本日の心理学・名言7210-5

A
行動は意志や決断によって行われているようで、
実は想像力(想念)によるところが非常に大きいのです。
それが良い想像力の場合は前向きに取り組めますが、
不吉なことや気の滅入る出来事、思いがけない失敗などが立て続けに起きたら、
どうしてもマイナスの想像になりがちです。

そういう時プラスに転じないまでも、
せめて建設的な方向へ想像力を誘導していく方法として、
「悪い出来事は天からの警告だ」と解釈するといいのです。

そうすれば自分の思考や行動を修正する機会が得られ、
結果的にプラスへともっていけるのです。
人はその身に降りかかることより、それをどう考えるかによって、
全く正反対の人生を歩むことができるのです。

B
人生は厳しい。
確かに、恵まれた境遇に生まれている人もいれば、そうでない人もいる。
しかし、神様から与えられる幸運と不運の割合は誰でも同じだと考えられています。
私たちには、誰でも等しく悲劇が降りかかってきます。
しかし、楽天的な人はそんな悲劇を吹き飛ばしてしまうのに対し、
そうでない人は悲劇に打ちのめされて、一歩も動けなくなってしまうのです。

まり、人生の中で与えられる「悲劇の量」はだいたい同じですが、
悲劇に対する「苦悩の大きさ」は人によって違うのです。
全く悲劇に悩まない人もいれば、大いに悩んでストレスを感じる人もいるのです。
悲劇にあっても、“苦悩の大きさ”だけは変えられるのです。
なぜなら、それは主観でコントロールできるからなのです。

どうせなら、文句を言わずに、悲劇を適当にやり過ごす人間になりたいものです。

心のスタミナがあれば、避けられない悲劇にあっても、
全く不満をもらさず、むしろ楽しむくらいの気持ちを持つことができます。