本日の心理学・名言2368-7

「人を傷つけることは何が何でも絶対許されない」
という思い込みをもつ人は、
人と接する時、傷つけないように気を使い、
控えめにものを言い、
いつも相手の様子をうかがって行動します。

一見配慮に満ちているようですが、
その裏には配慮のない人に対する
攻撃心が潜んでいるという矛盾を抱えています

つまり、配慮しながら、
配慮のない人を責めたくなるという心理です。

このような自己矛盾に陥らない為には、
人を傷つけないにこしたことはないけれども、
傷つけることもあり得ると覚悟することです。

私たちは、
相手がどんなところで傷つくか分からないことが多いのです。
いくら気をつけていても、
相手を傷つけてしまうこともあるのです。

そんな場合は、傷つけたことを認め、
それをどう修復するかに心を砕けばよいのです。

傷つけまいと必死になるよりも、
傷つけてしまうこともあり得ることを心にかけ、
その後の後始末の方法を身につけることが大切です。

また、自分が傷ついたときには、
それを穏やかに相手に伝え、
再びそんなことが起こらないように
努力してもらうようにお願いします。

そこで相手を責めたり、非難したりしないわけです。