本日の心理学・名言2341-5

人は、自分の個性や能力を発揮している姿が
一番美しく、尊いものです。
その姿を応援するのが命の礼賛(らいさん)です。
悦びに共感することが励ましであり、応援です。
「がんばれ!」などと言うことが応援ではありません。

最高の応援は、悦びに共感し、
我が事のように一緒に悦ぶことです。
「悦びを分かち合う悦び」を知っている人は誰でも出来ます。

相手の都合や立場を気遣うこと。これも命の礼賛です。
例えば相手に電話する時、
相手の都合を無視するというのは立派な暴力なのです。

これは相手の心の痛みを慮る心とも共通することです。
相手の悲しみや苦しみを知ろうとする心の配慮です。

また、これは己の欲せざるところ人に施すことなかれ、
と似ています。
自分がされてイヤなことは、
人にもしないように気をつけるということです。
そういう相手の心の痛みを慮り、相手を思いやる心がないと、
知らぬ間に人にイヤなことを押付けて
相手を不愉快にさせてしまいます。
命の否定になってしまいます。

相手の心の痛みを慮ることが励ましのエールなるのです。

*礼賛(らいさん):
すばらしいものとして、ほめたたえること。
また、ありがたく思うこと

*慮る(おもんばかる):周囲の状況などをよくよく考えること