本日の心理学・名言6995-1

最大のストレス源は人生の諸問題だと思う人がほとんどです。
ある程度、それは真実。

ですが、もっと正確に言えば、
ストレスの増減は問題自体ではなく問題にどう対処するかで左右されます。

言い換えれば、
その問題からさらに別の問題を引き出してはいないか、ということです。
それらを危機と見なすか、それとも教師と見なすか。
問題はさまざまなかたちや規模や程度でやってきますが、共通点が一つあります。
こんなことがなければいいのに、と私達に思わせることです。

問題と格闘すればするほど一刻も早く消えてなくなれという思いがつのり、
ストレスもどんどんたまります。

皮肉ですが幸いなことに、その逆もまた真なりなのです。
仕方がないさ、人生には色々問題がつきものだとそれを受け入れて、
思い切って教師と見なすと、肩から荷物を下ろしたような気分になれます。
その視点に立って見直すと、
目の前の問題が握りしめた拳(こぶし)を開くようにほどけていきます。
これを試してみると、
ほとんどの問題は私たちが思っているような非常事態ではないことが分かるでしょう。
そして、そこからいったん何かを学んだ後は、
たいてい問題の方から遠ざかって行くものです。