本日の心理学・名言2235-5

人は、とかく「公平」だの「平等」だのを
建前として行動していますが、
全てのものがごく限られた有限のタイムと

スペースの中で行動している以上、
そこに優先順位を設けることは、
極めて当然のことであり、またそうでなければなりません。

優先順位を決めることは、
物事を合理的かつ能率的に行う上において
極めて大切な考え方の一つなのです。
「不戦勝」こそ最善の方法ですが、
終始、「戦わずして」物事が解決するということは
不可能に近いのです。
しかし、その場合でも、百戦するよりは十戦、

また十戦するよりは一戦で済ますことができれば、
それに越したことはありません。
従ってどうせ「勝負」をしなくてはならないとするならば、
一戦によって百戦を行なったと同じ効果を収めるのが
一番いいわけなのです。

そのためには、
常に最強の者を相手に「勝負」をすることなのです。

さらにイメージのプリセリング効果の見地からしても、
最強のものに勝てば文句のつけようもなく、たとえ敗れたとしても、
相手が最強のものであればそれなりの効果は
あったと考えるべきなのです

例えば自分が行ったことのないレストランに
友人と一緒に行こうかと考えているとします。
そのレストランに行ったことがあるかを友人に尋ねたところ、
単に行ったことがあるだけではなく、
お気に入りのレストランだったとします。
このような場合、あなたはすぐにそのレストランを信用し、
ほとんどの場合は値段や他のレストランをチェックせずに、
そのレストランに行くことを決めてしまうでしょう。
つまり、友人の「証言」によって
あなたの思考が「そのレストランに行く」という結論に
導かれているのです。
*プリセリング効果:
事前販売。
消費者が店に来る前に、すでに購入を決めている状態にさせること。
広告の役割が大きい。

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