本日の心理学・名言7107-3

A
どうやったら、やる気を手なずけられるのだろうか。
最近の大脳生理学の研究などによると、
人がやる気になるのは三つの条件が整った時だといいます。
第一は「目的意識を持つ」ということ。
何をしたいのか、目指す目標は、到達地点は、その状況は・・・
そういうことがはっきりしないとやる気は起きません。
第二に「好きになること」。
人間は快感原則に忠実な動物ですから、
快感が伴わないことにはなかなかやる気になりません。
どんな方法であってもやる気になるためには、
最小限そのことが嫌いでないこと。
次に、それをすることが楽しいと思えるように工夫する必要があります。
第三に「環境の整備」が挙げられます。
いくらやる気になれといっても、条件が整っていなければ結果は出にくいのです。
やる気を出すためには、環境を整えることも重要な条件になってくるのです。
ただし、以上の条件は真正面からやる気というものに向かっていったときの場合です。

B
迷ったら「大差ない」と思おう~
人間は何かと迷うことが多いものです。
普通、迷うのは好ましいこととは思われていませんが、必ずしも悪ことではありません。
迷いは「より良いものを選択しよう」という意欲の表れでもあります。
一つ困るのは短時間にどちらか一方に決めなければならないような
選択の場面で迷った時なのです。
たとえばA、
B
いずれの大学に進学するか決めなければならないが、
いずれか決めかねているようなとき、
どのような基準で決めたらいいかという問題が出てきます。
その場合、客観的な材料によって比較検討してみるのが第一。
それでも甲乙つけがたく、迷う場合が出てきます。
そういう時は「どっちでも大差ない」と思ってしまうことです。