本日の心理学・名言2202-3

家で食べる食事が一番おいしいと感じる家庭は、いい家庭です。

いえ、お母さんの料理の腕の話ではありません。
問題のある家庭というのは、
例外なく「恐怖の食卓」になっています。食卓が怖いのです。
食卓で夫婦喧嘩が始まったり、
親の子供いびりが始まったりするのです。恐怖ですね。

家庭に問題のある子は、
摂食に関する問題を抱えていることが非常に多いのです。

一方、いい家庭というのは、例えば、市販のプリンでも、
一人で食べるよりは家で家族でみんなで食べた方が
おいしく感じるのです。

実は、私たちの味覚というものは、
精神の影響をものすごく受けるのです。

料理そのものの味に与える影響は
全体の三割程度と言われています。
残りの七割の要素は、誰と食べたか、楽しく食べたか、
レストランなどのサービスはどうか、BGMはどうか、
インテリアはどうか・・・
そういう料理以外の要素なのです。

私たちは料理を食べるというよりは、雰囲気を食べているのです。

雰囲気を作る最大の要因は、誰と食べるか、です。

ですから、自分が本当に好きな人と食べたら、
同じものを食べてもおいしく感じるのです。

好きな人と食べると、甘さが増したり、コクが出たりします。
甘いささやき、甘い言葉、というのは、
こうした人間の経験から出た言葉なのです。

スウィートホームという言い方をするのも同じです。

家族の仲がいいと、食べ物が甘くおいしく感じられるのです。

味のいいレストランを探すよりは、
おいしく食べられる人を探した方が賢明です。

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