてしまいます。
しかも、ストレスの原因となる怒りなどの感情は、自分の頭の中で判断されたものですから、自分がどのように物事を捉えるかが軽減への手口となってくるのです。同様に「幸せ」だと感じる尺度は、人によって異なります。
これを主観的幸福感と言います。
そのため、様々な人間関係を作っている現代の私たちは、物事の受け止め方がとても重要なのです。
悪いことばかりにとらわれて落ち込むのではなく、プラスの面に目を向けられるようになれば、今よりももっと「幸せ」を感じることができるかもしれません。
*性格でわかる心理学
@浪費家
誰だって欲しいものは手に入れたいと思うものです。しかし一般的には自分の懐具合と相談しその買い物が適切か判断してから購入します。
浪費家と言われる人たちは一見気前や羽振りがよく、気持ちのいいお金の使い方ををする人です。一方で度が過ぎると 適切な判断ができず、必要以上に買い物をしてしまったり、無計画にお金を使ってしまいます。その心の裏側には日常的に抑えつけられたストレスやコンプレックスを消費することで解放し、心を満たしたいという欲求があるようです
@倹約家
倹約家はお買い物やお金を無駄遣いしない人のことを言います。
「自分の力でこれだけの節約ができた 」という自己効力感を高めるためどんどん節約行為をにのめり込むこともあるのであるでしょう。
生活力のある素晴らしい生活正確ですが倹約家は貯金や節約が得意な一方で、お金を使うことで過去の頑張りが明るい未来が消費されてしまうという思い込みにとらわれている人もいます。倹約家にとってお金は自信であり安心かわりです。行きすぎると不安を感じる人もいるでしょう。またお金を愛と考え 、浪費は愛を失うことと考える人もいます。
*自己効力感:経験や成功体験が自分を押しくれると感じること
@ロマンチスト
「ロマンチスト」の語源は理想を追い求めたり、甘い空想を好むロマン主義者の思想から意味が取られています。
例えば情緒的な言葉や演出をしてくれる男性は、女性にとって非常に喜ばしい存在です。しかしその情熱的な行動が相手を喜ばせるためではなく、
そんな自分に酔う為だと 非難の意味も込めて
ロマンチストと言われるようです。
ロマンテストの心の裏には、自分を見て欲しい、自分相手に良く思われたいという承認欲求があります。しかしその行為は、自己満足になっていることが多いようです。
@保守的な人
例えば何か新しいことを始める際に、「下調べを十分してからの方がいいのでは?」と 、準備に余念のない人がいます。慎重で着実な結果をもたらす反面、掲げた目標に対して高いレベルで達成しようとする動機も低く、時に大胆さや行動力に欠けてしまうこともあるでしょう。保守的な人の心理には、
失敗恐れる気持ちや、未来を見通せないと行動に移したくない、そして責任を負いたくないという気持ちがあるようです。
行動する前から言い訳することが多く、その原因が自分にはないと予防線を張ります。
@潔癖症な人
潔癖症と綺麗好きとの差は何でしょう?
手洗いや掃除などなどする必要がないくらい綺麗なのに、していないと気が済まないのが潔癖症です。
行き過ぎると強迫観念症など、心の病にもつながる行為ですが、潔癖という文字通り綺麗さを求めることが癖になっている人には掃除は楽しいものではありません。心の不安を取り除く行為なのです。
潔癖症の原因は様々ですか、幼少期に受けた厳しい衛生面でのしつけや、場合によっては虐待などのなどがトラウマとなり、潔癖症として現れることも多いようです
@ズボラな人
ズボラとは周りから見て、取るべき態度や行動をとらなかったり、無責任な人に対して言われる言葉です。よく言えば何事にもこだわらない大らかさを持った人とも言えます。
ズボラな人の考え方の特徴には、周りに対する意識が薄く、何が起こっても仕方がないという無罰型の思考が強い傾向があります。
このズボラなタイプは、社会の中ではストレスを溜めにくく、比較的うまく生きられると言われていますが、物事を突き詰めて考えることがないために、同じような失敗を繰り返す傾向が強いです。
@頑固な人
頑固と聞くと、人の意見を聞かなかったり周りに合わせなかったりとネガティブなイメージを持たれがちです。いい方を変えると自分の意思がコロコロ変わらず、はっきりとしている裏表のない人でもあります。
頑固な人の心の中には、自分のやり方が正しいという思い込みや、過去の快体験(良い思い出)が強く心に刻み込まれているようです。
年齢が上がると「頑固親父」と呼ばれるよう、
頭が固くなると言われています。
それは判断方法や思考の柔軟性が個人差はあれ、
衰えてしまうのが原因で、計画的な頑固さとは別のところに理由があると言われています。
@優柔不断な人
一緒に食事した時、「どれにしようかな?」と注文を決められず、ずっと迷い続ける人は多いものです。ただの食事なのにどうしてあんなに迷い続けてしまうのか、改めて考えたことはあるでしょうか。
優柔不断な人というのは、物事を決めつけられない裏側で、決めつけることでのリスクや責任を負うのを避けたいと思う心理が働いています。
迷いながら多面的に物事を捉えられる一方で、周りから浮いてしまうのを恐れて、合わせようとする同調行動を取ってしまう傾向も強いようです。
迷った挙句に「じゃあ私も」と他人に合わせるのはそのせいです。
@見栄っ張りな人
自分を良く見せようと、身の丈に合わない行動をしてしまうことはよくあることです。それがエスカレートすると、見栄っ張りな人と思われてしまうようです。
言葉での見栄もありますが、ブランド物を身にまとうことで、背伸びしようとする人も多いものです。こういう人たちは、自分に自信がなく不安を感じているために、人に見られても恥ずかしくないように装います。また自分が価値がある人間であると自分自身が信じたいためでもあります。いわば弱い自分をブランド物という鎧で守ろうとしているのです。
@謙虚過ぎる人
日本人は謙虚な人が多いと言われていますが、過剰な「へりくだり」が目立つと 他人はマイナスな印象を受けるようです。
つい謙虚になり過ぎてしまう心には、自分の発信を信じられない自己評価の低さがあります。自分が何かをする前に過剰にへりくだるのは、自信がない証拠です。そして、謙虚な発言をすることで自分のプライドを守ろうとしているのかもしれません( 防衛機制)。
また謙虚な発言は、自分を低く見せて相手を持ち上げる迎合行動の1つとも言われています。周りとの軋轢を避けるため、日本人は謙虚さを身につけているのかもしれません。
@自己中心的な人
自己中心的と聞くとワガママな人を想像しますが、心理学では発達心理学者 ピアジェが提唱した乳幼児の思考のことです。
幼少期までは自分と他人を混同してしまい、区別することができません。
しかし、他人との交流を通じて思いやる気持ちが芽生え、自己中心的な考えから脱すると言われています。大人になっても自己中心的な人というのは、
子供っぽいと人とも言えます。
何でも自分の好きに考えて判断したいという人に意見を押し付けるのは逆効果です。考えを提案し、自ら判断するよう誘導することで、思考の幅が広がるかもしれません。
@イエスマン
全てにイエスと言うにはたくさんのことを我慢する必要があります。
にもかかわらず「イエス」と言う人は、自分の意見を通すことで他人に嫌われたくない気持ちにから、同調してしまうのです。
「嫌われてまで意見を通すくらいなら、合わせよう」という気持ちは、人間関係の衝突は避けられますが疲れてしまいますよね。
あなたはどうでしょう?イエスマンの自覚がある人は、我慢するだけのイエスではなく、受け入れつつも自分の意見を踏まえるなど、自分なりの対処法を得られると、気持ちが軽くなるかもしれません。
@自意識過剰な人
人間誰しもある程度は周りからどう見られているのか気になるものです。
しかし、「みんなは私のことをどう思っているのかな」と周りを気にしすぎるあまり自意識過剰になると、不安やストレスを感じてしまいます。
自分に自信がなく、自己評価も低いため、他人の目を気にしすぎてしまうのです。
そして、人と会話する時に声が小さくなってしまったり、
早口になってしまったり。
やがて、会話全体を恐れる対人恐怖へと発展してしまう恐れもあります。
これらは「失敗したくない」「恥をかきたくない」という意識が働いているためです。
@無頓着な人
見た目に関して、気にしない人は公的自己意識が低い人と言えます。
見た目だけでなく、健康、流行、色々なものに関心を示さない人がいますが、どんな心理状態なのでしょう?
無頓着な人は、いい意味で、他人の態度に左右されない自尊感情の高さがあります。また自分に自信があるとも言えます。
「他人は他人、自分は自分」と相手との心の距離を適切に保つ能力が備わっているのです。そのため、他人への依存感情は低く、
何を言われても「それはその人の考え」と受け流す強さがあるようです。
@キレやすい人
「弱い犬ほどよく吠える」というように、怒りっぽい人の心理には、自分が怒られる前に怒って身を守ろうとする防衛機制が働いていると言われています。周りとしては対処に困ってしまいますが、キレやすい人の中には不満をためる一方で、何事も自分の思い通りにならない自信のなさや弱さ、そして不安な感情があるといいます。
それらを周りに知られないために、怒りという動作で本心を隠して威嚇することで、自分の自尊感情を守っているのです。
怒りの感情は、ストレスから自分を守るための、
その人なりの対処法なのです。
@腹黒い人
自分が有利になるような発言をしたり、利益を優先されてコロコロと態度を変えていく人に対しては「腹黒い人」という印象を抱きます。
いわば、状況によって本音と建前を使い分けられる、コミュニケーション能力の高い人と言えます。
しかし実際には、腹黒い人の心の中は「こうなったらどうしよう」など、
失敗や騙されることに対しての恐れがあります。
そのため、相手の本心を知りたいという対人認知が強く、自分がどのように振る舞えば不利にならないのかを常に考えているのです。
@ナルシスト
ナルシストとは\、自分や自分の考えしか愛せない人のことを意味しますが、語源はギリシャ神話に登場する美少年 ナルキッソスが、水面に写る自らの姿に恋をしたというエピソードに由来しています。
人間は成長の段階で自分以外の他人を愛する時期を迎えると言われていますが、いつまでたっても自分にその感情が向き続けたとき、人はナルシストになってしまうようです。
自己愛を持つことは悪いことではありませんが、自分の考えしか愛せないのが厄介なところ。
自分を認めない他人はおかしいという、自己陶酔を見せる傾向にあります。
@引っ込み思案な人
「出る杭は打たれる」ということわざにもあるように、日本人出しゃばった 行動を控える為、引っ込み思案な人が多いようです。
他人から嫌われることを恐れ、「もし、こうなったらどうしよう……」と先のことまで考えてしまう傾向にあります。そして考えすぎて しまうため、ますます奥手になってしまうのです。
それらには、自己評価や自信の低さが関わっています。
出しゃばらないことで、人間関係を円滑にやり過ごせたように思えますが、
根本的な解決に至っていません。
時には向き合う勇気が必要となるでしょう。
@せっかちな人
せっかちな人とは落ち着きがなく、
先へ先へと進みたがる傾向の人を言います。
仕事や課題に対して目標をクリアしようとする意識や
競争意識が高い人も、せっかちになりがちです。
そして、目標を早く達成しようと時間を気にします。
逆に言うと、闇雲に時間を費やすことに恐怖心を抱いているので、
「自分の思った通りのことが動いてほしい、自分のペースを乱されてほしい」という強迫観念もあるようです。
意欲の高さがプレッシャーに変換されがちなこのタイプは、ストレスを抱えやすく、身体的な負担となっているかもしれません。
@マイペースな人
せっかちな人に対してのんびりな人ほどはどうでしょう?
ここでは自分のペースで行動できる人の心理を見ていきましょう。
マイペースな人は、物事をあらゆる角度から冷静に見ることが出来ます。
また、その場の状況に流されずに自分の意思で判断する「場独立型」の
志向が強く備わっています。
すなわち、他人や社会に依存せずに、自分を信じて行動できるタイプと言えます。
しかし、自分はこれでいいんだという自尊感情が高すぎると他人の話を一切聞き入れようとしないため、周囲から「扱いにくい人」と思われることもあります。
@几帳面な人
整理整頓がきちんとなされることは良いことです。しかし同じように、他人に几帳面さを強要すると、周囲が窮屈な気分になり、一転うっとうしさが出てしまいます。
また几帳面すぎる性格は、潔癖症と並び、一種の脅迫性障害(些細なことが頭から離れないこと)に分類されます。秩序を乱されること、汚されることへの恐怖感が、几帳面さに 拍車をかけてしまうのです。
このタイプは、几帳面であることが安心感であり、
強いこだわりになっています。
そのため 粘着質な性格を併せ持っている場合もあります。
@片付けられない人
片付けられない人には、完璧主義者で片付けに取り掛かる前に疲れるタイプと、優柔不断なために捨てるものが選べないタイプの
2つに分類できます。
そして生活に支障をきたす場合に ADHD(注意欠陥多動性障害)など脳の障害の可能性もあるため、原因究明には注意が必要です。
また、部屋の綺麗さは 心の状態とも言われています。
人間関係、仕事、恋愛などで悩んでいる場合、
心に余裕ができないために、思考停止に陥って、片付けができないのかもしれません。心の状態と部屋の状態は密接に関係しているのです。
@浮気する人
「男の浮気は本能」なんて言葉があります。
これは種の保存として考えた場合、進化心理学上は正しいと言えます。
しかし、あの人この人と移りが激しいタイプには、男女問わず心理学的にはいくつかの傾向があると言われています。
ナルシスト傾向の強い人は他人からの承認を自分の価値と考えています。
その結果、多くの異性に求められる自分に価値を感じ、浮気に走るいわれています。
また情緒不安定なタイプは、自分の気分によって相手を求めます。
気持ちが高まったり沈んだりしたタイミングで、浮気に走ってしまう傾向が多いのです。
@束縛する人
恋愛の形は様々ですが、
一方的に制限を加えて行動のわけを奪う「束縛」は、あまり良いこととは言えません。
束縛する心理は様々ですが、
好きな人を独占したいという気持ちには「一緒にいたい」という親和欲求の強さが関係しています。
また愛情や自分への自信のなさ、相手を失うことへの恐怖感から、依存感情を持ってしまい、執着や束縛をしてしまうこともあるでしょう。
ただ本人同士が負担を感じないレベルであれば、強い信頼関係にも繋がります。束縛が駄目なのではなく、お互いの心地よさを書いた関係性が問題なのです。
@一匹狼
他人をと群れず単独行動をとる人のことを、
狼の行動習性になぞらえて「一匹狼」と言います。
自分の判断や責任でけることは、しっかりとした意思の強い人と見え、
一目置かれることもあるでしょう。
一方で、空気を読むことや周りに流される群衆心理への嫌悪から、周りに合わせたくないという信念を持っている場合もあります。
しかし、狼はもともと単独行動をとる動物ではありません。
そして人間も単独行動で生きるのは不可能です。
本心では、「自分のことをわかってほしい」と
真の理解者を求める孤独さが、心の中にあるのかもしれません。
@世話好きな人
世話好きな人をイメージすると、主に中年女性を思い浮かべる人が多いかもしれません。
なぜ女性なのかと言うと、女性の方が自分の周りの人に、存在を認めてほしいという承認欲求や、誰かのそばにいたいと思う親和欲求の高さがあるからです。
その結果、世話好き行為に走るのです。
また自分と向き合いたくない時に、他人のことをあれこれ世話することで、
問題をごまかそうとする気持ちが働くこともあります。
どちらにしても人の気持ちを考えず、自己満足のために行う世話好きは、
だいたいがおせっかいと煙たがられてしまいます。
@八方美人
八方美人は字の通り、誰にでも好かれようと愛想振りまく人のことです。
誰からも好かれたい心理には、好かれることで価値を感じたいという自己評価の低さがあります。
また人から拒否されることに恐怖を感じ、無理をして周りに合わせるという屈辱的同調をしていることがほとんどです。
ただし、人間関係を円滑にするための振る舞いが、自分を苦しめてしまうこともあります。誰にでも良い顔をして人に合わせた結果、自分の気持ちや考えをうまく伝えること(自己開示)ができなくなり、
ストレスを抱えてしまうのです。
@見下す人
自分と他人を比較して、相手よりも上に立とうとする人は多いものです。
女性同士では、褒めて相手をけなす「マウンティング女子」という造語まで生まれました。
他人を見下す人の中には、
「相手を従わせたい」という支配欲求がある反面、コンプレックスを消したいために、「そんなことも知らないの?」と相手を批判するタイプがいます。
これは「引き下げの心理」と言われ、相手の価値を引き下げることで、自分の劣等感症状を和らげようと反射的に行っているのです。
つまり、見下し行為は、自分を守るための防衛機制からくるものと言えるでしょう。
@ステレオタイプ
「あの人は警察官だから正義心が強い」など、
性別や職業、集団に対するすでに単純化されたイメージで物事を決めてかかっている人は、ステレオタイプな考え方の持ち主と言えます。
「複雑な物事を簡単にして捉えたい」という心理が働いているため、
相手のことを理解しないまま誤ったレッテルを貼ってしまうのです。
つまり肩書きや見た目を利用して判断させるハロー効果に影響されやすい人とも言えます。「頑固な人」と言われる人もこのタイプです。
新しいものを受け入れるよりも過去の経験から判断するため、他を受け入れようとしないのです。
@自由気ままな人
社会の中で生きる以上、
私たちはある程度道徳や習慣に従って生きています。
しかし、中にはそれらにとらわれずに生きる人がいます。
周りから自由気ままな人と言われ、羨ましがられることもあるでしょう。
このタイプの多くは「縛られたくない」という気持ちがあるだけでなく、
トリックスターと呼ばれる、秩序を壊して新しいものを創造する力にあふれています。
仕事で既存のルールにとらわれずに新たな企画を通す人などに多いかもしれません。
この場合、賞賛の意味が込められていますが、
度が過ぎると変人と思われてしまうこともあるようです。
@あまのじゃく
「あまのじゃく」とは、思ったことと逆のことを言ってしまう人を指します。
心の中では、本当の気持ちがバレてしまうことに恐れを抱いている場合があります。
また本心と反対の言動をとって、自分の心を安定させようとすることを反動形成と言います。
反動形成とは、自分を守ろうとする防衛機制の一種で、恥ずかしいなどの感情から自分が傷つくのを防ぐ心理的な作用のことです。
好きな子に、ついちょっかいを出してしまうのは、
典型的な反動形成です。
ちょっかいを出すことで、相手に自分の存在を認められたいという欲求があるのです。
@正直すぎる人
子供が思ったことや夢を本当のことのように話すのは、自分が見たもの聞いたものが全てで、多面的なものの見方ができないからです。
私たちは大人になるにつれて”嘘をつく必要性”を知ってきます。
正直すぎる人の中には、多面的に物事を判断する力が弱い傾向に傾向があるようです。そのため思ったことを包み隠さず言動にしてに現してしまい、
「空気が読めない人」と思われてしまうのです。
自分の心に素直になる事は素晴らしいのですが、「正直者が馬鹿を見る」ということわざもあったり、社会に適応できない正直者は、周りから煙たがられてしまいます。
@疑り深い人
「とっても素敵だね」と言われた時、「どうせお世辞なんだろう」と疑ってしまう人は多いものです。これは人と比べて「自分は劣っている」という自己評価、自尊感情の低さが要因の一つです。
そのため 彫り深い人は、
心のバランスを保とうと相手を見下す傾向があります。
劣等感を和らげようとするためです。
また、「騙されて傷つけたくない」と思っているため、思い込みで疑ってかかる 妄想性認知が発生することも。
「この人が褒めるのは、お金が目的なんだ」など、事実を歪んだものとして解釈してしまう恐れがあります。
@騙されやすい人
何でも自分で調べて正しく判断しているつもりなのに、騙されたり損をしてばかりの人がいます。
騙されやすい人の心の中には、たとえ真実味がなくても「こんなに調べたんだから間違いない」と、調べたことで確信が高まってしまいます。
そして、周りからの妥当な意見が得られると、行動に移してしまう社会的真実性が働いています 。
たとえ同じ意見の人が何人かいれば、なんとなく正しいことのように感じられてきたり、何らかの情報を大量に目にすると、その話が正しいことのように感じられるのは、これらの心理が働いているからかもしれません。
*顔の動きでわかる心理学
@眉を寄せる
人はイライラ苦痛などマイナス感情を抱くと眉間にある筋肉が反応し、
眉間のしわが寄ります。これは目から入る光の量を減らすために無意識に行なっているという説もあります。また一人の時眉間にシワが寄る場合は深く考えごとをしているとも言われています。
@唇をなめる
人は警戒した時につい唇をなめてしまいます。
それは緊張すると交感神経が刺激され唾液が少なくなり、唇が乾くことがあるからです。また心理的な意味では、自分の体で自分に触れる行為は緊張や不安を解く欲求が満たされることから、唇をなめるとも言われます
@ため息をつく
悩みがあると人はため息をつきます。
頻度が多いと深刻に感じますが、
たくさんつくからといってそうとは限りません。
ため息はストレスを解消させ、リラックス効果を高めることができるのです。
深刻だからつくというよりも自分を守るために行う自然な反応なのです。
@目線をそらす
興味のない話題をふられると、人は自然と目線を逸らしてしまいがちです。
これは無意識に相手の話を拒否する気持ちが表れているからです。
また、相手と一線を画したいときや、何かを隠していて、
ごまかしたいと思う心理からも人は視線をそらします。
@右上を見る
右上に無線を泳がせると、嘘をついている可能性があります。
それは右上を見ると嘘なのではなく、体験したことのない話を思い浮かべるため、左脳とつながる 右半身を使うからです。右上に無線が動くとき、
想像力を働かせて何かを考えたそうとしているのです。
@左上を見る
何か質問された時、考えながら左上に目を動かすことがあります。
これは過去の体験や経験を記憶を、右脳を使ってイメージとして思い出している結果の行動と言われています。右脳は左半身を支配している為、
イメージを呼び起こす際には、左側に視線が動くのです。
@右下を見る
気持ちいい、痛いといった身体的感覚と、それに関連する感情を思い出し、理解しようとするとき、姿勢は右下を向くと言われます。
例えば事故なので強烈な痛みを伴った人は目をつぶってしまいますが、
実はつむった目の下で眼球は右下を向いていると言われています。
@左下を見る
左下を見つめているとき人は心の中で自問自答を繰り返しているのかもしれませんこれは物事を深く考える人に多く見られる行動です頻繁に行う人ほど思慮深く内向的な性格とも言われています急に左下を見た場合結論が出るまで待ってみるのもいいかもしれません
@瞬きする
通常、まばたきは1分間に成人男性で20回、女性で15回ほどと言われています。会話の最中、相手のまばたきが多いと感じる場合、
不安や緊張を取ろうとしているのです。したがってその話題について触れて欲しくない気持ちが表れているのかもしれません。
*姿勢態度から見る心理学
@肩をすくめる
寒いと冷えから身を守るために肩をすくめて身を縮めます。
肩をすくめる仕草は肉体的心理的な不安や心配の表れです。
相手に対しては、消極的な状況です。
また、肩をすくめて両手を開く仕草は、欧米では相手の言葉に対する疑問や困惑を示しています。
@イスから腰を動かす
退屈している人は、椅子から腰を浮かせて座り直したり、足を組ん直したりします。相手の話に関心がなかったり、飽きてきたサインです。
表情には出さないものの一刻も早く話を打ち切りたいと思っています。
話を終えたいけど言えずに我慢しているとも言えます
@前傾姿勢になる
会話の内容に興味があるかないかは、姿勢から判断することができます。
話をもっと聞きたいと思えば、人は上体を傾け、前のめりになります。
また話す側も思い入れのある話題で熱が入ったり相手に興味があると、
前傾姿勢になっています。
@テーブルの上にあるものをどかす
人は、好きな人や興味のある相手の前では、
テーブルの上のものをどかします。
相手と自分の間に障害物を作りたくないと思うからです。大事な話の席では前のめりになるため、テーブルの上に物があると邪魔になりますし、物をどかすと心の距離が縮まります。
*手や腕の動きからわかる心理学
@軽く手を握る
相手に対し興味を持っているとき、人は自分の手と手を軽く握る傾向があると言われます。これは相手を拒んだり壁を作ることなく受け入れている状態と言われます。現在の話題やその場の雰囲気を楽しんでおり、
平常心でリラックスして会話に馴染んでいるサインです。
@指を広げる
テーブルの上で手を握らず指を広げているのは、
実はリラックスした状態です。
警戒するようなことがなく相手を受け入れています。
軽く指を手の内側に向けている時も同様です。性格としては明るく活発で裏表がなく人とすぐ打ち解けられる人です。
@拳を握る
拳をギュッと握りしめているとき人はあまり良い感情を抱いていない傾向があります。不安や警戒心から自分を守ろうとしています。相手の話をしっかり聞いているように感じる動作ですが、実は緊張して何かを我慢したり拒絶を表しているのかもしれません。
@手を隠す
手をポケットに入れて隠したり手を後ろで組む仕草には本心を知られたくない気持ちが隠されていますて値打ちを隠すという言葉があるように隠し事があるとき人は手を抜けないようにするのです反抗的に見えて実は不安や警戒心を隠していたのです
@手を組む
相手の前で手を組む仕草は、拒否感や 敵対心が表れわれています。
相手が手を組んでいたら、心配事を隠しているかもしれません。
手を組むとき、どちらの親指が上になるかで、
性格がわかると言われています。右の場合は直感型。左の場合は慎重型の傾向があります。
@肘をつく
テーブルに肘をつく行為は、
不満を感じたり退屈しているサインと言われています。
あなたの話に飽きている可能性もありそうです。
また一人の 時に肘をつく癖がある人には、自己主張を好まずお人好しに振る舞おうとする心理があるのかもしれません。
@頭をかく
ドラマで研究者が難題にぶつかり、頭をかきむしる仕草を見かけます。
無理難題に悩んでいるとストレスでかゆみを覚え、気持ちを落ち着けるために頭をかくのです。また頭をかくのは完璧主義で、自己中心的な生活の人ほど出やすいクセとも言われています。
@腕を組む
腕を組む高さによって、心境は異なると言われています。
高い位置での腕組みは、強さや地位の高さの象徴。
肘を突き出すような腕の腕組みは、防御や拒絶を意味しています。
体を丸めるように深く腕を組んでいたら、自分を抱きしめて守り不安を和らげようとしています。
@コツコツ叩く
焦ったりイライラしていると、
指やペンでテーブルをコツコツと叩く人がいます。
このような行動は早く話を切り上げたい。
相手の話が退屈で不快だというサインです。
仕事のペースは早いけれど、
自信家で強引な人に多い仕草と言われています。
@両手で頬を触る
頬を触る構造は緊張をほぐしたい早く落ち着きたい時に表れます。上がり症の人に出やすい仕草で、不快感を覚えてストレスを抱いた脳は、通常の状態に戻ろうとします。それが苛立った自分を眺めるための、頬を触る行為につながるのです。
@あごを触る
話を聞いている時にアゴに手を当てたりアゴをさする仕草をは、
自信家で自尊心の高い人に多く見られます。
上の立場から相槌をうって話に同意し関心を示しています。
あとは首という弱点に近い場所であるため、自信と警戒が仕草に出やすい場所といわれています。
*脚の動きから見る心理学
@脚をまっすぐ正面で閉じる
脚をそろえて座る時、開いている時とでは、印象が変わります。
相手を体の正面でまっすぐ閉じて座っていると真面目でかしこまった印象を与えます。相手を警戒していたり、自分のことに踏み込まないでほしいというサインを出しているとも受け取れます。
@右脚を上に組む
右脚を上にして組む人は、内気で気持ちを表に出すのは、
苦手なタイプが多いようです。
自己主張することは少なく、はっきり意見をいうことを嫌います。
自分の世界を持ち人の心に気やすく踏み込むこともしません。
礼儀を重んじる常識的な人でもあります。
@左脚を上に組む
脚を組んで座るとき、人の心理はリラックスしている場合と
不安や悩み事がある場合にわかれます。
積極的に話を進めたがる人は左脚を上に組んでいるかもしれません。
左脚を上にして組むときは、自分に自信があり、リラックスしているして積極的になっています。
@脚をすぐに組み替える
女性が脚を組んでいる姿はとてもセクシーに見えますね 。
女性は相手を意識している時に脚を組みます。
男性の前で脚をすぐに組み替えると強いセックスアピールになります。
好きな相手に構って欲しい時や、退屈しているときにも見られるしぐさです。
@足首をクロスさせる
電車の中で、足首をクロスさせて座っている子供を見ることがあります。
足首をクロスさせて座る人はリラックスしており、周りにあまり気を使わないマイペースな人が多いようです。ロマンチストで空想の世界を好み、子供っぽくて甘え上手な面もあります。
@つま先と視線が逆
退屈な話でも、相手が上司なら、
しっかり相手を見て聞かなければいけません。
ところが座って会話している時上半身は相手の方を向いているに、
つま先は逆を向いている場合は要注意。本音を隠しているつもりでも、脚の動きには正直な気持ちが出てしまうのです。
@貧乏ゆすりをする
貧乏ゆすりにはあまり良いイメージがありませんが、緊張やストレスを和らげる効果があると言われています。足を小刻みに動かすことで気持ちを落ち着かせているようです。足先で床をコツコツ叩くなら不満や警戒心のサインと見ることもできます。
*挨拶や握手から見る心理学
@目を見て挨拶
挨拶は、自分の存在を相手に伝えるための重要な手段です。
挨拶の仕方で相手の印象が変わってきます。
挨拶が丁寧な人は仕事でも真面目で几帳面です。
ただしプライベートではあまり深い付き合いを好まず、さっぱりとしたやり取りになります。
@他の事をしながら挨拶
作業しながら挨拶をされると心象は良くありません。
挨拶は他人関係の基本とも言われているため、重要視していないとなると 、周りの目を気にしないズボラな人かもしれません。そのような人は、周囲の人の意見に左右されない自尊心が高い自信家である可能性もあります。
@挨拶しない
挨拶しない人の中には、
人に話しかけるのは苦手で声が出ないという人がいます。
その場合本人とって挨拶は非常に難しいことです。
馴れ合いから挨拶を忘れがちな人もいますが、特定の人にだけ挨拶をしないなら、相手より優位に立ちたいという思いがあります。
@がっちり両手で握手
握手には好感度を上げる効果があります。選挙運動では政治家が有権者の心をつかむために両手でしっかり握手をします。上手でガッチリと握手する人は情熱的リーダーシップのある人です。仕事の場面では積極的で力強い印象を与えます。
@力のない握手
弱々しく手に力が入らない握手は相手との付き合いに積極的でないことを示します。ただ日本には 握手の文化があまり浸透していません。
相手の体に直接触れることに関しては、気恥ずかしさやが生まれます。
そのため力強い握手を避ける人もいるでしょう。
@軽く触れる程度の握手
初対面の男女は仲良くしたい気持ちがあっても、握手がぎこちなくなってしまいます。その結果、握手は軽く触れる程度になります。
お互い相手に気を使っている状態です。真面目な印象で特に女性は警戒心が強く、男性との接触には過敏になります。
@手汗をかいている
汗をかくなどの生理現象はには本心が表れます。
手のひらをには汗腺が多くあり、緊張すると汗をかいてしまいます。
体に汗をかく人は人付き合いに消極的です。内気で人見知りする人は握手をすることに緊張して、なおさら手に汗をかいてしまうのです。
*会話中の動作から見る心理学
@オーバーリアクション
内気な人が、オーバーリアクションをしている時は、本心を悟られないようにしている可能性があります。
また好きな人に対して反応が大きくなる人や商談や打ち合わせで大げさな人は話を誇張して自分をアピールしているのかもしれません。
@必要以上に礼儀正しい
礼儀正しい振る舞いには振る舞いは、相手に好印象を与えます。
しかし親しくなってからも敬語で話し、必要以上に礼儀正しい人がいます。
これは相手と一定の距離を保ちたい気持ちの表れです。
警戒心が強く、自分の本当の気持ちを相手に知られたくないのです。
@噂好き
口を開くと「あの二人付き合っているらしいよ!」
と噂好きな人がいますよね。会話は親交を深める手段でもありますが、
噂話が好きな人は情報収集が得意で仲間意識の強い人です。
さらに噂話をするとストレスや不安が軽減されることが分かっています。
@耳打ちをする
「ここだけの話だけど…」と秘密を耳打ちされると、
相手のことが気になってしまいます。
小声で耳打ちされると相手の話に興味を持ちますし、注目されたい時にも効果があります。ヒソヒソ内緒話をするのは、
相手と仲良くなりたいからかもしれません。
@自慢話好き
自慢話をする人には、褒めてもらいたい認めて欲しいという
気持ちがあります。
あるいは自分は特別だと考えているのかもしれません。
自信のない人にとっては、自慢話をすることで自分の抱いている劣等感を無意識のうちに解消するしようとする心理があるのかもしれません。
@聞き間違いをする
聞き間違いや言い間違いには、その人の本音や願望が隠れています。
「美容院」に行きたいと思っていたら、「病院」を「美容院」と聞き違いてしまうことがあります。疲れていたりストレスによる興奮や動揺から間違いが多くなることもあります。
@すぐに「すみません」と言う
すぐに「すみません」という人には二つのタイプがあります。
一つは自分に自信がなく自己否定の気持ちが強いためにすぐ謝る人です。もう一つは自分に自信があって謝るタイプです。
争いを避け調和を乱さないように「すいません」と言うのです。
@カタカナ語を連発
コンプライアンス、エビデンス……カタカナ語を連発する人はいませんか?
ビジネスの中にはあえてカタカナ語や難しい言葉を使うことで、
知性的に見られたいと思う人がいます。
逆に言うと自分の実力に自信がなく、それを隠そうとしているのです。
@昔話を良くする
「昔はよかった」「昔はこんなことなかったのに」と頻繁に昔の話をする人がいます。今の自分に自信がなくても、過去の良い体験を話すと幸福感がよみがえります。昔の苦労話をする場合は、自分の弱い面を見せて相手に親近感を持たせたいこともあります。
*歩き方から見る心理学
@ゆっくり歩く
ゆったりと大股で歩く人は、器が大きく物事を客観的に見られるタイプです。幕末の偉人西郷隆盛に代表されるような、
リーダー気質のある人のある方です。
歩く速さや歩き方には人それぞれ個性がありますあり、
自然とその人の心理や性格が表れます
@小走りで歩く
小走りで歩いている人は、目的意識がはっきりしていてモチベーションが高い状態です。このタイプの人は、フットワークが軽くて明るく社交性があるので、誰とでも打ち解けられます。しかし、気遣いが出来る反面、相手の気持ちの裏側を読みすぎる傾向もあります。
@テンポよく歩く
背筋を伸ばし、一定のテンポでリズミカルに歩くと、
気持ちが前向きになります。
この歩き方をする人は、
自分に自信があり実際に仕事ができる有能なタイプです。
明るく積極性があり、恋愛でも直球勝負で自分の思いをぶつけて相手を追いかけます。
*話し方からわかる心理学
@早口で話す
普段から早口な人と、会話の途中で急に早口になる人がいます。
普段から早口な人は頭の回転が早く結論を導くのが得意です。
一方会話の途中で相手が急に早口になったら、
嘘をついているのかもしれません。
動揺を隠そうと早口でおしゃべりになるのです。
@ゆっくり話す
病院で先生が相手のペースに合わせて、ゆっくり話してくれると安心感が湧きます。ゆっくり話すのは、相手に合わせる余裕のある人です。
また男女がデート中にゆっくり話すようになることがあります。
この場合は大人の関係を期待しているのかもしれません。
@抑揚がない
声の大きさだけでなく、話し方にも相手の心理状況が表れます。
あまり抑揚のない話し方をするなら、
感情表に出さない引っ込み思案なタイプです。
相手から見ると、どんなことを考えているかわからず、ミステリアスな印象を与えることもあります。
@トーンが上がる
女性は好きな男性に話しかける時、声が高くなります。
高い声を出すことで性的魅力をアピールしているのです。
男性の場合、緊張や投票で声が高くなることがあります。
男女ともに共通して声のトーンが上がるのは、
興奮していたり怒っている時です。
@声に張りがない
悩みがあって落ち込んでいたり、体
調が悪くて声に張りがなくなることがあります。
自分に自信がないとき人は声が小さくなるのです。
ただし気分や体調に関係なくいつもボソボソ話すなら、
マイペースで、人からの評価を気にしないタイプかもしれません。
@声が大きい
人は自分の発言に自信を持っているかどうかで、声の大きさを調整します。発言に自信があるときは声が大きくなります。会社の会議でも、大きな声で話すと自信があるように見えます。
大きな声でハキハキ話す人は、相手に信頼され意見が通りやすいのです。
*笑い方から見る心理学
@快活に笑う
口を大きく開けて明るく快活に笑うと、心を開いている印象を与えます。
誰とでも仲良くすることができ社交的でユーモアがあります。
表裏がなく本音を隠すのが苦手で正直なタイプです。恋愛でも駆け引きをするより感情をストレートに表現するでしょう。
@「ふふふ」と含み笑い
上品な女性が口を開かず「ふふふ」と含み笑いをすることがあります。
小声で「ふふふ」と笑う人は、
素の自分をさらけ出すことをかっこ悪いと思っています。
感情のコントロールができていて、
笑いながらも、自分の表情を気にかけ、周囲の反応を観察しているのです。
@「ふん」と鼻で笑う
人を見下したように「ふん」と鼻から息を抜いて笑う人がいます。
鼻で笑う人は、高学歴のエリート層に多いようです。
しかしバカにしているわけではなく、単なる癖なのかもしれません。
その場合は人からどう見られているか気にしないタイプです。
@よく笑う
よく笑う人の周りには人が集まります。
よく笑う人は人と仲良くしたい、人と一緒にいたい、という
気持ちが強い人です。
よく笑う女性はノリが良く気持ちに余裕があり、異性にモテます。
また女性は関心のない相手に対しても笑顔を受ける傾向があります。
@あまり笑わない
あまり笑わない人は、クールで知的に見えますね。
あまり笑わない人は他人をよく観察していて、競争心が強いタイプです。
女性の場合なら人見知りしがちな人です。
また男性は好きな女性の前では、相手の反応が気になり、
緊張して笑わなくなります
@無表情
人の表情は、複数の筋肉から成り立っており、ちょっとした眉の動きでも表情が変わります。相手の表情が読み取れないとしたら、
無関心だというサインか、心に不満を抱えている場合です。
ストレスを溜めていて、感情を表に出せない状態かもしれません。
*口癖からわかる心理学
@あなたのため
何かにつけ「あなたのため」というのが口癖になっている場合、価値観の押し付けやおせっかい、世話好きを正当化しようとしています。自分が優位な立場であることを示そうとするのです。
よく聞くフレーズ:「厳しい かもしれないけどあなたのために言っているの」
@あのね
「あのね」という言葉は、子供が大人などに話を聞いてほしいときに使いがちな言葉です。
大人になっても「あのね」多用する人は、無邪気で素直な反面、幼さが抜けないタイプかもしれません。
よく聞くフレーズ:「あのね~聞いて!」
@忙しい
あえて「忙しい」という裏側には、時間管理ができない言い訳や有能な自分をアピールしたい願望があります。つい口走ってしまいがちですが、忙しいということで救われているのは実は自分かもしれません。
よく聞くフレーズ:「あ~忙しくって2時間しか寝てないよ~」
@いや
会話のはじめに「いや、だから…」と、何でも相手の発言を否定するような言い方を無意識にしてしまう人がいます。 一旦は人の話を受け入れても自分の話を通す意思の強い人だと言えます。
よく聞くフレーズ:
A:「これ、おいしいね」
B:「 いや、まあそうだけど、こっちの方が美味しくない?」
@一応
自分の発言に自信がない時の予防線となる反面、相手を不安にさせる口癖のひとつです。
また、相手に指示されるのを嫌う人も反抗心からよく口にします。はっきり断らず、控えめに協力する意思を見せるのです。
よく聞くフレーズ:「まぁ、一応それでやりますけどね」
@えっ
反射的に入ってしまう人は、臆病で疑い深いタイプに多いと言われています。
「えっ」と言って間を作ることで、気持ちを安定させようとしているのです。
また予想外の話をふられた時にも当てはまります。
よく聞くフレーズ:
A:「おはよう!」
B:「えっ、あっ、お、おはよう」
@お金がない
「お金がない」が口癖の人は本当にお金がないと言うよりも、それ以上に気持ちに余裕がない人です。「ない」 打ち明けることで、「もしなくなったら・・・・」という不安な気持ちから、
楽になろうとしています
よく聞くフレーズ:「いや~お金が無いから、毎月カツカツだよ」
@可愛い
キャラクターやペット、男性に対しても「可愛い」と評価する女性を多く見ます。その対象を自分と同等以下だと比べてしまっている場合や、「かわいい」ということで共感を求めている場合があるようです。
よく聞くフレーズ:「あの人、キャラクターみたいでなんか可愛いよね~」
@基本的に
必要のない場面で、話の前に「基本的に」つける人は、理論的な思考を好みます。数字はデータによる説明を重視し、割り切った考えが得意ですが、柔軟性に乏しく相手に冷たい印象を与えることもあります。
よく聞くフレーズ:「基本的には、マニュアルに沿ってこの数値を生かしていきます」
@逆に
「逆に」を頻繁に使う人は、自己顕示欲が強く、相手の意見を転換することで話の主導権を握ろうとする心理が働いています。しかし、よく聞いていると「逆に」ではない内容の場合が多かったりします。
よく聞くフレーズ:
A:「今日の気分はラーメンかな」
B:「逆にパスタとかでよくない?」
@ここだけの話
もったいぶって「ここだけの話だけど」と話し始める人には、自分の話に興味を持って欲しい気持ちがあります 。「あなただから話すけれど」と切り出す人は、自分の存在をアピールしたいと考えています。
よく聞くフレーズ:「ここだけの話だけど、来月から異動になるの」
@じゃあ
会話の中で「じゃあ」をよく使う人は、結論を急いだり、せっかちな人に多いようです。そのため相手の話をあまりよく聞いていない場合があります。また好奇心が強く刺激を求める人もよく使う言葉です。
よく聞くフレーズ:
A:「明日の会議に参加できないかもしれません」
B :「 じゃあ、会議は中止でいいですよね」
@しょうがない
「くよくよしてもしょうがない」という前向きな使い方もあれば、
「忙しかったからテストの成績が悪くてもしょうがない」と自分への 慰めで使うことがあります。
後者の場合、失敗した時の予防線を張っているのです。
よく聞くフレーズ:「塾に通ってないから不合格でもしょうがないよね」
@すごい
何でも「すごい!」と反応する人は、場を盛り上げることのできる社交的な人です。
また、自分の意見を主張するよりも、相手を褒めてその場の空気を壊さないように大事にするタイプの人に多いようです。
よく聞くフレーズ:
A:「 釣り好きなんです」
B:「すご~い!かっこいいですね」
@絶対に
「今度は絶対に勝つ!」とアスリートがよく発言しているのを耳にします。絶対を多用している人は理屈でなく、感情で物事を判断している場合があります。
また、自分自身に言い聞かせている傾向もあるようです。
よく聞くフレーズ:「フラれたけど絶対に諦めない!」
@大丈夫
人に心配されると、つい「大丈夫」と答える人がいます。心配されることは悪いことだと考える自己評価の低い人に多い口癖です。他人に迷惑をかけると思い込み、悩みを我慢しているのかもしれません。
よく聞くフレーズ:
A:「この感じだと締め切りに間に合わないよね」
B :「あっ、いえ・・・大丈夫です」
@だから
「だから言ったのに・・・・・」など、会話の初めに使う人は、いつも自分が正しいと思い、自分の意見を相手に押し付けようとする傾向にあります。
相手の主張 その都度反発すると「頑固なやつ」と思われてしまいます。
よく聞くフレーズ:「だから最初からそうすれば良かったじゃない」
@だって
「でも」「どうせ」などのローマ字の Dで始まる、相手を不快にさせる言葉を D言葉と言います。責任を環境や他人に押し付ける言い訳が多いようです。自分を守るための防衛機制が働いていると言えます。
よく聞くフレーズ:「だって、指示通りやりましたし」
@ちなみに
話し好きな人はそれまでの話に付け加えて、
関連のある話題を続けるために「ちなみに」を使います。
たいした情報を持っていなくても、有益な情報を持っていると相手に暗示させ、指導権を握ろうとしています
よく聞くフレーズ:「ちなみに、この会社にはイケメンがいるんだよ」
@ていうか
相手の話を「・・・・・ていうか」と遮る人は、
自己主張がはっきりしていることが多いでしょう。
また話の冒頭から使っている場合は自信がなく、周りから共感を得たいという気持ちが働いているようです。
よく聞くフレーズ:「ていうか、私は悪くないんですけど」
@でも
「でも」という言葉で相手の意見を否定する背景には、
自分を認めて欲しい気持ちがあります。
他人に否定されたくないけれど、相手からはかまってほしい、という複雑な心理が働いています。
よく聞くフレーズ:
A :「別れた方がいいよ」
B:「でも、彼には私がいないとダメなの」
@どうせ
自分を卑下してしまうこの言葉の奥には、本当は相手に「そんなことないよ」と、相手に褒められたいという気持ちが込められています。自己評価の低い人や承認欲求の強い人に多い口癖です。
よく聞くフレーズ:「どうせ俺はカッコ悪いし、フラれるよ」
@どっちでもいい
興味のないことには、本心から「どっちでもいい」といいます。しかし、自分の中で答えが出ていても「どっちでもいい」と言うことがあります。この場合は、自分の好みをわかってほしい期待から言うのです。
よく聞くフレーズ:
A :「焼肉とフレンチどっちが食べたい?」
B:「 どっちでもいいよ」
@とにかく
「とにかく」という言葉で話をつなぐには理由が必要です。相手の話を受けて、行動に移したい時に使います。たとえ反対意見があっても自分の意見を主張し、実行したい人がよく使う言葉です
よく聞くフレーズ:「そんなことはいいから、とにかく先に進めようよ」
@なるほど
「なるほど」が口癖の人の場合 理解していると見せかけて聞き流している可能性があります。よく使っている人は、もしかしたら理解しているようで実はきちんと理解していない、大雑把な性格の持ち主かもしれません。
よく聞くフレーズ:
A :「この商品はここがポイントなんです」
B :「なるほどですね・・・・・・・・・」
@なんか
何を話しても最初「なんか」をつける人がいます。曖昧な表現なので、争い事を好まず人付き合いを穏やかに進めたい人がよく使います。相手の反応を気にして、はっきりした言い方を避けているのです。
よく聞くフレーズ:「なんかこのアイディア、新しさが足りないんじゃない?」
@なんで
「なんで」という言葉は、疑問と同時に否定の意味を持つことがあります。
「なんでこんなことができないんだろう」と自分を責めてしまう人は、ストレスを回避する気持ちから、あえて疑問の言葉を使うのです。
よく聞くフレーズ:「ねえ、何でやらなかったの?」
@普通は
自分の主張を通すために「普通は」を多用する人がいます。一般論から結論を導き、
主張に説得力を持たせたいと考えています。周りがこうしているから、あなたもこうすべきという気持ちが込められています。
よく聞くフレーズ:「普通は、新人が先に挨拶するけど、ね ~?」
@別にいいけど
人から意見を求められた時、「別に・・・・」と答える人がいます。そこには言ってもしょうがないという諦めの気持ちや、言いたいことが言えない欲求不満が表れています。自ら壁を作ってしまいがちです。
よく聞くフレーズ:「別に私はいいけどさ・・・・」
@変な話
相手が「変な話」を切り出したので聞いてみると、
普通の話だったということはよくあります。前置きとして、あなたにとって変な話だったとしても、気を悪くしないでほしいと、予防線を張っているのです。
よく聞くフレーズ:
「変な話、この作業にどれだけの時間をかけてるのって感じよね」
@本当に?
「本当に?」と何度も確認する行為は、物事の信憑性を高め、裏付けを取ることにつながります。疑い深く慎重な人に見られる口癖です。また疑問を感じていない場合は、単なる相づちになります。
よく聞くフレーズ:
A :「 ランチおごるよ」
B:「本当に!?」
A:「何でも食べていいよ」
B:「本当に? 何にしよう」
@まぁ
話の前に「まぁ」をつけると、自分の主張表を見ることができます。人と意見が違っても、
曖昧にすることで争いを避けられます。楽観的で、人間関係を丸く収めて波風を立たせたくない人がよく使います。
よく聞くフレーズ:「まぁ、本人が幸せならいいんじゃない」
@みんなやってる
「みんなやってる」という時の「みんな」とは誰のことでしょうか。特定の誰かを指すわけではないのに、多くの人の意見だと主張するこの表現は、自分自身を安心させ、相手を説得しようとしているのです。
よく聞くフレーズ:「みんな買ってるから良い商品だって!」
@要するに
「要するに」を多用してまとめようとする人は、自分の主張を通したい気持ちがあります。自尊心が強くその場をしようとする意図があるので、みんなが迷っている時、その人の意見に流されてしまいます。
よく聞くフレーズ:「コンペに勝つには、要は斬新なアイデアがどうかなんだ」
@私って~ だから
「私って○○だから」と言われると、相手は意見できません。予防線を張ることをセルフハンディキャップピンクと言います。マイナス表現で相手に否定をさせ、安心感を得る 誘導としても使われます。
よく聞くフレーズ:「私って頭も顔も良くないから男運なくって・・・・・・」
@私は–俺は
「私」といった一人称が多い人は、認めてほしい気持ちや、自己主張や自己顕示欲の強いタイプです。物静かでも、友達の前では「私は」を使うこともあり、心を許しているサインとも読み取れます。
よく聞くフレーズ:「私、出勤前にビジネススクールに通ってるの」