本日の心理学・名言272608-3

徳と毒はよくにている。
徳は毒のにごりを取ったものだ。
毒が薬という言葉もあるではないか。
毒になることでも、
そのにごりをとれば徳になるのである。
どんないやなことでも、
心のにごりを捨てて
勇んで引き受ける心が徳の心だ。
いやなことでも、辛いとかいやとか思わないでやる、
喜んで勇みきって引き受ける、働きつとめぬく、
それが徳のできてゆく土台だ。
ばからしいとか、いやだなあという、
にごった心をすっかり取って、
感謝と歓喜で引き受けるなら、
辛いことほど徳になるのだ。 

by常岡一郎(つねおか・いちろう*政治家、宗教家、文筆家)