本日の心理学・名言2526-3

なぜ多重債務者は
自己の置かれた状況から逃げ出そうとするのか。

人間は何か果実の得られないことには
冷淡な態度をとりやすいのです。
人に施すことだって、
経済的には支出であっても充実感や満足感という
果実が得られますが、
多重債務の返済はそれがない。
だから当事者の多くは返すことに懸命なのですが、
熱心であるとは言えないのです。

しかし、そんなことはないのです。
多重債務者になったということは、
考えようによっては実に得難い体験をする
機会を与えられたということなのです。
「負わされた恵み」というものがあります。
何かを負わされることで、
結果的に自分が大きな恵みを
受けることになるということですが、

実際に多重債務を経験することで、
人間として一回りも二回りも
大きくなった人も実際にいるのです。
逃げなければ恵は得られるのです。