本日の心理学・名言2449-5

私は、ある主義のように強固な組織をつくり、
考え方、生き方まで規制することは 間違っていると思います。

それは本来、心は自由であるからです。
それが証拠には、
少々食べるものに不自由している国の人でも
喜んで暮らして人もあれば、
今の私達のように何不自由なく、モノに恵まれている人でも、
例えば、うらみ、腹立ちのために
苦しんでいることがあるからです。

従って私達は、どんなに時代が変わっても、
主義主張、物質に関係なく、心を耕せねばなりません。

ところが、私達人間は全能に作られていませんので、
一人自分の力だけでは心を耕すことは出来ません。
要するに、身体も心も未完成で、
それぞれが持つ徳次第なのです。

そこで、自分の力だけで作れない徳は、
祈りの行動の中で頂戴しなければなりません。

機械には力を伝達するために歯車がありますが、
そうした機械が上手く働くためには、必ず油が必要であります。油があるからこそ、機械が壊れなく、
またうまく働いてくれるのです。

祈りは、ちょうどこの油のようなものでありましょう。
私達の人生において、人と人、人と物、人と運命が
上手く噛みあうような油だと思います。
by心の道