本日の心理学・名言2467-1

明るい世界を望んでいるのに、
暗い世界にいずむ(注)者、
生きがいのある人生を求めているのに、
不幸に泣き、悔い多い日々を送り迎えして、
何のために生を享(う)けたのか不可解な人生に嘆き、
自暴自棄に陥っている者等々、
陽気ぐらしを望んでやまなぬ人間が、
その思い半ばどころか、反対の現象に遭(あ)い、
苦悩の生涯に終始せねばならないのは、何故でしょうか。

神様は「他人というて更にない」
という自覚に立って互いに真実たすけ合うところに
誠の人間生活があり、
陽気ぐらしの道があると仰せになりました。
この真実を知り、その思し召しに添うよう、
適うようにと勤め励む、
換言すれば、自己満足の前には、
いかなる手段方法を選んでもという欲の心を忘れて、
身上(病気)・事情(問題)に悩み苦しむ人々に喜んで頂き、
たすかって頂きたいと言う真実が日常生活の現行となって、
勤め働くように、
私どもの心の成人をお急き込みになっているのが、
神様の思し召しであります。
この神様の目に適うところ、陽気ぐらしのご守護が頂かれます。
*(注)いずむ:大和地方の方言で、
元気がなくなる、気持ちが沈む、という意味があります。

用語集
by話の台第二集