本日の心理学・名言2319-3

辛いから、という理由で、
現実を直視することを避けてばかりいると、
「何をしたいのか」という、
人間にとって最も根本的なことが分からなくなってきます。

その結果、「どうすべきか」という
義務感でしか行動をしなくなります。

確かに、義務を果たしてさえいれば、
人からの大きな批判をまぬがれることが出来ます。
でも、義務を遂行することばかりをしていると、

生きている実感がしなくなります。

自分の存在すら幻のように見えてきます。

現実をしっかり見つめて、現実の中から悦びを得ている人は、
幻想を追いかけたりはしません。
しかし、幻想を現実だと思い込んでいる人は、
現実の悦びが幻に見えてしまうのです。

そのため、現実の中でしっかり生きている人は、
一度幸せをつかんだら、離しませんが、
幻想の中で生きている人は、幸せを手放してしまいます。
ニセモノだと思って手放してしまうのです。
そういう人間に限って、
「ああ、幸せになりたい」と言うのです。

不幸な人というのは、
みずから幸福を手放している人のことなのです。

さて、現実で生きている人は、
誰が現実で生きている人で誰が幻想で生きている人なのか、
その区別はつきますが、
幻想での中で生きている人には、その区別がつきません。

むしろ、現実で生きている人の方がニセモノに見えます。

そして、ニセモノの人をホンモノと勘違いして
近づいてしまうのです。

幻想から現実に戻るためには、
自分の感情(喜怒哀楽)を直視することです。

傷つくことが怖くて自分の感情を見ることを避けると、
知らぬ間に幻想の世界に堕ちてしまいます。

フロントページに戻る

ニックネーム (必須)

メールアドレス

件名「~について」など

ご感想など