本日の心理学・名言2428-7

他人の怒りに対応する方法~

自分に対して誰かの怒りが向けられた時、
大切なことは、自分の怒りの場合と同様、
「怒りは相手のもの」であることを確認することです。

相手の怒りを「自分のせい」だと受け取ったり、
仕返しに自分も怒ったりすれば、
意味の無い攻防を始めることになります。
他者の怒りはまず伝染させないことが重要です。

次に大切なことは、相手の怒りの気持ちを否定しないこと。

「そんなに怒ることはない」とか
「怒るのはよくない」といった対応で、
相手の怒りを否定しようとせず、
相手のものとして受け止め、
その理由を理解し、
それに対応する意志のあることを示すことが大切です。
相手の気持ちを受け止めると同時に、
自分の気持ちを相手に伝えることも大切です。
「怖い」「動揺している」「ちょっと待ってください」など、
防衛的な気持ちを表現することが必要です。

つまり、脅威のぶつけ合いによる泥仕合は避けて、
お互いの問題解決能力を発揮するきっかけを
つくろうとすることです。

それでも解決できない場合は、
第三者に仲介を頼むのも有効な方法です。

自分の怒りに関しては、
怒りの感情に慣れ、怒りをためて爆発させないよう、
日頃から心がけること、
他者の怒りに対しては、受け止め、
自分の気持ちを相手に伝えることが大切です。