本日の心理学・名言272629-3

いい聞き手になる~

いい聞き手とは、相手の話を途中でさえぎる癖を
持たないだけではありません。
自分の番が来るのをイライラと待つのではなく、
相手が言いたいことをすっかり話し終えて満足するまで、
聞き手にまわるということなのです。

ある意味で、相手の話がうまく聞けないというのは、
私たちの生き方を象徴しています。
私たちはコミュニケーションを
一種のレースのようにとらえがちです。
相手の話が終わると同時に話し出す、
という時間競争が目標になっているかのようです。

反応する速度をゆるめて相手の話をじっくりと聞くと、
もっと穏やかな人になれます。
それはプレッシャーがなくなるからです。
目の前の相手(電話の相手でも)が何を言うのだろうか、
それにどう応じようかとじりじり待つのは、
ものすごくエネルギーがいるし、
ストレスもたまることにお気付きでしょう。

ですが、相手の話を最後までじっくり聞いていると、
そのプレッシャーが消えていくのに気づくでしょう。
たちまち気分がリラックスし、
その気分は相手に伝染します。
相手もあなたと時間競争をする必要はないんだと感じて、
ゆったりしてきます。

いい聞き手になると忍耐強い人になれるだけではなく、
人間関係の質も向上させることができます。
みんな自分の話をちゃんと聞いてくれる人と
話をしたがるものなのです