@A:
独りよがりのおしゃべりは友達をなくす?
世の中には一方的に自分のことだけを話したがる人がいます。
特に女性に多いと言われていますが、「私の彼が・・・・」「 飼ってる猫が・・・・」「 うちの親が・・・・」
と、一方的に話題をどんどん変えて、自分のことばかり途切れることなく話す傾向があります。
これでは一緒にお茶を飲んでいる相手にとっては、だんだん苦痛になってくるかもしれませんね。
会話が苦痛になれば、もうあの人とお茶を飲むのはこりごりという事にもなりかねません。
友達はいつのまにか遠ざかってしまいます。
「別にケンカをしたわけでもないのになぜだろう」と考え込んでしまうだけで、
自分の一方的なおしゃべりが原因だと気付く人は滅多にいません。
昔からよく言われていることですが、会話術で重要なことは喋ることよりも聞き上手になることです。
アメリカの実験で、実際にたくさん話した人の方が 聞き手に回った人よりも
「 あの人とは馬が合う、もうもう一度会いたい!」という感想を持つということが実証されています。
それとは対照的に聞き役方は 「あの人とはあまり話が弾まない」
というネガティブな感情を漏らしていました。
話し手の方がせっかく一生懸命に話題提供サービスしたつもりなのに、何とも皮肉なことですね。
ですから自分が話したいことはひとまずおいて、相手の話に耳を傾けること。
「へ~そうなの」「 よかったね」「かわいそう」などの率直な反応を示しながらでも、
「私はこう思うのよ」とさりげなく、自分の意見を挟んで会話を進行させることが、
相手を気持ちよくさせるコツなのです。
私っておしゃべりだからという人は、話すことには自信があっても、聞くことは苦手なタイプが多いもの。
本当の会話上手は、相手の話を引き出して楽しませてあげる聞き上手であることが多いんですよ。
@B:
人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気付かせてくれるために起こります。
そして、あなたに解決できない問題は決しておきません。
あなたに起きている問題は、あなたに解決する力があり、
そしてその解決を通じて、大切なことを学べるから起こるのです。
by野口嘉則(のぐち・よしのり*「鏡の法則」著者)