本日の心理学・名言2465-5

親と子のあり方に三通りありますが、

一番良くないのは、仇同士となった
反目(はんもく)、
断絶の背中合わせの状態です。

その次が親子が向き合っている姿です。
向き合っていると言っても、
それが怒ったり、責めたり、詫たり、ねだったりする状態では
望ましくありません。
笑顔と笑顔の目があってこそ、ほほえましい親子の姿です。

もう一段高い状態は、親子が同じ方向を向いて、
まず子供が親の背中を拝み、親の背中を追いかけ、
やがては子供が親に追い付き、追い越して、
親がかつて自分の願った道を、子供が現実に通り、
子供の後ろ姿を今度は親が拝んでいる姿です。
親子が共に一つの使命感に燃えているときは、
このような状態が自ずから見えてくると私は思うのです。
親と名がつき、社長と言われ、先生と呼ばれる
指導者の立場にあるものほど、
後ろ姿で教育するという真摯な求道心を持つことが
望ましいのではないでしょうか
*反目:
互いににらみ合いの状態にあること。仲が悪いこと。
by話の台第ニ集