本日の心理学・名言6992-9

A
私たちは人と話ながら頭で他のことを考えていたり、
三つ四つのことを同時にやろうとします。
一度に多くにことをやろうとすると、
目の前のことに意識が集中しなくなります。
そうなると、今していることに楽しみが見出せなくなるばかりか
気が散って能率が上がりません。

時間を区切って一度に一つのことだけをする練習をしましょう。
同時には、何もしないのです。
皿を洗う、電話で話す、車で運転する、子供と遊ぶ、妻や夫と話す、雑誌を読む・・・
なんでもいいから、そのことだけに専念し集中するのです。

すると二つのことが起きるのに気づきます。
まず、皿洗いやクローゼットの整理といった退屈なことでも
楽しんでやっていることに気づきます。
それが何であれ、気を散らさずに集中すれば没頭できて興味がわいてきます。
次に、能率よくさっさと仕上げることにびっくりするはずです。

B
発達加速現象
時代が進むにつれ、個体の生理学的・生物学的成熟が早まる現象いいます。
身長や体重の増大という量的側面はもちろん、
第2次性徴の低年齢化といった質的側面の変化も含まれます。

このように発達加速現象にはふたつの側面があり、
量的側面が加速する現象を「成長加速現象」、
初潮や精通などの性的成熟や質的変化の開始年齢が早期化する現象を「成熟前傾現象」
と分けて呼ぶこともあります。