@A:
行動の意思決定(決断)に迷った時、
そのことをして誇りがもてるかどうかを考え、
もし、誇りを持てると判断したらそれを行い、
誇りが持てそうもないと感じたらやめる、
というふうに意思決定すると、だいたい物事はうまくいくものです。
なお、この場合の誇りとは、人に自慢できるかどうかということではなく、
自分自身に対して誇れるかどうか、ということです。
自分自身に胸を張って誇れるかどうかを考えるのです。
なぜ誇りが持てるかどうかが重要なのでしょうか。
誇りが持てることと、悦びが得られることがイコ-ルだからです。
人にウケのいい生き方ではなく、自分自身にウケのいい生き方をすると、
悦びと誇りが同時に手に入るのです。
自分に誇りが持てる生き方をすると最も大きな悦びが得られるのです。
人は、自分の悦びのために生きてこそ悦びと感動の人生になるのです。
悦びというのは、やる気のエネルギー源です。
本物の悦びは、人を元気にし、人に希望をもたらすものです。
だから、悦びが得られることをますますやるようになります。
これが向上心です。
@B:
やることがないとか面白くないとか言っていませんか?
世の中が面白くないですか?
でも、世の中簡単に変わらないですよ。
じゃあ、どうすれば面白くなるのか。
自分が変わることです。
自分が変われば世の中が面白くなる。
・・・変わっていくこと、
それが学ぶということ。知るということです。
自分が変わっていなかったら、何も学んでいないと思えばいい。
by養老孟司(ようろう・たけし*解剖学者)