本日の心理学・名言2462-7

よく、自分の家庭は自分で守るものだと言います。
これは、
家庭の経済や安全を守るというのであれば分かりますが、
家庭の幸せは自分たちだけでは守ることは出来ません。

家族・家庭という単位が意識され、構成されるためには、
自分たち以外の大きな社会というものが
対比されなければ成り立たなのです。
言い換えるならば、
他人の生活があってこそ自分の家庭が意識され、
成り立つものなのです。
そうなりますと、
自分の家庭以外の社会は
どうでもよいというわけにはいきません。
人が作ったものを食べて生きていることを考えてみても、
必ずお互いに助け合わなければ結局、
我が家庭の幸せも訪れてきません。

ですから、私達にとって一番大切な家庭の真の幸せは、
守れるものではなく、守られるべきものなのです。
そして、家族・家庭だけでなく、どんな集団でも、
内に閉じこもって広い社会、人類のことを忘れてしまえば、
必ず狂ってしまうものなのです。
by心の道