本日の心理学・名言272630-1

落ち込んでいるときには、
客観性がどこかに消えてしまい、
切羽詰った感じになるものです。
いい気分のときは、
そんなことはすっかり忘れ、
何もかもよく見えます。

つまり気分しだいで
現在の状況・・・結婚した相手、職場、持っている車、将来性、子供時代・・・
に対する見方がころりと変わるのです!

落ち込んだとき、私たちは気分のせいにする代わりに
人生を間違えたと感じてしまいます。
それまでの人生がたった数時間の間に
ガラガラと崩れてしまったような錯覚にとらわれます。
ですが、実際のところ、
人生は落ち込んだときに感じるほどひどくはありません。
人生とはそんなものさ、と暗い気分に浸っているより、
人生を現実的に見つめる機会、自分の判断が正しいかどうか
自問する機会と受け止める方がいいのです。
「たしかにいま自分は落ち込んでいる(怒っている、欲求不満、ストレスだらけ、憂うつ)、
気分はどん底だ、こんな時はいつも否定的なことしか思いつかない」
と自分に言い聞かせることです。
暗い気分は「放っておけば自然に消滅する人間の宿命的な感情」
と割り切ってやり過ごすに限ります。

暗い気分の時は人生を分析しない方がいいのです。
どんどん暗くなるだけですから。

いい気分の時はありがたく思い、暗い気分の時は「これもいまに消える」
と自分に言い聞かせて待つことにしましょう。
それは必ず消えるから。