月別アーカイブ: 2015年12月

本日の心理学・名言1609-6

アサーション・トレーニング
相手とまっすぐ向き合ってみよう:対決も悪くない
自分の傷ついた気持ちや意見を相手にはっきりと伝えられないとき、
私たちは対決を避けるためのもっともらしい言い訳を考えて、
否定的な感情を胸の中にため込みがちです。
ふたをされた感情は、必ずはけ口を見つけて出てきます。
それは体の不調となって現れたり(胃痛や頭痛、疲労など)、
家族や部下など身近で安全な人たちへ
不当にぶつけてしまう形をとってしまいます。
怒りの感情や、その裏にある悲しみや失望感などを
相手に率直に伝えていくことこそが問題の解決につながるのです。
10年後、20年後に、この人とはどんな関係でいたいと思っているのでしょうか。
長い目で見て、よりよい人間関係を築きたいからこそ、
今、ここで相手に向き合っていることを忘れないでください。
大事な人間関係だからこそ、腹も立つし、悲しくもなるのです。
それを相手に理解してもらい、
一緒に問題解決をはかるためのチャンスなのですから、
絶望ではなく希望をもって向き合いましょう。

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本日の心理学・名言1609-5

アサーション・トレーニング
%はっきり断ろう
相手の申し出を断るということは、相手を傷つけたり、拒絶してしまう、
自分勝手な行為だと思ってはいませんか。
「ノー」と言いたい正直な気持ちにふたをして「イエス」と答えても、
「ノー」と言いたかった気持ちはどこかで必ず出てきます。
いやな仕事は後回しになりやすいし、
行きたくない会議には遅刻してしまうものです。
また、逆に、来るといって来なかったり、
やると言って引き受けてくれた仕事を最後になって放り出されたりして、
腹が立ったり、失望したことはありませんか。
「イエス」「ノー」がはっきりしていると、付き合うほうも気が楽です。
また、自分の限界を知り、率直 に断わることで、
自分の好きなことにもっと時間を費やすことができます。
つまり「ノー」とは
・相手と自分に誠実でありたいからこそ、言うことば
・あなたと私は違う。それがO.K.だから、伝えることば
・何ができて何ができないのかをわかってもらう理解のことば
・相手と長くよりよい関係を築く、かけ橋のことば
・おかしいことにはおかしいと立ち上がる、勇気のことば
なのです。

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本日の心理学・名言1609-4

アサーション・トレーニング
%積極的に相手を認めよう:ほめ方の練習
プラスの感情を相手に伝えることに取り組んでみましょう。
ほめたり、ほめ言葉を受けとることは、
相手との信頼を築くための最短コースです。
ほめるということは、相手をよく理解していないとできません。
相手の良いところを認めて、
それを、「いいね、好きだよ」と伝えることは、
理解しあいたい、相手とよい関係を築きたい、
という愛情や希望にもとづいた行為なのです。

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本日の心理学・名言1609-3

アサーション・トレーニング
アサーション(権)とは
「自他の権利を侵さない限り、自己表現をしてもよい(権利)」
という意味です。
アサーティブはアサーションの形容詞形です。

あなたは必要なとき、自分の意見が言えますか。
頼まれごとをしたとき、
自分の気持ちをいつわらずに「イエス」や「ノー」が言えますか。
また感情的にならずに話し合えますか。
私たちは、相手を傷つけることをおそれて「ノー」と言えずに
断りたいことを引き受けてしまったり、
また反対に、必要以上に自分の意見を押しつけて
後味の悪い思いをすることもあります。
このようなギクシャクした人間関係ではなく、
相手も自分も大切にする人間関係を築くための
自己表現を身につけようというのが、アサーション・トレーニングです。

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本日の心理学・名言1609-2

@「つい皮肉を言いたくなる気持ち」を抑える七つのルール

第一のルール“シビアな現実”より“将来の希望”に焦点を置こう

第二のルール「人生は不公平にできている」と嘆くのはやめよう

第三のルール“セカンド・ベストな方法”でもいいと考えよう

第四のルール「世の中は機械仕掛けで、
変化しない」という錯覚を捨てよう

第五のルール幸せを恐る気持ち”を捨てよう
人生を批判的な視点で眺めている人は、
幸せになることに怯えています。
いたずらに幸せな気分を味わうのは、
その後でひどい絶望が襲ってくることの前兆だと考えてしまうからです。しかし、いったん幸せになれば、
ますます幸せになれるのという原理を知る必要があります。

第六のルール「いつでも全力投球」の気持ちを忘れない
うまくいかない人の90%は、
成功するために必要な最小限の努力をしていないのです。
うまくいかないのは努力が足りないからだと考え、
いつでも全力投球する気持ちを忘れないようにしよう。

第七のルール「運命は自分で選び取れる」と強く感じること

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本日の心理学・名言1609-1

@『文句ばかりいう相手や、
世間のあら探しが好きな相手と一緒にいるよりも、
幸福そうな顔をした人や、
成長し人生を楽しむことに関心を抱いている人に
囲まれているようにしなさい。
byウェイン・ダイアー  氏

@「他人を喜ばすことに生きがいを感じれば、
それは天職へと転じていきます。
つまり、他人を喜ばすこと自体が一つの立派な才能なのです。」
by ジョセフ・マーフィー

「仕事」という言葉があります。
これを「お金を得るための労働」と考える人がほとんどでしょうが、
よく文字を見れば「事に仕える」となっています。
「事」にお仕えするのが「仕事」。
どんな「事」にお仕えするのかと言えば、
「喜ばれる事」「はたをラクにする事」。
これこそ「仕事」の本質です。
by小林正観(こばやし・せいかん*著述作家)

結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。
決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。
byイチロー(メジャーリーガー)

@「あきらめずにいれば、
あなたが望む、どんなことだってできるものです。
by ヘレン・ケラー

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本日の心理学・名言1608-8

@20/22-8心理学の生活知識
%自信をつける心理学
部分刺激の拡大効果
例えば学生の頃、あまり勉強が得意ではなかったけど、
美術だけは得意で自信を持っていたとします。
そしてその学期が終わり通知表が返され、
担任からのコメント欄で「美術で作った作品が
とても優秀で、才能があります。素晴らしいです。
と書かれていると、なんだかすごく嬉しくなって、
担任にもっと評価されるように来学期は
勉強も美術も頑張ろうと思ってしまうのです。

そして、その人のある長所を褒め続けてあげると、
次第に自分自身で「自分は出来る人間なんだ」と思うようになり、
褒められる度に自分自身の全てがほめられていると感じ始め、
それが自信に変わり、本来は苦手だったはずの他の部分も
相乗効果で良くなっていくという心理なのです。

つまりどんなに些細な事でも、
相手を褒めるということはとても大事なことというのを
気付かされくれる心理学ですね。

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本日の心理学・名言1608-7

@心理学の生活知識
%効果的な褒め言葉
ウィンザー効果
「ウィンザー効果」とは簡単に言うと、
自分に対する良い評価を本人から直接聞くよりも、
人伝いに聞いた方が心にジーンと響く
というものなのです。
今回の例で言うと、もし先生が文化祭が終わった後に、
あなたに直接話しかけて「君が居なかったら…」と言ったとしたら、
確かに嬉しいは嬉しいですけど、変に謙遜してしまったり、
謙虚な気持ちが強く出て否定してしまったり、
伝え手側が100%の伝え方をしても、
捉える側は50%位で受け止めている人がほとんどです。
よく「話を半分で聞く」という言葉があるように、
お世辞が含まれている可能性もあるので、
そういった兼ね合いも心のどこかにあるのでしょうね。

でも話の話題にあがっている人物がそこに居ない場合は、
その人のお世辞を言ったところで意味を持たないので、
必然的にお世辞ではなく本音を言うことが多くなります。
なので「人から間接的に聞いた自分の評価」は自分自身も
『どうせお世辞だろう』と考えることが少なくなる為、
100%の評価が100%で伝わるのです。

例えば、あなたがすっかり厳しく叱ってばかりの上司
という位置づけになってしまっているのなら、
もし部下などが『仕事が辛く、続けられそうにない』と
悩んでいることを察知した時には、さりげなく伝達役を設けて、
「日頃、あいつが居てとても助かっている。最近、あいつは
悩んでいるようだけど、すごく心配だ」と本人に伝えてもらいましょう。

人伝いに聞いた本人はウィンザー効果で
『実はすごく心配してくれてたんだ…』
『辛いけど、あの人に必要とされているんだ…』と
心にジーンと伝わるはずです。

このように多少ウィンザー効果を逆手に取る形にはなっても、
使い方次第ではとても有効な心理学の一つと言えます。

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本日の心理学・名言1608-6

@心理学の生活知識
%嘘つきを見抜く方法
心理学で見る嘘のしぐさ
心理学を自分で駆使して仕掛けるのとは違って、
相手の様子をよく観察して人を見抜くための
心理学の王道であるので、誰であっても
覚えていて絶対損はない心理学のひとつであると言えます。
ではどうやって心理学で嘘を見抜くのか
それは心理学的に言うと、
顔の表情よりも身体にサインが出やすいとされています。
例えば「しぐさ」です。
心理学的に見ると、
腕を組むしぐさだったり、
ポケットに手を入れるなど「手を隠すしぐさ」。
「手で顔を触るしぐさ」も嘘のしぐさの一つとされています。
しぐさの他にも心理学では、
「言われた事に対しての反応が速くなる」、
「言葉が極端に短くなったり、
手っ取り早く話を終らせようとする

などの話し方に関するポイントも知られています。
更に「聞いてもいないことを細かく話し始める」
といった言動も、
嘘つきは1つの嘘をつく為に100の事実を伝えるという
由縁になっているとも言えます。
まぁとはいえ、ただ「嘘」と言っても、全てが悪いものばかりではなく、
相手に自分の意見を否定されるのを恐れて、
思わず自分の思っていることとは反対のことを言ってしまう
「反動形成」という形もあります。
#反動形成:抑圧されて無意識になっている欲求が、
意識や行動に現れないよう、
それと正反対の意識・行動に置き換えられる機制をいう。
なので一概に全部「嘘=悪い」というわけではないので
相手のしぐさなどに神経質になりすぎず、
あくまでも自分の身を守らなければいけない時などに
参考にする程度に留めておきましょうね。

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本日の心理学・名言1608-5

@心理学の生活知識
%心理学で印象アップ
自己開示の効果(自己開示)
文字通り、自己を開き、示すということなのですが、
自分のプライベートな情報を相手に与えることで、
相手は『私にだけプライベートな情報教えてくれた』と思い、
警戒心が緩み、自分もこの人に心を開いても良いかなと
思ってしまう心理なのです。
やはり人間は自分の身を守るために、
無意識のうちに警戒心を強く持っていて、
よく昔の時代だと「人に名前を聞く前に、お主が先に名乗らんか!」
と言われることもあるように、
聞かれるといことに対して警戒心を
少なからず持っている場合が多いのです。
なので今回のケースのように、相手のことをまず聞くのではなく、
『私はこんな人物なんですよ』という
自己紹介にあたるような部分を
自ら相手に伝えることで、
自分自身の印象を向上させることができ、
結果、親近感を持ってもらうことができたということなのです。
まだ相手がどんな人なのか謎に包まれているときこそ、
心理学の自己開示というのは特に有効打になるので、
特に初対面の場合などにはオススメですね。

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本日の心理学・名言1608-4

@心理学の生活知識
%好印象のしぐさ
ミラーリング効果
相手と同じことをしている状態と相手との親密度に対して、
それぞれの度合いを【同じことをしている=親密度】として認識することが多いので、同じ行動をしたり、同じものを持っていたりすると
『心を許せる人』と思ってしまうという心理学的な現象のことです。
これは初対面であっても起こりうる、心理学的な状態なのです。
つまり、人は自分の趣味と同じだったり、
自分がやったことと同じことを相手も行なった場合、
相手から共感を得られたとして、
『自分のやり方が認められている』『同じことを考えていたんだ』と
無意識のうちに、距離を近く感じ始める心理があるということです。
ということはそれを逆手にとって
親密になりたい相手がいたとすれば、
【親密になりたいから同じ行動をとる】いう、
逆転の発想も心理学的なミラーリング効果を得られるのです。
例えば、初めて食事へと誘った異性の心を開かせる為に、
飲み物を頼む際に相手が既に飲みたいものが決まっている場合、
「それ美味しいの?」と聞いてから、
自分も相手と同じものを注文したり、
相手が飲み物を口に運ぶタイミングと同じタイミングで、
 自分も飲み物を口に運んだり、
「仕事疲れたね」と相手が頬杖をつくタイミングで、
自分も頬杖をついたり、
相手がおしぼりをパッと広げて手を拭き、
くるくると丸めて戻すという行為を
なにげなく真似てみたりなど、
相手と同じ行動をとってみると
心理学的なミラーリング効果を得ることができます。
ただ、不自然に全て真似をしてしまうと、
逆に相手に不快感を与えてしまうのでそこは気をつけましょう
こんな簡単な事で相手に対して、
好意の印象を持ってもらえるならば、やらない手はないですよね。

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本日の心理学・名言1608-3

@心理学の生活知識
%心理学的思い込み
光背効果(ハロー・エフェクト)
一言で言ってしまうと、
「人間の潜在意識に眠っている偏見」
と言ってもいいでしょう。
こればかりは無意識の範疇の人がほとんどで、
どうしようもないので、それを逆手にとって、
逆に利用しようじゃないかと考えるしかありません。
例えば、会社で出世して役職を得ようと思う心理は、
なにも『給料が高くなるから』というだけではありません。
役職が付き、以前の名刺には無かった
「課長」「部長」などが名前の前につくと、
頑張った功績を文字で表すことで、他の社員と差別化ができます。
そして名刺に記されている役職名を目にしたお客様は

『この人仕事のできる人なんだ』と信頼を底上げし、
仕事がより有利に進められるという背景から、
役職にこだわる人も少なくないのです。
これは光背効果(ハロー・エフェクト)を

自分のプラスになるように使った良い例だと思います。
他にも、逆手に取るとしたら、
「元々イメージが良くないもの」をひっくり返すという手があります。
例えば、
「あまり笑わないクールな人」を装っていたとして、
周りから『クールな人だから冷たいんだろうな』という
印象が付き始めた頃を見計らいます。
そして困っている人を見つけ、助けて、優しい一言をかけ、

普段見せないような微笑みで「ニコッ」と笑ってみせたりすると、
助けてもらった人は
『あれっ?なんだか今まで思ってた印象と違う…
なんだ、この人すっごく良い人じゃん』
と必ずや思うのです。
これは心理学的に共感度の高い事例なので、
取っつきにくかったけど、実はすごく優しくて良い人」といった、
よくマンガやアニメなどのキャラクター設定にも
多く使われていますよね。
これは第一印象が悪ければ悪いほど、
そのギャップで良い部分が2倍も3倍も輝いて
見えるという心理なのです。

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本日の心理学・名言1608-2

@6/22-2心理学の生活知識
聞き上手がモテる
聞くテクニック
人には自分の話を、より親身に『聞いてほしい』
という心理があります。
なので、ただ「聞いているのが上手い人」というのは
どんなに「話し上手で面白い人」よりも、
受け入られるやすく、万人に支持される傾向にあると
心理学的に考えられるのです。
では今日から聞き上手になる為の第一歩として
何から始めたら良いのでしょうか?

聞きのプロであるカウンセラーがまず最初に実践する
最も有効な手立てとして、なんといっても「あいづち」が
挙げられるでしょう。
まずは相手の話に合わせて
「あいづちを打つ」ということを1ステップ目とします。
内容の抑揚に合わせて、     
「うなずき1回」「うなずき3回」「うなずき5回」など
意図的にやってみてください。
相手はあなたがうなずいているかどうかを見ていないようで
しっかり見ていますから。
2ステップ目だと返事も「はい」や「うん」だけではなく
バリエーションを持たせ、例えば敬語での会話なら
「はい」「あーぁ!はいはい!」
「ええ」「ええ、ええ」
「なるほど!」
「そうなんですか!?」
「やっぱそうですよね」
「そうなっちゃうんですよね」など
たったこれだけでも相手は、
意識的にこれらのことをしていなかった時よりずっと、
『すごく親身になって聞いてくれてる』と思うはずです
これは人間関係に大きく関わってくる心理学の一つなのです。
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本日の心理学・名言1608-1

@心理学の生活知識
説得の心理学
両面提示と片面提示(一面提示)
簡単に言うと、メリット部分とデメリット部分の
両方を伝えるのが「両面提示」で、
メリット部分しか伝えないのが「片面提示」となります。
一般的に売上げを第一に考えた場合、
安いもので衝動買いに値するものは片面提示、
高額なものになると両面提示が有効とされています。
お客さん一人にマンツーマンでセールスをかける時は
お客さんの性格やタイプを見て、使い分けることも重要になってきます。片面提示が使われる例として、
テレビ通販のように一気に衝動買いを狙っている場合は、
片面提示で考える暇を与えることなく、一気に成約へ持っていきます。一方、値段の高額な家電や
ローンを組んで契約をするもの(家や車など)の場合は、
両面提示の方が良いとされています。
考える時間が長くなる商品に関しては、
マイナスポイントが明確になっている以上、先にそれを伝えてしまい、
両面提示にもっていけるように販売促進をかけることが、
コアなファンを増やし、太く長く売上げを上げる秘訣とも
言えるでしょう。

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本日の心理学・名言1607-10

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
学習性無力感(がくしゅうせいむりょくかん、learned helplessness)長期にわたって、ストレス回避の困難な環境に置かれた人は、
その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという見解。
学習性絶望感ともいう。
長期に渡り、人が監禁されたり、暴力を振るわれたり、
自分の尊厳や価値がふみにじられるような場面に置かれた場合、
次のような徴候が現れるという。
1.被験者は、その圧倒的に不愉快なストレスが加えられる状況から、自ら積極的にその状況から抜け出そうとする努力をしなくなる。
2.実際のところ、すこしばかりの努力をすれば、
その状況から抜け出すのに成功する可能性があったとしても、
努力すれば成功するかもしれないという事すら考えられなくなる。
3.ストレスが加えられる状況、又ストレッサーに対して
何も出来ない、何も功を奏しない、苦痛、ストレス、ストレッサーから
逃れられないという状況の中で、情緒的に混乱をきたす。
人の行動は、良かれ悪しかれ何らかの学習の成果として
現れてくるものである、という学習理論を土台とした理論である。
拉致監禁の被害者や、長期の家庭内虐待の被害者などの、
行動の心理的根拠を説明する理論として、注目されている。

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本日の心理学・名言1607-9

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
プロスペクト理論(prospect theory)
リスクを伴う決定がどのように行われるかについての理論である。
例えば、以下の二つの質問について考えてみよう。
質問1:
あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
1.選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
2.選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。
質問2:
あなたは100万円の負債を抱えているものとする。
そのとき、同様に以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
1.選択肢A:そのまま100万円を支払う。
2.選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら、支払額が200万円に増額される。
質問1は、どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は100万円と同額である。にもかかわらず、一般的には、堅実性の高い「選択肢A」を選ぶ人の方が圧倒的に多いとされている。
質問2も両者の期待値は-100万円と同額である。
安易に考えれば、質問1で「選択肢A」を選んだ人ならば、
質問2でも堅実的な「選択肢A」を選ぶだろうと推測される。
しかし、質問1で「選択肢A」を選んだほぼすべての者が、
質問2ではギャンブル性の高い「選択肢B」を
選ぶことが実証されている。
この一連の結果が意味することは、人間は目の前に利益があると、
利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、
損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする
傾向があるということである。
質問1の場合は、50%の確率で
何も手に入らないというリスクを回避し、
100%の確率で確実に100万円を手に入れようとしていると
考えられる。
また、質問2の場合は、100%の確率で
確実に100万円を支払うという損失を回避し、
50%の確率で支払いを免除されようとしていると考えられる。
プロスペクト理論とは、
このような心理的傾向を考慮した意思決定論などを指す。

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本日の心理学・名言1607-8

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
自己奉仕バイアス英: Self-serving bias
成功を当人の内面的または個人的要因に帰属させ、
失敗を制御不能な状況的要因に帰属させること。
自己奉仕バイアスは、成功は自分の手柄とするのに
失敗の責任を取らない人間の一般的傾向を表している。
それはまた、曖昧な情報を都合の良いように
解釈しようとする傾向として現れるとも言える。
自己奉仕バイアスは
自己高揚バイアス(Lake Wobegon effect)とも関連する。
自己高揚バイアスは、個人がその自尊心の拠り所となっている分野で平均以上だと信じているために生じるバイアスである。
例えば、自動車を運転する人の多くは、
自分が平均以上にうまい運転をすると思っている。
この用語は、成功または失敗によって
生じた賞賛または非難において、
バイアスのかかった原因推定のパターンを
説明するのに使われることが多い。
例えば、試験の成績が良かった生徒は
「僕は頭がいいし、よく勉強したからAをとれた」と言い、
成績が悪かった生徒は
「先生は僕のことが嫌いだからFをつけたんだ」と言うかもしれない。
自身の失敗について外部要因を戦略的に集めようとする
(そして、その後の非難をかわそうとする)ことを}
セルフ・ハンディキャッピングとも呼ぶ。
*セルフ・ハンディキャッピング:
自らにハンディキャップを課し、
たとえ失敗した時でも言い訳ができるようにしておく行為。
失敗した時にはその言い訳によって
自分の評価の低下をより小さくすることができ、
成功したときにはハンディキャップを乗り越えた自分への評価の
上昇を期待することができる。自尊心を守るための防衛行動。

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本日の心理学・名言1607-7

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
アンカー効果(アンカーこうか)
不確かな事態で予測や判断を行わなければならないとき、
初期値(アンカー)が判断に影響してしまうという心理的効果のこと
例えば、1万円の料理を高いと思うか安いと思うかの判断において、「5000円でも似たような料理が食べられる」と聞かされればひどく高いものに感じられるが、
「いつもは1万5000円だが今日は特別に1万円にサービスする」と言われれば高くないように感じてしまう。
同じ金額でも目先の高いか安いかだけでその料理が高いか安いかを決めてしまう事。
最初に提示されたひとつの意見が強い影響力を持ち、
他の意見を繋ぎ止める作用をもつことから係留効果ともいう。
例えば、値引き交渉をする場合、
最初の言い値を思い切って安く言った方が、
逆のケースに比べて、最終的な妥結額は安くなる傾向がある。
最初に提示する条件を「アンカー(錨)」と呼び、
これが交渉結果に影響を与えることを「アンカリング」という。
アンカーとして作用させるには通常、何らかの根拠が必要である。
全く根拠がなくても作用する場合もあるが、
根拠のないアンカーを使う交渉者は、信頼を失うリスクも高い。

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本日の心理学・名言1607-6

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
アンダードッグ効果
負け犬効果
ともいいます。
選挙で劣勢だと伝えられると、同情票が集まるなどの効果です。
マスコミの報道によって生まれた「雰囲気」は、
時として煽動的で投票行為を左右することもあります。
当落線上と書かれた候補者が蓋を開けてみればトップ当選だった、
なんてことも良くあります。
これは「アンダードッグ効果」と呼ばれるもので、
不利な状況にあるものに手を差し伸べたくなる
人間の心理の表れです。
日本は他の国に比べると、この情に流される投票行為が顕著です。
代議士などの死亡で妻やその他の親族が
身代わり候補になりますと「弔い選挙」となり、大抵当選します。
前回わずかな差で落選した候補が
「今回こそは雪辱を!!」と連呼すると、
得票率がダントツになってしまいます。
選挙の立候補者が、
マスコミにどんなに安全圏と書かれても強気の発言をしないのは、
この効果を恐れるためです。

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本日の心理学・名言1607-5

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
ハロー効果(- こうか、英:halo effect)
心理的効果の一つ。
ある対象を評価をする時に、顕著な特徴に引きずられて
他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。
認知バイアスの一種である。
一般にポジティブな方向への歪みを指すことが多いが、
ネガティブな方向へのハロー効果も存在する。
ハローとは、「後光が差す」という時の
後光、聖像の光背や光輪のことで、後光効果、光背効果とも
呼ばれる。
例として、ある人が難関大学卒であった場合、
その人が学力においてだけでなく、
人格的にも優れてると思い込んでしまうケースが挙げられる。
また、有名人やタレントを通じた
CMや広告がその商品やサービスを実際に使ったりみたりした事が
ないにも関わらず、良いイメージを与える。
それによって購入意欲を刺激したり、購入したりする。

あと知恵バイアス(英: Hindsight bias
物事が起きてからそれが予測可能だったと考える傾向。
後知恵バイアスは、政治・ゲーム・医療など様々な状況で見られる。
後知恵バイアスに関する心理学実験では、
事象の予測が当たった場合に被験者は発生前よりも予測が強かったと記憶する傾向があることが分かっている。
事象の後に記録された予言は、後知恵バイアスの例である。
このバイアスの原因を可能性ヒューリスティックで
説明する場合もある。

*可能性ヒューリスティック:必ず正しい答えを導けるわけではないが、偏り(バイアス)を含んだある程度のレベルで正解に近い解を得ることができる方法
すなわち、人間の心の中では、
実際に起きた事象は起きなかった可能性よりも顕著である。
「起こりえたかもしれない別の事象」を検討することで、
このバイアスの効果を低減させられることが知られている。
他人の行動を予測する場合、自分がもっている知識を手がかりにして
判断しやすい傾向もあります。

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本日の心理学・名言1607-4

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
観察者効果/観察者バイアス
見られていると意識したときに行動が変化する現象を指す。
実際、軍隊では、抜き打ち検査では兵士が平常時にどれだけ
準備できているかを見るが、予定された検査は見られることが
分かっている状況での兵士を見るものである。
関連する社会科学用語として
観察者バイアス(心理学用語では実験者効果)がある。
これは、観察者が見出すことを期待している行動を強調しすぎて、
それ以外の行動に気づかないという測定における誤差である。

確証バイアス
社会心理学における用語で、
個人の先入観に基づいて他者を観察し、
自分に都合のいい情報だけを集めて、
それにより自己の先入観を補強するという現象である。
例えばグループに一人だけAという女性がいた場合(他は全員男性)、Aが様々な行動を示していたにもかかわらず、
自分(男性)が持つ女性への固定観念に合致する
行動だけを特別に認識して、
「やはり女性は○○である」という結論を導くといった行為を指す。
人は、自分が本当だと思っていることを確かめるための
情報は探しますが、
反証となるような証拠を無視したり、探す努力を怠ったりします。
このため、最初の判断を補強する情報だけで調整が行われ、
自分の判断は「間違っていない」と思い込んでしまいます。

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本日の心理学・名言1607-3

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
認知的不協和
自分が「常日頃信じていること」や「世界に抱いている理解」が
目の前の事実や新たに提示される一般化された情報によって
「脅かされた」時、その人々の心の中で起きる不快な気分、
「もう聞きたくないから黙れ!」と思わず叫びたくなる
この「不協和」と「ストレス」を取り除くために普通の人は、
(1)それ以上調べることはやめて、
矛盾する情報は間違っていることにして払いのけるか、
(2)行動や信念を別の方法で正当化することになる。
この認知的不協和による精神的葛藤を経験した時、
人々はこの葛藤の解決として「思考様式が行動と合致する方向に
徐々に修正されていく」(自己正当化)。

コンコルド効果
心理現象の一つ。
超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。
コンコルドの誤りコンコルド錯誤(コンコルドさくご)ともいう。
ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが
損失につながるとわかっているにもかかわらず、
それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態を指す。
Arkes & Ayton (1999) によれば、
人間の幼児や下等動物にはこの現象がみられず、
成人だけが陥る現象であるとされている。
経済学の世界では、「サンクコスト効果」とか、
「サンクコストの錯覚」とも呼ばれています。

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本日の心理学・名言1607-2

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
リスキーシフト(risky shift)
社会心理学の用語。
普段は穏健な考え方をし、
比較的節度を守って行動することのできる人が、
大勢の集団の中では、その成員が極端な言動を行なっても、
それを特に気に掛けもせずに同調したり、
一緒になってそれを主張したりするようになっていくことをいう。
「集団思考」(groupthink)として知られている現象のひとつ
つまり、個人であれば犯さないような間違いを集団の中では、
次第に危険度(リスク)の高い方向に言動が傾斜していく事である。
つまり、個人が個々に質問を受ければ、
そのような事は起こらないのだが、
集団が集団として何らかの決定に関しての議論の経過で、
性急に合意形成を図ろうとした場合に、
このような事が起きやすいといわれる。

感情バイアス(英: Emotional bias
感情的要因による認知と意思決定の歪みである。
すなわち、人間は一般に以下のようにする傾向がある。
*たとえ相反する証拠があっても、
心地よい感覚をもたらす肯定的な感情効果のあることを信じたがる。
好ましくない、精神的苦痛を与えるような
厳しい事実を受け入れたがらない。
これらの要因は個人的かつ自己中心的であるか、
対人関係や集団の影響に結びついている。

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本日の心理学・名言1607-1

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
認知バイアス
認知心理学や社会心理学の理論であり、
ある対象を評価する際に、
自分の利害や希望に沿った方向に考えが歪められたり、
対象の目立ちやすい特徴に引きずられて、
ほかの特徴についての評価が歪められる現象を指します。
要するに、直感や先入観(思い込み)、
恐怖心や願望が論理的な思考を妨げるのです。

バンドワゴン効果
ある選択が多数に受け入れられている、流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指す。
「バンドワゴン」とは行列の先頭の楽隊車のことであり、
「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗るとか、
多勢に与するという意味である。
政治学・社会学と経済学で使われる。
対義語は「アンダードッグ効果
「負け犬」のことで、選挙で劣勢だと伝えられると、
同情票が集まるなどの効果です。
バンドワゴン効果は、「バンドワゴンの誤謬」(衆人に訴える論証)が
成功したときに発生する効果である。
*衆人に訴える論証:多くの人々が信じているという理由で、
ある命題を真であると論証結論付けること。

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本日の心理学・名言1606-11

@人を操る心理学効果
ロミオとジュリエット効果(Romeo-and-Juliet effect)
ロミオとジュリエット効果とは、
何らかの目的を達成しようとする際、
平坦な道程よりは多少障害があった方が、
むしろ目的達成への情熱が湧く現象」を表す心理学用語です。
ロミオとジュリエット効果の名前由来は、
もちろんシェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」から。
例えば恋愛ドラマ・恋愛映画などにおいて、
二人の仲を引き裂こうとする障害
(ex 強力な恋のライバル、不治の病 など)を登場させ、
視聴者の気を惹くのは常套手段。
また、物販において「お一人様◯個まで」という購入数制限や、
「非売品」といった謳い文句で客の購入意欲を煽るのも、
ロミオとジュリエット効果の応用なんです。

%「リバース・オーダー・クエスチョン・テクニック
…嘘を見破る尋問方法。
人は実際の出来事であれば、
起きた順序でも逆の順序でもスラスラと喋ることができる。
しかし、作り話の場合、一方向にしか考えることしかできない。
そのため話を逆にすると破綻が生じる。

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本日の心理学・名言1606-10

@10/12人を操る心理学効果
プライミング効果(Priming effect)
プライミング効果とは、
予め経験した刺激によって、後の判断が左右される現象」を表す
心理学用語です。
例えば、ぶどう、バナナ、メロン、みかん のカードを順に見せた後に
「では赤い物って何がありますか?」と言われると、
大抵の場合「りんご」か「いちご」と答えるのではないでしょうか?
質問では「赤い物」としか言われていないため、
「ポスト」や「口紅」なども答えとしては正しいはずです。
しかし、果物のカードを見せられたことによる先入観で、
知らず知らずのうちに答えを誘導されてしまったわけです。
このように、特に制約をつけていない様に見せかけて、知らず知らずのうちに人の判断を操れてしまうプライミング効果は、まさしく詐欺師やインチキ霊能者が多用する手口。
心理学の悪用例です。
しかし良い方向にプライミング効果を活用した場合には、
「先に手本を示すことで生徒の学習効率が上がる」など、
教育現場において役立つ心理学となります。

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本日の心理学・名言1606-9

@9/12人を操る心理学効果
ザイオンス効果(Zaionsu effect)
ザイオンス効果とは、
人・物・思想などについて、
それ自体に特に深い理解をしなくとも、
ただ何度も繰り返し接触するだけで好感度が上がる現象」を表す
心理学用語です。(別名「単純接触効果」とも呼ばれています。)
このザイオンス効果は、
図形・文字(漢字)・音・味・におい・触感といった、
五感によって感じる全ての事柄に当てはまります。
何度も見かける、何度も耳にする、何度も会話する だけで
好感を抱くようになってしまうとは、
人の感情とは案外単純なのかも知れませんね。。。
「繰り返し放映するCM」や
「特に商談内容が無くとも、営業で挨拶回りに伺う」などが、
このザイオンス効果の分かりやすい例。
また、恋愛ハウツーで有名な
「用事が無くても度々顔を合わせたり、
メールをしましょう」という
恋愛テクニックは、このザイオンス効果の応用例です。

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本日の心理学・名言1606-8

@人を操る心理学効果
スリーパー効果(Sleeper effect)
スリーパー効果とは、
時間の経過と共に、初めは信用できないと思っていた情報が、
信用できると思えてしまう現象」を表す心理学用語です。
人は「自分が信頼している人物の言葉は信じやすく、
信頼していない人物の言葉は信じにくい」生き物。
これは何となく理解できるのではないでしょうか?
そのため、信頼していない人物から何か情報を得ても、
初めは信用することはありません。
ところが、時間が経つにつれて
「話の内容」と「話した人物」の繋がりに関する記憶が曖昧になり、
結局のところ「話の内容」だけが記憶として
頭のなかに残るようになります。
そのため、当初疑っていた情報でも、
次第に正しい情報として認識するようになってしまうのです!
三流ゴシップ誌の記事・怪しいTVショッピングの商品などを
見聞きする場合には、このスリーパー効果が
大いに効力を発揮します。要注意!

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本日の心理学・名言1606-7

@人を操る心理学効果
シャワー効果・噴水効果(Shower effect)
シャワー効果とは、
「デパートなどの総合ショッピング施設において、
上階に人を呼び寄せる目玉を配置することで、
施設全体の売り上げが増加する現象」を表す心理学用語です。
例えば「最上階にレストラン街を作る」
「バーゲン会場を上階に配置する」など、
上から下への人の流れを作り、
途中階での「ついで買い」を狙っているわけです。
一方、噴水効果とは
地下施設を充実させ下から上への人の流れを作り出すことによって、施設全体の売上が増加する現象」を表す心理学用語です。
噴水効果の具体例としては、デパートの地下に配置される食品街の「デパ地下」を挙げることができます。
噴水効果とシャワー効果は、お互いに対をなす心理学効果であり、
共に心理学がビジネスの現場において活用されている
良い例と言えるでしょう。

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本日の心理学・名言1606-6

@人を操る心理学効果
傍観者効果(Bystander effect)
傍観者効果とは、
ある事件に対して自分以外に傍観者(目撃者)がいる場合、
率先して行動を起こさなくなってしまう現象」を表す
心理学用語です。
そして、傍観者の数が多ければ多いほど、
傍観者効果の効力は大きくなります。
例えば、自分一人だけが歩いていて交通事故を目撃した場合、
大抵の人は救急車を呼ぶなど、
自発的に英雄的な行動(=救助活動)を取ることが多いといいます。
しかし、街中で大勢の人々と一緒に交通事故を目撃した場合には、
大抵の場合知らんぷりを決め込みがち。
極めつけは “事故現場を写真に撮ってツイート” といった
愚かな行動をとってしまう人まで出てきます。
こういった心理は、傍観者効果により
「誰かが通報するだろうから 自分は関係ない」という
思いが働いてしまうためだと考えられています。

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本日の心理学・名言1606-5

@人を操る心理学効果
エスカレータ効果(Escalator effect)
エスカレータ効果とは、
脳内に記憶されている情報とは異なる出来事が発生した場合に、
違和感を覚える現象」を表す心理学用語です。
例えば、停電などで止まっているエスカレータを、
階段を降りるかのように徒歩で降りた場合、なんとなく違和感が。
そして、足が重たくなったような感覚を覚えませんか?
これは、何十年という習慣の中で、
人の脳内には「エスカレータ=自動で私たちを運んでくれる物」と
記憶されているためなんです。
エスカレータ効果を逆手にとり、
あえて常識破りの行動で、
人々に商品を印象付けようとする広告手法も存在します。
また、”エスカレータ効果” という言葉は、
「数十年経っても人の習慣は中々変わらない」ことを
皮肉っている一面もあります。

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本日の心理学・名言1606-4

@人を操る心理学効果
気分一致効果
気分一致効果とは、
「気分が良い時は思考が
ポジティブに(物事をプラスに捉えやすく)なり、
気分が悪い時は思考が
ネガティブに(物事をマイナスに捉えやすく)なる」という、
人の感情と思考に関する心理学です。
例えば、よくプラス思考・マイナス思考を説明する例題として
「グラスに半分入っている水」が挙げられます。
同じ量の水であっても、
プラス思考の人は「まだ水は半分も残っている」と考え、
マイナス思考の人は「もう水は半分しか残っていない」と考えると
いうものです。
気分一致効果によれば、
この思考の違いが、なんと感情によっても左右されるというわけです。つまり、普段はプラス思考の人であっても、
財布を落とす等のショックな出来事の後にグラスを見た場合は、
「ちぇ、もう水が半分しかないや」と思ってしまいがちだと
いうことですね。
そして、この “気分一致効果” は、
人間関係や商談を上手く進めていくために極めて重要となってきます。初対面の人に挨拶をしたり、
大きな商談を持ちかける際は、
相手が気分の良さそうな時に
(もしくは、接待などで相手の気分を良くしてから)話を進めると、
こちらの話す内容を好意的に受け取ってもらえ、
成功しやすくなるんです。

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本日の心理学・名言1606-3

@人を操る心理学効果
アンダーマイニング効果/エンハンシング効果
アンダーマイニング効果とは、
自発的にやり始めた行動に対し、
後付けで報酬を与えられると、
とたんにやる気が出なくなってしまう現象」を表す心理学用語です。
例えば、頑張って勉強している子供に対し
「勉強を頑張っているからお小遣いね」などと言って
お小遣いを与えると、とたんにヤル気を無くし、
以降はお小遣いを貰わないと勉強しなくなってしまいます。
これは、いままでは好きでやっていた勉強なのに、
お小遣いが目的化してしまうからです。
これは大人の組織でも同じことが言えます。
モチベーションを上げるために良かれと思って与えたご褒美も、
気を付けないと逆効果になってしまうということです。
なお、ご褒美が必ずしも悪影響かと言うと、そうではありません。
甲子園で優勝するために頑張って練習している野球少年などは、
ご褒美(=優勝)がプラスの効果を生んでいる良い例です。
こういった場合のご褒美は、
アンダーマイニングではなく「エンハンシング(enhancing)」と
呼ばれます。
あるご褒美が エンハンシング効果を引き起こすか、
それともアンダーマイニング効果を引き起こすかは、
人によって大きく異なるため一概には言えません。
しかし大抵の場合、
精神的なご褒美(ex 優勝、褒められる、認められる 等)の場合は
エンハンシング効果を、
物質的なご褒美(ex お金、商品、おやつ 等)の場合は
アンダーマイニング効果を 引き起こしやすいと言われています。
*エンハンシング効果とは、
内発的達成動機のある人には、
外部からの言語的報酬が効くというものです。
つまり『やる気ある者は褒めるのが良い』ということです。

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本日の心理学・名言1606-2

@人を操る心理学効果
%ピグマリオン効果(Pygmalion effect)

ピグマリオン効果とは、
「人は期待された通りに成果を出す傾向がある」という現象で、
特に教育心理学の分野において注目されている内容です。
偽の学力テストによって成績上位者と成績下位者の
クラス分けを行い、
成績上位者クラスを担当する教師には
「この子たちは優秀な生徒だ」と伝えます。
この際、生徒達にその話は一切伝えず、
実際には成績順でクラス分けはされていません。
しかしながら、成績上位者クラスに振り分けられた
生徒達の成績だけが、みるみる向上したと言います。
成績上位クラス(だと信じて)指導にあたった教師は、
自らが担当する生徒たちが優秀であると期待しています。
その期待に答えようと、
生徒たちの成績が向上したということです。
なお、「ピグマリオン効果」という名前の由来は、ギリシャ神話中に出てくる「ピグマリオン王の恋い焦がれた女性の彫像が、その思いに応えた女神アフロディーテの力によって、人間化した」という伝説が元になっています。

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本日の心理学・名言1606-1

@人を操る心理学効果
%サブリミナル効果(Subliminal effect)

サブリミナル効果とは、
「映像中に一瞬(人が認識できない程の非常に短い時間)
本編と関連のないイメージ・テキストを混入させた場合、
それが映像を見た人の潜在意識に対して影響を与える」とする
心理学の仮説です。
※サブリミナル効果は。単に「サブリミナル」と呼ばれることもあります。
メディアにも度々取り上げられているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
1957年アメリカのとある映画館が、
当時上映中だった映画フィルムに、
「コーラを飲め」ポップコーンを食べろ」というメッセージを、
5分間隔で1コマずつ挟んだのがサブリミナルの始まりでした。
フィルム中の1コマというのは、
人の視覚では全く認識できない超スピードで過ぎ去ってしまうため、
理性に働きかけることはできません。
しかしこの実験を行ったところ、
この映画館でのコーラとポップコーンの売上が上がったそうです。
この結果から、「超スピードで切り替わるメッセージは、人の “理性” に作用することはできないが、意識の下にある “潜在意識” には何らかの影響を及ぼしうる」という主張が生まれました。
サブリミナルは、本人の意思に関わらず何らかのメッセージを植え付けられてしまうため、ある意味「洗脳」とも呼べます。
そのため、サブリミナル効果を応用したCMは人権侵害だと
訴える人が相次ぎました。
なお現代では、上記の「ポップコーンとコーラの実験」や
「サブリミナル効果自体」に対し、
科学的根拠に疑問が残るとする研究者たちが大勢います。
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本日の心理学・名言1605-8

束縛に隠された意外心理
%傷つくのが怖い

相手を失って傷つくことをおそれているから、
束縛してしまうパターンです。
この場合も、自分自身で受けいれるしかありません。
物事は上手くいくこともあれば、そうでないこともあります。
自分自身が強くなければ、大切なものは守れません。
傷つくことを怖れる自分の弱さを相手に押し付けても
良い結果は生まれません。
相手がこのタイプの場合は「未来がどうなるかは分からないけれど、
自分はあなたと上手くやって行きたいと思っている」という
言葉を伝えることをオススメします。
「自分はそう思っているから、努力する。」こと言葉を聞いた相手は、
きっと二人の関係を良くする為に、
束縛という形ではなく、努力をしれるでしょう。
束縛される、束縛されない不満は、
あえてルールを決めることで改善される場合もありますよ。
二人で話し合っていい関係を作っていきたいですね。

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本日の心理学・名言1605-7

どの偉人伝を見ても、
偉大な人というのは、多くの苦労を乗り越えて、
それで偉大になっている。
最初から幸せで、幸せな家庭に育ち、お金もあって、
何の苦労もなかったが偉大な仕事をした、と、
そういう人もまあ居るに違いないが、
それでは偉人伝が成立しない。
あくまで苦労を乗り越えないと、話として面白くない。
いや、話ではない。
人間として面白くないのかもしれない。
確かに、苦労を乗り越えてきた、そういう人には味がある。
by野村総一郎(のむら・そういちろう*精神科医)

@すってんころりんと転ぶかもしれない。
しかし目指したものがそこにあれば、
死ぬ5分前にああ、楽しい人生だったな、
はるかに有意義な人生だったと、思える気がする。
by孫 正義(そん・まさよし*ソフトバンクグループの創業者)

@『現代社会において最大のリスクは、
「人生を後悔すること」だと思うんです。
金銭的なリスクなんて、ある意味、大したことはない。』by 三木谷浩史

@「しみじみ、人生は「困難が前提」で、
それを乗り越えることが「生きる」こと、と知りました。」by 久田恵

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本日の心理学・名言1605-6

束縛に隠された意外心理
%自分に自信がない

「愛情も伝えているし、自分には浮気願望は全くない。
なのに、相手は自分を束縛したがる…。」
そんな場合、束縛する側に自信がないことが原因と考えられます。
自信がないから、相手からいくら愛情を与えられても、
卑屈に受け取ってしまう。
「私なんか…」と考えてしまい、
相手から自分が愛されていることに不安がある。
もっと愛情を確認したいと、相手を束縛してしまう。
しかし、問題は束縛する側にあるので、
いくら愛情求めてもその乾きは満たさせません。
相手がこのタイプの場合、
愛情を与えると同時に褒めて自信をつけさせることが重要です。

その6、甘えたいという欲求がある
甘えたい、愛されたい、大切にされたい。
そんな欲求があるものの、ストレートにそれをぶつけられず、
「束縛」という形で現れるパターンです。
突然不機嫌になったりするのも、そもそも相手に甘えているから。
相手が自分に構ってくれないこと自体が不満だからです。
しかし、お互いに生活があります。
相手に構ってばかりいられません。
子供をなだめるような気持ちで相手をなだめるのが良いでしょう。
「○○ちゃん(君)が一番大切だよ、
可愛い、大好き。おりこうにして待っていてね。」と言った具合…。
実際には無理だと分かっていても、
「いつも○○ちゃんのこと考えてるよ」などの
言葉を与えて上げることで改善する場合もあります。

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本日の心理学・名言1605-5

@「今日は昨日より上手になり、
明日は今日より上手になるというようにして、
一生、日日、仕上げることが道であり、
これは果てもない世界である。」by 松永義弘

努力を放棄された理想は、
単なる空想か、漠然とした憧れにすぎない。
単なる空想なら現実になるわけがない。
理想を実現しようと努力することこそが現実なんだ。
by池田晶子(いけだ・あきこ*文筆家)

@「目の前のことに一生懸命になれない奴が、
夢を語る資格なんてない。」by せきてつや

@人生で遭遇すること、それらに真剣に向き合うことで、
おのずとその人の人生と、その意味
浮かび上がってくるのではないかと思う。
探して見つかるものではけしてなく、
今を一生懸命生きる中、「そこにある」ことを見つけるのが、
その人にとっての人生の意味のなのではないかと思う。
「Not Doing, but being.」であるのだろう。

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本日の心理学・名言1605-4

束縛に隠された意外心理
%相手からの愛情に不安がある

相手からの愛情を感じられず、束縛につながる場合もあります。
「愛してる」「好き」「大切」など、愛を伝える言葉やスキンシップは
しっかり行うよう心がけることで、改善されるでしょう。

%実は自分に浮気願望がある
人は他人にも自分の考え方を投影する生き物。
自分に浮気願望がある場合、
無意識に「相手もそうだろう」と考えてしまいます。
実は自分に浮気願望があるからこそ、
「相手に浮気されるんじゃないか」と不安に思う。
この場合は、自分がそうだったから
相手を疑っていたのだと気づくことが大切。
恋人がこのタイプならば、
「私(俺)は違うよ。あなたももちろんそうでしょ?」と
相手に相手の心の中を見つめさせることで改善する場合があります。

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本日の心理学・名言1605-3

人間が進歩するためには、まず第一歩を踏み出すことである。
躊躇して立ち止まっては駄目である。
なぜなら、そこにどんな障害があろうと、
足を踏み込んで始めて知れるからだ。
失敗はその一歩の踏み込みだと思う。前進の足踏みだと思う
by本田宗一郎(ほんだ・そういちろう*ホンダ創業者)

@「救いは一歩踏み出すことだ。さらにもう一歩。
そして、たえずそのおなじ一歩を繰り返すことだ」by サン・テグジュペリ

@前向きに食事をし、前向きに買い物をした。
何事も前向きに行動することが可能性を生む。
byイチロー(メジャーリーガー)

@「向き不向きより前向き。
自分はできると信じること、あきらめないこと、やり 続けること。 」
by 朝倉千恵子

@今日の自分は今日でおしまい。
明日の自分は今日の自分とは違うんだ。
「一日が一生だ」と僕は言うんだけれど、
どんなときも一日一日を真剣に生きていくしかないんだよ。
by酒井雄哉(さかい・ゆうさい*天台宗の僧侶)

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本日の心理学・名言1605-2

束縛に隠された意外心理
%相手のことを信頼していない

相手を信頼できないからこそ、
束縛という形で相手を自分につなぎ止めとうとするパターンです。
異性の友達が多い、浮気の前科がある場合などに起こりえます。
逆に、信頼関係のあるカップルは
この心理からくる束縛は少ない傾向にあります。

%相手を思うがままにしたい
男性は女性の考え方や行動を。
女性は男性の時間
束縛する傾向にあります。

相手を自分の思うがままにしたい、という欲求からくる行動です。
誰しも、こういった欲求は持ち合わせています。
相手は相手、自分とは別ということがイマイチ理解できない。
このタイプの人間が親になると、
「子供を思うままにしたい」と考える傾向にあります。

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本日の心理学・名言1605

@理想を語ることは簡単だが、自ら実践するのは難しい。
だからこそ、とにかく、 どんな時でも、
ベストを尽くして生きなければならない。
その結果、うまくいく時もあれば、そうでない時もある。
間違いを犯すこともあるだろう。
でも、少なくとも、自分自身に対しては誠実に、
そして、自らの描いた夢に向かって精一杯生きていくことだ。
byアイルトン・セナ(元F1ドライバー)

@「知っているだけで実行しないならば、わかっていないのと同じだ。
学んでも実践しないならば、本当に学んだことにはならない。
実行し、適用してはじめて、知識と理解は自分のものになるのだ。
by スティーブン・R・コヴィー

ひとつ歳をとることで
新しい自分が現れて過去の自分を塗り替える。
若くいたい、なんてちっとも思いません。
by大島優子(おおしま・ゆうこ*女優、アイドル )

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本日の心理学・名言1604-8

@元祖プロ・コーチが教える育てる技術  16ページより
ジョン・ウッデン著  ディスカヴァー・トゥエンティワン刊

指導者の最も基本的な条件は、
自分の指導下にある人たちの尊敬を得ることである。
それには、みずからがまず彼らに敬意を示すことだ。
あなたはまず、自分の指導下にある人たちは
あなたのために働いているのではなく、
あなたといっしょに働いているのだということを
しかと肝に銘じておく必要がある。
あなたとあなたの部下は、共通の目標によって結ばれているのだ
(中略)
指導者は、自分の指導下の人達に敬意を抱かなければならない。
敬意とは愛の一種である。
指導者が彼らに敬意を抱けば、
彼らは指導者から頼まれたことをするものだ。
それだけではない。
彼らはチームという枠組みの中で最大限のことを達成するために
プラスアルファの努力をしようとするはずだ。
指導者を尊敬していない部下は、
定時に出社して定時に退社するだけだ。
指導者を尊敬しているなら、部下は時計を気にしなくなる。
——————————————————–
指導者は、威厳と権力で部下を従わせるのではなく
愛と敬意を持って部下の心を掴むことが大切なんですね。
確かに、人間一人でできることなんて限りがあります。
どれだけ優れた監督やコーチがいたとしても、
選手がきちんとプレイしてくれなければ、
チームとして成果を出すことは出来ません。
「指導者を尊敬しているなら、部下は時計を気にしなくなる」
部下一人ひとりが、命の時間を主体的に提供してくれるような
そんな指導者になりたいですね!
by本日のレシピ

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本日の心理学・名言1604-7

@「私から年齢を奪わないでください。
これは私が年月をかけて作った財産なのですから。」
by 渡辺和子

@どうも、人生は楽しんだもの勝ちだという感じが強い。
楽しみの種をたくさんもとう。
楽しみの種をたくさんもっていると、
何歳になっても、駆り立てられるものにこと欠かない。
そして、行動する気力、楽しむ心も、けっしてかれることがない。
by斎藤茂太(さいとう・しげた*精神科医)

@「僕はね、死を前にして、はっきり思ったんです。
人生とは楽しいものだと。
だから、どうか、楽しむために生きてください。」by 鈴木ヒロミツ

本日の心理学・名言1604-6

@【依存症の解消のスキル】
とても役立つけど、
まず、丁寧に自分を見つめないと、失敗する。

丁寧に見るとき、本当に欲しいものと、
今得ているものの差異を、ちゃんと知ることが大事。
差異とは、つぎの三つのポイントで見ると良いのです。
・時間軸
いま、欲しいのか、過去、欲しかったのか、ということです。
・承認の種類
子供時代に、「自分はスキンシップを求めたい」ということ自体を、
封印してしまうのです。
そうすると、それは「この世界にないもの」になっているので、
(あきらめて)「この世界にあるもの」で自分を満たそうとする。
・満足の純度
自分自身の問題というよりも、相手の問題が大きく絡んでくるものです。
相手の優しさ、愛情には、どうしても、相手が自分で責任放棄した、
彼女自身の負の感情が、混ざってくるんです。
濁りがある。純粋じゃない。
by女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学

本日の心理学・名言1604-5

@【依存症の解消のスキル】
満足の純度
これはね、ちょっと毛色が違うんですよね。
自分自身の問題というよりも、相手の問題が大きく絡んでくる。
典型的には、こういうやつです。
彼は、一緒にいるときはとても優しくて、
私が「ハグ」を求めているのをよく知っていて、よく、してくれる。
自分自身も、過去のスキンシップ不足があるのを、
自覚しているから、彼のハグをもらいながら、
子供時代を思い出したりして、
過去の承認不足を癒すよう努力している。
長いこと、自分は「ハグ」を求めちゃいけないと思い込んでいたけど、
彼のおかげで、人肌の温かさを知った。
こんなに満たされるものなんだ、って分かった。
でも、彼は忙しい人で、
一緒にいるときは、とても優しくしてくれるんだけど、
なんか、私がいなくても、彼の世界は回っている、
そう感じることがある。
彼は全然、私に依存していない。
私がいなくなっても、きっとまた、別の人を見つけるだろうし、
彼は全然、私に依存していない。
それが、ときどき、もやもやする。
なんか、腹立つ。
でも、
でも、
でも・・・
うまく表現出来ない・・・みたいな感じでしょうか。
たとえばね。これね、少し解説すると、
彼は、彼女と深くつながることを、避けているんですね。
これは、彼の心の中にある、
人と深くつながることへの怖れが原因です。
彼、怖いんです、要するに。
でも、その怖い気持ちを、自分でちゃんと背負っていない。
人は、自分の気持ちを、自分でちゃんと背負わないといけない。
自分の感情に責任を持つ、ということです。
それをしないと、周りの人に、悪影響が波及してしまうの。
彼の場合は、自分の中にある怖さと向き合ってないから、
それが彼女に波及してしまったわけ。
彼のハグはいいものだけど、彼は優しくしてくれるけど、
そう、彼の優しさ、愛情には、
どうしても、彼が自分で責任放棄した、
彼自身の負の感情が、混ざってくるんです。
濁りがある。
純粋じゃない。
プラスのエネルギーに、
マイナスのエネルギーが、
くっついてしまっている。
そういうこと。
by女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学

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本日の心理学・名言1604-4

@【依存症の解消のスキル】
承認の種類
これも、本人が勘違いしていることが、結構多いですね。
子供時代に、親が子供と触れ合わない子育てをした。
あれ、また同じパターンだ。
そうそう、この根っこ、結構多いのよ。
ほんとにね、子育てする人は、子供といっぱいスキンシップ、
してあげてくださいね。お願いだから。
子供時代に、「自分はスキンシップを求めたい」ということ自体を、
封印してしまうのです。
そうすると、それは「この世界にないもの」になっているので、
(あきらめて)「この世界にあるもの」で自分を満たそうとする。
彼との、楽しい会話、友達との、楽しい時間、仕事上での、頑張った結果の「評価」などなど、
精神的に自分が承認をもらえることは、身の回りに、いっぱいできた。
でも、本当はスキンシップが欲しい
(けど、それは普通求めちゃいけないものだから)
←と、思い込んでいる。
そう、ここに、ズレが出来る。
そうして、なんか満たされない、ということになる。
本当の意味で、自分の言いたいこと、
自分の感じていることを言って、分かり合えることが、
特に学生時代ぐらいまでは、なかなか、ない。
こういう人の、本当に求めているものって、
自分と同じような経験をしてきて、
同じ感覚を共有出来る、仲間、同志だったりします。
だから、本当に欲しいものと、
日頃得ている満足が、ずっと、ズレたまんまになる。

by女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学

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本日の心理学・名言1604-3

@【依存症の解消のスキル】
時間軸
いま、欲しいのか、過去、欲しかったのか、ということです。
典型的には、
子供時代に、親が子供と触れ合わない子育てをした。
で、どことなく、肌寒い感じの(=「寂しい」の体感覚)
子供時代を過ごした。
なので、実は、過去、ハグが欲しかった、が実は正解。
ということがあったとしますね。
これを、現在の彼のハグで埋めようとすると、
その瞬間だけはちょっと埋まった気がするんですが、
彼と離れたらまた、元の寂しい世界に逆戻り。
だって、欲しかったのは、
過去のハグなんだから埋まるわけないですよね。
ここでは、このように、ズレがあると、やってもやっても満たされない、
ということが起こるよ、ということを、覚えておいて下さい。
by女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学

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本日の心理学・名言1604-2

@【依存症の解消のスキル】
何かに依存しているときというのは、
本当に自分に必要なものに、
【似ているが違うもの】で、かりそめの満足を得ているんですね。
まずは、本当に自分に必要なものと、いま自分を満たしているものの、
差異をきちんと知ることが必要です。
差異とは、
つぎの三つの点での違いのことです。
・時間軸
いま、欲しいのか、過去、欲しかったのか、ということです。
・承認の種類
子供時代に、「自分はスキンシップを求めたい」ということ自体を、
封印してしまうのです。
そうすると、それは「この世界にないもの」になっているので、
(あきらめて)「この世界にあるもの」で自分を満たそうとする。
・満足の純度
自分自身の問題というよりも、相手の問題が大きく絡んでくるものです。
彼女の優しさ、愛情には、どうしても、彼女が自分で責任放棄した、
彼女自身の負の感情が、混ざってくるんです。
濁りがある。純粋じゃない。
by女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学
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