本日の心理学・名言2303-5

@A:
私たちの中には、
フロイト的にいえば本能的、無意識的に
攻撃的な欲求があります。

そして、その欲求は、
外に出してはいけないことになっています。
ところが、
これに大義名分や理由がついて「相手が悪い」
ということになれば、
怒りとして外に出してもいいことになります。
正当な自己防衛であれば法的にも認められます。

ふだん押さえていた攻撃的欲求が、
ここぞとばかりに“正義”を得るのです。

日頃、そうした内面に潜んでいる
攻撃的欲求を抑えていればいるほど、
抑制が取れたときに相手を攻撃しすぎてしまうのです。

しかし、これを続けていると、攻撃されている間は、
リベンジ(報復)を考えるようになります。
そして、お互いにエスカレートし、
悪循環にはまってしまいます。

最初が肝心です。
一度は思いっきり怒ってもいいのです。
それまでの不満をすべてぶつけてください。

ただし、それは一度だけ。
相手が謝っているのをいいことに、
二度、三度と絶対に怒らないことです。
大事なのは、相手が謝ったら、
気持ちの上ではすぐには収まらなくても、
一回で矛を収めることです。

@B:
過失などでこちらが謝っているときに厳しく怒る人は、
もともと劣等感も攻撃心も強い人で、
潜在的な攻撃性が表に出るのです。
そして、もともとあなたにそれほど好感を持っていない人と
判断した方がいいでしょう。

ここで、無理をして怒りを解こうとするよりも、
割り切って離れたほうがよいのです。

ただし、相手が会社の上司だったりすると、
見切って離れるといっても、実際に離れるわけにはいきません。そんな時はどうしたらよいのでしょう。

同じことですが、
見切るのは心の中で、表向きは怒られ続けることになります。
ただ、心の中で見切ってしまえば、
どんなに怒られても気にはならないものです。

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