本日の心理学・名言15716-5

A
#遡行的阻止
(
そこうてきそし)
一つの刺激を把住した後、ただちに他の刺激を把住(注)させると、
前の把住を阻害する現象が起こります。この現象を遡行的阻止と言います。

よって、学習させる場合、それを阻害させないように、
しばらく休ませた方が良いと言う事が分かります。
また、実験例からも、睡眠は最も良好に把住を保たせることが実証されております。

*把住(はじゅう):学習したところのものを頭の中に保存しておく機能です。

@B:#分散学習
教わってから適度に「間(時間)」をあけて復習に取り組むという方法です。
間をあけることに不安を感じたり、同じことをくり返したくなったりしがちです。

でも、理解した直後に同じことをくり返す「集中学習」は分散学習とくらべ、効果は高くありません
直感的に「ん?」と感じるかもしれませんが、
いろいろな実験から分散学習の効果は明らかだといいます。

ピアノの練習が一例。
「発表会の前などは同じ曲ばかりをくり返したくなりますが、別の曲も弾いたほうがうまくいく。
本人もびっくりするかもしれませんが」。

C
#モラトリアム

本来は「支払い猶予期間」の意であったのを転じて,
社会的責任を一時的に免除あるいは猶予されている青年期をさす。

生きがいや働きがいを求め,発見するための準備を整える一方、
自分の正体,アイデンティティを確定できず、
無気力、無責任、無関心など消極的な生活に傾きながら,自我
の同一性を確立してゆく。
アイデンティティ(自我同一性):
いわば「これこそが自分自身である」といった実感を示す言葉。