本日の心理学・名言2261-1

私たちの中には、
フロイト的にいえば本能的、無意識的に攻撃的な欲求があります。そして、その欲求は、外に出してはいけないことになっています。

ところが、これに大義名分や理由がついて
「相手が悪い」ということになれば、
怒りとして外に出してもいいことになります。
正当な自己防衛であれば法的にも認められます。

ふだん押さえていた攻撃的欲求が、
ここぞとばかりに“正義”を得るのです。

日頃、そうした内面に潜んでいる攻撃的欲求を
抑えていればいるほど、
抑制が取れたときに相手を攻撃しすぎてしまうのです。

しかし、これを続けていると、
攻撃されている間は、リベンジ(報復)を考えるようになります。
そして、お互いにエスカレートし、悪循環にはまってしまいます。

最初が肝心です。
一度は思いっきり怒ってもいいのです。
それまでの不満をすべてぶつけてください。

ただし、それは一度だけ。
相手が謝っているのをいいことに、
二度、三度と絶対に怒らないことです。
大事なのは、相手が謝ったら、
気持ちの上ではすぐには収まらなくても、
一回で矛を収めることです。

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