本日の心理学・名言6982-17

時間が経てば、過去の辛い出来事を忘れることが出来ると思っている人は多いようです。
しかし、残念ながら私たちの心はそんなに便利に出来ていません。

時が心の傷を癒すことはほとんどありません。

過去の辛い出来事を本当に忘れることが出来るのは、
毎日を生き生きと楽しく生きた人に限られます。
そういう人が過去を振り返ると、
確かに辛い思い出がいつの間にか小さくなっています。

しかし、未だに自己実現していない人、
つまり、今も毎日を楽しく生きていない人は、
過去の辛い思い出は決して小さくなりません。

では、どうすればいいのでしょうか。

過去の辛い出来事を直視することです。
むしろ、見て見ぬフリをするから、かえって辛さが大きくなるのです。
直視したら、その瞬間は辛くて泪が出ますが、
しかし、その泪がその傷に関しては人生最期の泪となります。
後は笑って暮らせます。

自分の過去を笑って人に話せるようにならないと、
解決したとは言えません。

笑って語れないような辛い過去をいっぱい持っていると、
人に心を開くことは出来なくなります。

なぜなら、
心を開いた途端、自分にした隠し事が飛び出してしまうからです。

人に心を閉ざすと、
自分を応援してくれる人を探すことも出来なくなります。