エゴグラム~自己変容

 

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エゴグラム(五つの自我状態)
交流分析:自己の自我状態を知るための「エゴグラムチェックリスト」

下記に人の行動を表す短文があります。自分に当てはまるものには「○」、当てはまらないものには「×」、どちらでもないは「△」で答えてください。
出来るだけ「○」、「×」で答えるようにして下さい。

1. 周囲の人たちとさわいだり、はしゃいだりする方である・・・・・・・・・・A
2. 物事を事実に沿って、色々な角度から検討する方である・・・・・・・・B
3. 困った人を見るとつい手助けする方である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C
4. 他人の長所より欠点が目に付く方である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・D
5. 嫌な事は嫌と言わず抑えてしまう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・E
6. 選挙の時はほとんど知らない人に投票することが時々ある・・・・・・F
7. 好奇心が強い方である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A
8. 何ごとも情報を集めて冷静に判断する方である・・・・・・・・・・・・・・・B
9. 他人に援助をさしのべるのが好きである・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C
10. 規則を守らない人を見ると、すぐ注意する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・D
11. 無理をして他人から良く思われるように行動する・・・・・・・・・・・・・E
12. 時々、口に出して言えないような良くないことを考える・・・・・・・・・F
13. 遊びの雰囲気に抵抗なくとけこめる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A
14. 感情的と言うより理性的である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・B
15. 無償の働きをして喜ぶ方である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C
16. 他人のミスや欠点などをトコトン追求する方である・・・・・・・・・・・・D
17. 他の人が決めたことは嫌でもおとなしく従う方である・・・・・・・・・・E
18. 知っている人全部を好きだとは限らない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・F
19. 映画やショウ(演劇など)など娯楽を楽しめる・・・・・・・・・・・・・・・・A
20. 過去のことにとらわれず現在を重視する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・B
21. よく他人の面倒をみたり、世話をする方である・・・・・・・・・・・・・・・C
22. 子供をスパルタ式(きびしく)しつける・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・D
23. 思ったことをはっきり言えず、後で悔やむことが多い・・・・・・・・・・E
24. 家で食事をする時、人中で食事をする時ほど行儀は良くない・・・F
25. 我を忘れて子供や動物と遊ぶことができる・・・・・・・・・・・・・・・・・A
26. 行動を起こす場合、自分にとって損か得か良く考えてする・・・・・B
27. 他人が幸福になることを喜ぶ方である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C
28. 他人が間違ったことをした時にはすぐにとがめる・・・・・・・・・・・・・D
29. 他人の機嫌をとる(顔色をうかがう)ようなところがある・・・・・・・・E
30. いつでも本当のことを言うとはかぎらない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・F
31. 抵抗なく奇抜なことが出来る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A
32. 買い物をするとき、計画を立て衝動買いをしない・・・・・・・・・・・・・B
33他人の失敗や落ち度に対して寛大である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C
34.他人の無責任な行動をとがめる方である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・D
35.何かしようとする時、すぐに人の思惑が気になる方である・・・・・・E
36.時々腹を立てる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・F
37.喜怒哀楽の表情を素直に表す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・A
38.話をするときに数字やデータを使う方である・・・・・・・・・・・・・・・・B
39.他人から、よく「あなたのそばに居るとホッとする」と言われる・・C
40.子供や部下に不平や文句を言わせない方である・・・・・・・・・・・D
41.自分がどう評価されるのか気にする方である・・・・・・・・・・・・・・・E
42.時々人のうわさをする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・F
43.何か行動を起こす時、直感や占いなどに頼ることがよくある・・・A
44.何かをする時に、過去の失敗を参考にする・・・・・・・・・・・・・・・・・B
45.他人をほめることが上手である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C
46.嫌なことは嫌だとはっきり言う方である・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・D
47.自分から積極的に行動することは少ない・・・・・・・・・・・・・・・・・・E
48.ゲーム(勝負事)には負けるより勝ちたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・F
以上です。

「○」の付いた箇所を1点として質問番号の末尾のA~F別に合計して下さい。

例:
@A~*点:@B~*点:@C~*点:@D~*点:@E~*点:@F~*点
と言うような感じで!
そして、立て軸に点数を
横軸に「D:CP」「C:NP」「B:A」「A:FC」「E:AC」の順番で折れ線グラフを描いてみて下さい。

 

交流分析: エコグラムから何が読み取れるのか!
エコグラムの折れ線グラフはかけましたでしょうか?
まず、Fは検証尺度で、この検査を受ける時にありのままを答えたかどうかを見ています。
Fが低い人は、自分を良く見せようとして答えた可能性があります。

人間には五つの自我状態があります。

* 五つの自我状態の特色
1/3:P~親の心
「P=親の自我状態」には、懲罰と制限加える父親的部分「CP」と、人の世話をするような養育的な働きの母親的部分「NP」があります。
@D:CP~批判的な親の心
信念に従って行動する厳しい父親のような親の心です。
自分の価値や考え方を譲ろうとせず、他人を批判したり、非難したりします。
良心や理想と深く関連していますが「CP」が強すぎると、尊大で支配的な態度、命令的な口調が目立つようになります。
@C:NP~保護的な親の心
思いやりを持って優しい母親のような親の心です。
親切、いたわり、寛容な態度と関連しており、親身になって人の面倒を見る保護的な優しさが特徴です。
「NP」が強すぎると、過保護や、おせっかいになりやすいので気を付けてください。

2/3:A~大人の心・成人の心
事実に基づいて物事を判断しようとする合理的な大人の心です。
「A」 はコンピューターに例えられ、データを集めて論理的に処理していく働きをします。「A」が強すぎると、打算的で冷たく情緒の乏しい人間味に欠けた人になる恐れがあります。

3/3:C~子供の心
「C=子供の自我状態」は、相手が親のように振舞うときや、また、自分が依存的になったり、楽しい思いをしているときによく働くものです。「C」は自由な子供と順応した子供の二つに分けられます。
@A:FC~自由な子供の心
自分の欲求のままに振る舞い、自然の感情をそのまま表す何ものにも縛られない自由な子供の心です。「FC」が強すぎると、明るくて無邪気ですがわがままな面があり、自分勝手で依存的な面を持ち他人への配慮に欠けるところがあります。
@E:AC~順応した(従順な)子供の心
自分の気持ちを抑えて相手の期待に沿おうと努める順応した子供の心です。
「AC」は自分を抑え社会規範に従って行動する傾向を持ちますが、
「AC」が強すぎると、嫌なことを嫌と言えずにストレスを心の中に溜め込むことになってしまいます。

年齢・職業・立場などによってこの折れ線グラフはバラツキがありますが、日本の男性の場合には「NP」を頂点としたなだらかな山のような折れ線グラフ、
日本の女性の場合には「A」が低く「NP」「FC」が高いM字型の折れ線グラフが標準と言われています。

<エゴグラムの読み方のポイント>
あなたのエゴグラムはどんな形になりましたか?
細かい点数を気にする必要はありません。エゴグラムは各人の個性を表すもので、
どういう形が優れているか、あるいは逆に悪いかというものではありません。
また、描かれた形は人の年齢とか、発達段階、生活状況などによって異なってきます。
しかし、多くのエゴグラムを観察するとき、
ある種の生き方をする人やある種の病気を病んでいる人などに共通した
エゴグラムが見られることも事実です。
そのことを十分に理解することによって、自分の性格を知る(自己理解)ことが可能になってきます。
交流分析(TA)では、この自己理解は重要なポイントの一つです。
A:まず、一番高い箇所に注目してどの自我状態が優位のエゴグラムかを判定する。
B:各優位タイプの基本的な性格を考える。

1.「CP」優位タイプ
責任感が強く義理堅い人で、弱い者や困っている人たちの面倒をよく見ます。
しかし、基本的には他者否定の構えを持ち権威的、支配的なところがあります。
自由に振舞ったり、遊びに興ずる人には抵抗を感じやすい人です。
理想的なことを唱えながら他方では頑固なところがあります。
完全を要求してついつい口出しをするので他人の不興を買いやすく、
人間関係がぎくしゃくしてくることが少なくありません。

2.「NP」優位タイプ
他人を認め、強引を排し、充分な思いやりを持って接することが出来る人で、
基本的に自他肯定の構えの持ち主です。
親切で面倒見がよく、また自分の主張すべきことは意を尽くして穏やかに話します。
しかし、自分を犠牲にしてまで相手中心に振舞うことはありません。
いわゆる「気は優しいがしっかりしている」人です。
相手と話し合うことができ、協力を促すことも上手です。
日本人の間では健康で適応のよいタイプと考えられています。

3.「A」優位タイプ
このタイプの人は情緒より知性がまさり、
合理性、能率性、生産性が優先する傾向があります。
一般に落ち着いた態度を保ち、他人を強く批判したり自己を卑下するところがありません。
多角的に物事を観察し平等、公平に評価しようという態度でのぞみます。
対人態度はギブ・アンド・テイクでものごとを処理していきます。
西欧型の人間像で、普通の日本人としては冷たい印象を与えるかも知れません。

4.「FC」優位タイプ
感情や欲求を自由に表現できるので行動先行になります。
遊び、芸能、芸術、などの領域で活動できる人といえましょう。
基本的な構えは自己肯定で自信を持っています。
一般に明るくて楽しい面を備えています。
しかし、低い「P」を伴っている場合は、自己愛的な面も強く、
トラブルを起こしても周囲に甘えて自分の責任を取ろうとしない人になります。
一見、伸び伸びとした魅力ある姿を呈しますが、他人に対する配慮に欠けるところがあります。

5.「AC」優位タイプ
他人依存のタイプの「自分が無い」人で、いつも相手の期待に沿おうとします。
基本的な構えは自己否定的、自己卑下、遠慮の言葉が多いようです。
時にはこうした生き方に対する不満が昂じて消極的な形で抵抗することもありますが、
これも他人依存の一面と考えられます。
対人関係では、べったりと甘えて、しがみつく面があります。
見捨てられる不安が強く、常に相手の愛情や関心を確かめていたい人です。
自立を促しても、なかなか応じられません。
一般に誰かの庇護の下で落ち着く傾向があります。

 

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*エゴグラムを用いた自己変容

1. 自分を変えるということはどういうことか
自分を多少とも変えるということは、
エゴグラムの上で言うと「P」「A」「C」の間のエネルギーの配分を変えることになります。
その為には、次のような点を配慮して自己を変えるための計画を立てるのが良いと思います。

A:目標をはっきりさせる
現実のエゴグラムの上に「こうありたい」と望む理想のエゴグラムを描いてみます。
一般に「NP」と「CP」を高くして「AC」をそれより低くする方向に目標を定めるのがよいとされています。

B:高い箇所を縮めるより、低い部位を伸ばすようにする
人格の主導権を握っている優位(高い箇所)な自我状態を無理に縮めようとしても実際にはなかなか上手くいかないものです。

*心的エネルギー一定の法則
外的・内的環境が変わらなければCP+NP+A+FC+AC=一定値であるという法則
自己変容は高いレベルのところは下げにくい傾向にあるので、
低いレベルのところを高くすることで自動的にその総和は一定なので、
高いところが低くなります。

*各自我状態をかえてみよう!

1/5「CP=支持的・批判的な親の自我状態」の上げ方
「CP」が上がると自分の価値観に基づいた自分なりの生き方が出来るようになります。
イ)軽はずみな冗談や意見はなるべく慎み、出きるだけ無駄口はきかない努力をします。
そして、いったん口をきいたら、その意見を引っ込めないように訓練してください。
ロ)時間やお金に厳格になってください。
約束の時間を守り、相手がそれを破ったら、そのまま許さずに理由を聞きただします。
お金の貸し借りもはっきり断って出きるだけ避けるようにします。
ハ)生活の時間割を立てて、可能な限りそれを守ります。
きちんと物事を処理する訓練です。
ニ)テニスのラケットなどで枕たたきをすれば「CP」を肉体的に表現する訓練になります。
怒りの対象を枕に見立てて批判や非難の言葉を口にしながらたたくのです。
さらに、次のようなことを参考にして下さい。
* 「私は~~と思う」とはっきり自分の考えを述べる。
* 自分の意見を持ち、それを主張することを練習する。
* 決めたことは最後まできちんとやる。
* これで本当に満足していいだろうかと要求水準を少し上げてみる。
* これは、私の立場や年齢にふさわしい姿だろうかと考え、自分に厳しくなる。
* 何か一つ最後まで譲らずに頑張ってみる。
* 部下や、子供の間違いを努めてその場で叱るようにする。
* 時間や、金銭に関して、もう少しやかましくなる。
* まぁいいや、何とかなるという態度を辞め、責任を持つようにする。
* 約束や取り決めをきちんと守り、人にもそれを要求する。
* どっちでもいいと考えるのではなく、自分の責任でどちらかに決める。
* 好き嫌いをはっきり言う練習をする。

2/5「NP=養育(擁護)的な親の自我状態」の上げ方
「NP」が低い人は親密な人間関係が持ちにくく、寂しい思いをしがちです。
人を援助することが少ない為、人からの援助もあまり期待できません。
しかし、こちらから相手に親切に働きかけるように心がけると「NP」が高くなり、
持ちつ持たれつの人間関係へと発展していくものです。
この「NP」を高めることは、相手との間に情緒的なコミュニケーションを
通わせるのに役立ちます。また、「NP」は「FC」と結びつくことが多いのです。
イ) ご主人やお子さんの為に美味しい料理を作ってみてください。
料理教室へ行くのも役立ちます。
ロ) 和服を着たり、帽子を被ったり、ファッショナブルに装ってみます。
ハ) 子供、それもなるべく小さな子供の世話をします。
子供を抱きしめ、背中を軽くたたいたりする行為は「NP」を高めるのにとても役立ちます。
ニ) 日常、最も容易にできることは、他人へのサービスと親切を心がけることです。
そして、人の失敗や欠点を責めず、良い所をほめてあげましょう。
まず、挨拶から始めるのもよいでしょう。
さらに、次のようなことを参考にして下さい。
*相手に対して関心を示すように努める。
*世話役などをすすんで引き受ける。
*相手の好ましい点、よい点を見つけて褒める練習をする。
*相手の気持ちや感情を理解するように心がける。
*自分からすすんで挨拶をする。
*困っている人を見たらすすんで手を貸すようにする。
*減点主義ではなく加点主義を取り、よい面を中心に相手を見るようにする
*相手の否定的な言葉や態度には応じないようにする。
*機会をとらえて、小さな贈り物をしたり、優しい言葉をかけたりする。
*弱い立場にある人の世話をしたり、援助をしたりする。
*細かいことにはこだわらず、相手のためになるような行動をする。
*小動物や草花などを心を込めて育ててみる。

 

3/5「A=合理的な大人の自我状態」の上げ方
「A」 が低い人は計画を立て、冷静かつ合理的に行動していくことが苦手です。
その時の気分や思い付きで行動しやすく、後で後悔しがちです。
面倒なことは考えずに気楽にやろうと言う傾向があるため、
人からの信頼が今ひとつ足りないのです。
「A」の高い人は、仕事面でパートナーとなる時信頼できます。
現代を生き抜くためには、ある程度の「A」の高さを必要とすることは、いうまでもありません。
「A」と「C」が同時に働いていると、創造性が生まれ、
仕事関係のよきコンサルタント役を果たしくれます。
イ) テレビで娯楽番組を見るのは暫くストップ、
NHKのニュースとか科学番組などを努めてみるように心がけます。
新聞の社説を読んで考えることも役立ちます。推理小説も結構です。
ロ) 家計簿や、出納簿あるいは日記をきちっとつけてみましょう。
物事を客観的に見る目ができ「A」を高めます。
ハ) チェスや囲碁などの論理的なゲームを覚えるのも、合理的でコンピューター的な思考法を養い「A」を引き上げます。
さらに、次のようなことを参考にして下さい。
* ものごとを分析し、その中に何らかの法則性が見られないかを調べる。
* 言いたいことやしたいことを文章にする。
* 同じ状況で、他の人ならどう判断し行動するかを考える。
* 相手の話の内容を「~~ということですか」と確かめるようにする。
* 新聞の社説を読んだり、かたい内容の本を読むように心がける。
* 1年間、1ヶ月、1週間、1日の計画を立ててそれに沿って行動する。
* 筋道を立てて論理的に考える練習をする。
* 人の話をうのみにするのではなく、自分が納得いくまで確かめるようにする。
* 自分の行動にムダなところがないか、反省するように心がける。
* 当たり前と思わず、何故だろうと考え、いろいろ調べてみる。
* 問題全体を分析し、事前に結末を予測してみる。
* 新しいものごとに関心を持ち自分で調べるようにする。

4/5「FC=自由な子供の自我状態」の上げ方
「FC」が低い人は、生き生きとした自然の感情を上手く表すことができません。
そして、人の目を気にしたり、建前中心で働いたりします。
「FC」が低いと人間関係が形式的になりやすく、心の交流ができにくいものです。
「FC」を上げる為には、感受性を豊かにする訓練をし、思考法に柔軟性を持たせるように心がけてください。
イ)子供と相撲を取ったり、キャッチボールをしたり、一緒に歌ったり、
つとめて幼児と接するようにします。
ロ)「あんなものが」と言わないで、漫画やユーモア小説を読んだり、
テレビでバラエティー番組なども見るようにします。
ハ) 動物園遊び:人の顔を見て、どんな動物に似ているかを想像することです。
メガネザル、カバ、キツツキなどなど・・・・よくほえる人にはスピッツ、ブルドック。
いつもかみつく人にドーベルマン、土佐犬などという具合です。
これは想像力や自発性を刺激します。
二)頭傾:頭を左右どちらか7度かそれ以上傾けると状況が違って見えてきます
これは、心理学的にも証明されていることで、
往々にして状況判断に新たな解釈をもたらします。
ホ)神秘的な体験:トランプ占いをしたり、星座占いなどに興味を持つことです。
「そんなことで、バカな」と一笑に付すようでは「FC」を押し殺している証拠であります。
気楽に一度試してみましょう。
さらに、次のようなことを参考にして下さい。
* 積極的に娯楽(スポーツ、映画、テレビ等)を楽しむ。
* 芸術(絵、音楽、俳句など)を楽しむ。
* 不快感に多くの時間を費やさず、気分転換して楽しいことを考えてみる。
* 心から楽しめるような趣味を持つようにする。
* 今までやったことの無い、新しいことに積極的に取り組んでみる。
* 自分から進んでみんなの仲間に入っていくように心がける。
* おいしい、うれしいというような気持ちを素直に表現する。
* 短く楽しい空想を時々楽しむ。
* ユーモアや冗談を言って人を笑わせる。
* 童心にかえって子供と一緒に遊ぶなど。
* 生活の中に自分が楽しめる遊びの時間を増やす。
*鏡を見ていろいろ面白い顔をしてみる。

5/5「AC=順応した子供の自我状態」の上げ方
「AC」が低い人は、頑固であまり周りに合わせようとしません。
自分中心になりやすく、人とよく衝突を起こします。
他人への配慮に欠ける為、仲間から浮き上がることも少なくありません。
「AC」を高め、相手にちょっとした配慮を心がけることで、
今までより人間関係がスムーズになります。
その結果あなたの望むことが実現されやすくなります。
「負けるが勝ち」が「AC」が低い人へ贈る言葉です。
また、一般的にこの「AC」が低い方が心身症にかかりにくい性格と言われています。
イ) 友人や家族が観ている映画やテレビにおとなしく従うようにします。
家族の欲するところに従うという訓練です。
ロ) 聞き上手になるように努力をしましょう。
相手の話を聞いている最中は、判断的な口を挟むことを控えて、あいづちを打つようにします。ハ) テレビを見ながら、主人公に合わせて、
喜び、悲しみ、当惑、怒りなどを全く同じように表現してみます。
本人の気持ちをくむ練習に役立ちます。
ニ) 小鳥や熱帯魚などの小動物を飼育することも、他人への配慮に役立ちます。
しかし、ほったらかしで死なしては何にもなりません。
出来るだけ、愛情を持って努力してください。
さらに、次のようなことを参考にして下さい。
* 相手を立てて、相手の立場を優先するように心がける。
* 自分が喋るよりも相手の話を聞くことを中心にする。
* 相手がどう感じたかを確かめ、相手の気を悪くさせないように配慮する。
* 相手に遠慮し、妥協するように心がける。
* 相手に反論せず、相手の言うことに従ってみる。
* 相手の気持ちを気遣う。
* 相手の顔色を伺って行動してみる。
* 「すみません」という言葉を多く使ってみる。
* 言いたいことがあっても、三つに一つは言わずに我慢する。
* 何かするとき、相手の許可を得てからするように心がける。
* 部下や子供の言うことに従ってみる。
* 批判せず、言われたとおりに行動してみる。

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