本日の心理学・名言2376-5

人は、とかく「公平」だの「平等」だのを
建前として行動していますが、
全てのものがごく限られた有限のタイムとスペースの中で
行動している以上、
そこに優先順位を設けることは、極めて当然のことであり、
またそうでなければなりません。

優先順位を決めることは、
物事を合理的かつ能率的に行う上において
極めて大切な考え方の一つなのです。

「不戦勝」こそ最善の方法ですが、
終始、「戦わずして」物事が解決するということは
不可能に近いのです。
しかし、その場合でも、
百戦するよりは十戦、また十戦するよりは一戦で
済ますことができれば、それに越したことはありません。
従ってどうせ「勝負」をしなくてはならないとするならば、
一戦によって百戦を行なったと
同じ効果を収めるのが一番いいわけなのです。

そのためには、
常に最強の者を相手に「勝負」をすることなのです。
さらにイメージの(注)プリセリング効果の見地からしても、
最強のものに勝てば文句のつけようもなく、
たとえ敗れたとしても、
相手が最強のものであれば
それなりの効果がはあったと考えるべきなのです
注:プリセリング効果:
ターゲットになる語や図形の提示の前にある語や図形を
提示すると、
ターゲットの認知にかかわる反応の速さや正確性が
促進されたリ妨害されたりする。
このような事前刺激提示(プライム)の効果の総称。