@A:
#きめの勾配
奥行きの手がかりの一つ。
通常,面にはさまざまな肌理(きめ)が与えられている。
ギブソンは,肌理(きめ)を構成する要素の密度が徐々に変化したとき,
その面は傾斜(奥行き)面として見え,細かい肌理の部分ほど遠くに知覚されると考えた。
たとえば,砂地を撮った写真について考えてみると,
その構成要素である砂粒が比較的に大きく写されている部分は近くに見えるが,
砂粒が小さくなるのに伴って,その位置は遠ざかるように見える。
*肌理(きめ):光の濃淡の分布~
木目,布の生地,地肌などはそれぞれ独特の肌理を形づくっている。
@B:
#転移行動
特定の事態において突然その事態とはまったく無関係な行動を示すことがあります。
このような行動を「転位行動」と言います。
この「転位行動」については闘争とか強いコンフリクト(葛藤)の状態に置かれて、
長い緊張状態が続くと精神的肉体的に耐えられなくなってしまい、
そこで、その緊張を意識的・無意識的に緩和させる現象として、
突然引き起こされる行動であると言われています。
以上から理解することとして、
行動は生活体の内外不均衡な状態を方向に行われるはずなのに、
時によってはそれとまったく無関係な起こる場合もあるということです。
しかし、いずれもその中に生活体の不均衡を解消しようとする
因子が含まれていることはまぬがれません。