@A:
人生のある場面で、「この先、生きていてなんの楽しみもないな」
と思える時もあるかもしれません。
ですが、自分の存在の意味や価値を決定するのは自分ではないのです。
私たちは天から命を与えられており、
すでにこの世に存在していること自体が存在価値のあることを証明しています。
「絶望とは『生まれ変わる』ための陣痛に他なりません」という言葉もあります。
絶望を感じられることはまだ希望のある証拠なのです。
ただ、それはひどく辛く苦しいものです。
そんな時どう対処したらよいか。
希望がすべて絶たれた状況が「絶望」です。
そうとしか考えられない時、私たちは何かの結論を出そうとします。
しかし“黙って待って”そこに自分の解釈を加えないことや、
ほとんど何の役にも立たないことにも望みを託してみる方法をお勧めします。
絶望の淵にあって必要なことはただ一つ。
「あるいは望みが見いだせるかもしれない」と思い続けることなのです。
@B:
どんな場合であれ、子供を叱る場合は十のうち八つは褒めてあげ、
後の二つを叱るぐらいでちょうどいいのです。
この比率でいけば、叱ることの多い子は
それだけ褒める機会も多くなければならなくてはいけないことになります。
子供をまっすぐ育てるポイントはここにあるのです。
ほとんどの場合はこの逆をやっているように思われます。