本日の心理学・名言2333-7

世の中には人がつくった道を歩いて行く人と、
自分で道をつくる人の2通りがある。

以前は後者の人生こそ尊いと思っていた。
だが最近、そうではないと思うようになった。
二つの道は別のものではなく、交錯しているということである。
*交錯(こうさく):
いくつかのものが入りまじること。「夢と現実が交錯する」

道をつくった人は、道をつくろうと思った人である。
その思いを強く熱く反復した人である。
行ったり来たりする中で道はできる。
一回通っただけでは道はできない。
このことは歴史が教えている。
松下幸之助もまた、道をつくった人である。

~省略~

以後、幾多の変転を経て、幸之助の道づくりの人生が始まる。
その幸之助に、「道」と題する一文がある。
自分には 自分に与えられた道がある
広い時もある
せまい時もある
のぼりもあれば、くだりもある
思案にあまる時もあろう
しかし心を定め、希望をもって歩むならば必ず道はひらけてくる
深い喜びも そこから生まれてくる
by『小さな人生論5』(藤尾秀昭・著)