本日の心理学・名言6992-7

自分が読むものはすべて自分の意見や見方を正当化するものばかりだ、
ということに気づいたことは?
ラジオやテレビ番組の選択にも同じことが言えます。
意見や視点を作り上げ、自分たちが信じるものの正しさを確認する作業を続けるのです。
このかたくななさは悲しい。

というのは自分とは正反対の意見や視点から、
多くのものが学べるチャンスなのに学べないからです。

自分と同じ意見や視点以外のものに心を閉ざすというかたくなさが、
ものすごく大きなストレスを生むという点でも悲しいのです。
閉ざされた心は、すべてのものを突き放そうと常に身構えています。

私たちはみんなそれぞれに自分の意見がいちばん正しいと確信しています。
意見を戦わせる二人が、
自分の正しさを証明するためにまったく同じ例を使うこともあります・・・
それぞれに正しく説得力もあります。

それを知っていると、本気でかかってもっと頑固になることも出来ますが、
ほっと気を抜いて新しい何かを学ぼうという気にもなります!

一日に数分でいいから、
態度を和らげて自分と違う視点で書かれた記事や本を読んで見ましょう。
信念や深い心情を曲げることはしません。

ただ新しい考え方に心を開くだけでいいのです。
そうすれば、自分と違う考え方を排斥しようとするストレスが軽くなります。
この練習は新しい事に興味を抱かせるだけではなく、
他人の無邪気さを見る練習、自分に忍耐力をつける練習にもなります。

自分と違う考え方に一つの論理を見出そうとして努めることで思慮深くもなれます。

排斥(はいせき):受け入れられないとして、押しのけ、しりぞけること