本日の心理学・名言16752-3

気になるあの人にグッと近づく奥の手

合コンでちょっと気になる人がいたとしましょう。
その人と親しくなりたいと思った時、どのような方法で仲良くなったらいいのでしょうか。
そんな時はあれこれ技巧を凝らすよりも、いわゆる正攻法を使うのが 一番好印象なのです。
積極的に自己紹介をし、自分の長所をどんどんアピールしていくことです。
そうすれば誰でもお友達にまではなれますよね。
さてその問題はその先です。
恋愛感情の伴った 関係にまで発展させるためには、
さらに深く自分のことを話さなくてはなりません。
自分の個人情報だけではなく 、内面や思想まで 明らかにすることによって 、
恋愛感情は深まります。
これを心理学では 「自己開示」と呼んでいます。
こんなことを親にも親友にも話したことがないのよ、初めて貴方だけに話すんだけど聞いてくれる?
などという前置きで話しかければ、きっと相手は、身を乗り出して聞いてくれるでしょう。
「あなただけ」という「限定効果」はとても強い印象を残すからです。
ここで大切なのは、単にポジティブな自己開示をするだけではなく、
一つぐらいは、ネガティブな自己開示を挟み込むことです。
「私はこれが苦手で悩んでいる」「僕はこういう上司とうまくやっていけなくて・・・」
というような内容です。
これを「負の自己開示」と呼びますが、自慢話話だけをするよりも 、
この「負の自己開示」をして、それを「実は僕も」と意気投合すれば、
二人の親密度は一気に増し、ただの友達よりもっと深い同志になることができます。
ひいては、恋愛関係になれる可能性も格段と高まるのです。
ところで、どうして相手に自己開示をするのかの動機には、男女で差があると言われています。
男性は女性と仲良くなりたいがために意図的に自己開示をしてます。
一方で女性は自分の話を聞いてもらうこと自体に喜びを見出しやすいのです。
ですから、自己開示の分量は自ずと女性の方が多くなるという傾向があります。
おしゃべりをめいっぱいさせてもらうことによって、
相手のことを気に入る可能性は、
女性の方が強いということです。
どちらにしても、楽しい話題の中に「負の自己開示」を織り交ぜるのは、
すぐに仲良くなる大きなきっかけになります。
ここぞという時に黙ってばかりいる人は、とても損をしているということでですよ。