本日の心理学・名言15668-3

人から裏切られたときの対処法

信頼していた人から裏切られる。
人間関係において、これほどショックの大きいものはないでしょう。

「もう誰も信じられない」という人間不信にさえ、陥りかねません。

そんなとき、わたしはこう考えるようにしています。
まず、その人は本当に信頼すべき人だったのか?
これは相手の人間性を問いただすのではなく、
自分とその人の関係性を見つめ直す作業です。

もしかしたら、自分が一方的に、親友だと思っていたのかもしれません。
その人との会話の中で、気の合う部分だけ拾い集めて
「無二の親友」と決めつけていたのかもしれません。

そんな自分の過剰な好意が、相手には負担だったのかもしれません。

そうやって考えていくと、はたして今回の「事件」が
本当に裏切りと呼ぶとふさわしいものだったのか、
冷静に判断することができるでしょう。

もし、仮に裏切りだったとしても、
そのショックはずいぶんと軽くなるのではないでしょうか。

そもそも、相手から裏切られてショックを受けるのは、
こちら側の過度な期待があってこそ起こるもの。

自分はこれだけ相手のことを思っているんだから、
と相手にも同じ好意を求める。
また、自分はこれだけのことをしてあげたのだから、
と見返りを求める。

そんな過度な期待が満たされなかった時、
わたしたちは裏切りを感じるのです。
しかし、相手に見返りを求めるような心の持ち方は、
あまりいいものではありません。
もしあなたが、別の人からそんな息苦しい関係を求められたら・・・
逃げ出したいと思うのではないでしょうか?
さて、みなさんは、人から裏切られたと感じた時、どう対処しますか?

by
心のストレッチルーム