本日の心理学・名言272618-5

劣等感って必要なの?
人間関係をややこしく、ストレスの原因の一つになっているもの、
それは劣等感でしょう。
劣等感を定義しておくと、
「他人に比べて自分が劣っていると感じる不安」です。

ではなぜ、劣等感は人間関係を悪くするのでしょうか?
たとえば、何か失敗を他人に指摘されたとします。
自信のある人は、「あっ、しまった」
と素直にうけとめ対処するでしょう。
しかし、劣等感の強い人は、たったそれだけのことであっても、
自分の人格を否定されたような気がしてしまうのです。
そのため、陰で相手の悪口を言って、
自分の劣等感を晴らそうとします。

また、自分が苦手としていることをうまくできる人を見ると
劣等感が刺激される人がいます。
そういった人は、その人の欠点を見つけて批判したくなるのです
自分が相手より劣っていると思うと不安なので、
相手のほうをおとしめようとする心理状態です。

しかし、カウンセラーの立場として申し上げれば、
劣等感のない人間などこの世にいません。
むしろ、それを克服しようと、プラスの方向に向かうことによって、
人は素晴らし仕事をなしとげたりするのです。
ですので、自分の劣等感をどうとらえるかが大切なのです。
「ここが他人より劣っている」と思った時、
あえてその劣っていることに挑戦すればいいのです。
もしくは、似たようなことにチャレンジすればいいのです。
そして、「劣っている」という不安が消えるまで努力をする。
劣等感を克服しようとする努力をするうちに、
眠れる能力が掘りおこされるということもあります。
あなたが、若くて、負けず嫌いの性格で、
それゆえに強い劣等感をいだいてしまうのならば、
それは、むしろ素晴らしいことを成し遂げる可能性を秘めているといえます。
あなたの劣等感はそのための原動力になると、私は思います。
さて、みなさんは、劣等感をどんなエネルーギーに変えたいですか?
by心のストレッチルーム