本日の心理学・名言6984-15

A
バランスの取れたものの見方をするには、
人に対する思いやりの心を奪うのが一番です。
思いやりとは相手に心を寄せることです。
相手の立場にたち、自分の事はひとまず置いておいて、
相手の苦しい立場を思いやり、その相手に愛情を感じることです。
相手の苦しみ、不満を我が事のように認識することです。

相手が苦しんでいるのを知り、何らかの力になりたいと口にすることで、
私たちは心を開いて共感することができます。

思いやりは訓練で養うことができます。
それには二つの方法があります・・・
意識すること、行動で表すことです。

意識するとは、
相手に心を開くことを忘れないようにするという意味、
自分から相手に心を広げるという意味です。
行動するとは、
「それに対して自分が何をするか」という意味です。

B
文脈効果
知覚・認知・言語・記憶に関する概念で、
その前後関係から対象となる刺激の知覚過程が影響を受けることです。

身近な例を挙げてみると、
「のり取って」と言われたとき、

それが食卓であれば食べ物の海苔のことを指していると思い、
また、相手が何かを貼ろうとしている状況なのであれば、
文房具の糊のことを指しているとわかるでしょう。

これが、言語における文脈効果の例です。
このように周囲の状況により意味が変わる現象が、
文脈効果と呼ばれるものです。