本日の心理学・名言27256-5

周囲が応援したくなる人とは?

「不安だけど」と最初にいってもらえれば、
周囲の人も「そのときは協力しなくちゃ」と受け止めます。
「この人、大丈夫かな」と心細くなる人もいるでしょうが、
「ベストを尽くす」「頑張る」といってもらえれば、
「しっかり支えてあげよう」と思うものです。
それから、不安を抱えながらも
何かに挑戦しようとする人がいれば、

応援したくなるのが私たちです。
自信たっぷりに挑む人より、
心の中で「頑張れ!」と励ましたくなります。

たとえば、人前で話すのが苦手とか、
大勢の人間を前にすると上がってしまうような人は、
あいさつやスピーチが回ってくると尻込みします。
「きっとドキドキしているんだろうな」
と誰でもわかるぐらい、緊張しています。
そういう様子を見ると、
やっぱり応援したくなりますね。
「失敗してもいいから、最後まで頑張ってね」
と心の中で励ましてしまいます。

強がったり、虚勢を張る人に対しては、
そんな気持ちにはなれません。
スピーチでも、
いかにも自信たっぷりに話し始める人がいれば、
「イヤな感じだな」と思うし、
「どうぞ勝手に」と突き放してしまいます。
かりに話の途中でつまずいても、
「頑張って」と応援する人は少ないはずです。
それが、人間の心理というものではないでしょうか。

つまり、不安なときや自信がないときには、
その気持ちをムリに押し殺す必要はないのです。
正直に言葉や態度に表しても、
少しも不都合はありません。
もしそういう人がペルプのサインを出したときには、
周りのみんなが手を貸してくれるからです。
周囲が応援したくなる人って、
そんな人です。

by心のストレッチ