本日の心理学・名言2530-5

世の中で成功している人を見ると二通りあるようです。

一つは世間的に見て”好ましい”
と思われる特徴や能力を持っている人です。
たとえば明るい性格で、素直で正直で勤勉な人は、
その反対の人よりも好い地位や収入を手に入れやすいのです。

ですが、もう一つの成功するタイプは、
世間一般から”好ましくない”
と思われている特性を武器に成功を収めている人なのです。
誰でもが自分で気づいている欠点があるはずです。
しかし、欠点の背後には
必ずその人の長所が控(ひか)えていることがあるのです。
口下手の人には朴訥さが、
時間のルーズな人には人を楽にさせる呑気さが、
陰気な人には物静かさが、
おっちょこちょいの人には人を笑いに誘う要素が・・・
欠点と長所はいつも背中合わせなのです。

あまり神経質になって自分の欠点を直す必要はありません。
直そうとすると、
かえってその背後の良さまで消えてしまう恐れがあります。
欠点を自覚して、
それをプラスに用いることを考えたほうがはるかに良いのです。