本日の心理学・名言2642-1

今回は、
「それって何と比較しているの?」
ということを考えてみたいと思います。

たとえば、「私は仕事が遅い」と感じるとしたら、
それは「誰かと、何かと比較している」からだと言えるでしょう。
仕事のはやいAさんと比較しているのかもしれませんし、
一般的に、この仕事には○分くらいかかるという常識(?)と
比較しているのかもしれません。

もし、みかんを食べていて「甘い!」と感じても、
チョコレートを食べた後に、再度みかんを食べたら、
「すっぱい!」に変わってしまうものです。

みかんは、みかん特有の「甘さ」と「酸味」があるのであって、
別にチョコレートのような甘さは不要なわけです。
それなのに、このみかんはチョコに比べて甘くない。
もっと甘くしないと・・・なんて考えたら、
「みかん」らしくなくなってしまいますよね。
こんな比較の場合は「おかしいよ」と思えるものですが、
なぜか、人のスキル・能力、幸せや成果になると、
自然に「誰か」「何か」と比較して、一喜一憂しているものです。

誰かと比較して得られる喜びはもろいものですし、
誰かと比較して落ち込むのは、
みかんがチョコと甘さ競争をしているようなものです。
水分の量を比較したら、
圧倒的にみかんのほうが上になります。
ですが、それが何なの?という感じです。

比較すること自体が悪いのではなく、
喜んだり、悲しんだりする原因が、
「誰か」「何か」と比較しているのでは、
気持ちが不安定になり、
結局、どこに向かっているのかわからなくなってしまう、ということです。
#「私はどうしたいのか?」
#「私はどうなりたいのか?」
#「私は何を大切にしていきたいのか?」
#「私はどんな成長をしているのか?」
そんな「自分の軸や方向性を決める」ことを意識すると、
より充実した働き方・生き方が楽しめることでしょう。
by【自己維新】