本日の心理学・名言2198-5

時間が経てば、過去の辛い出来事を忘れることが出来ると
思っている人は多いようです。
しかし、残念ながら私たちの心はそんなに便利に出来ていません。

時が心の傷を癒すことはほとんどありません。

過去の辛い出来事を本当に忘れることが出来るのは、
毎日を生き生きと楽しく生きた人に限られます。
そういう人が過去を振り返ると、
確かに辛い思い出がいつの間にか小さくなっています。

しかし、未だに自己実現していない人、
つまり、今も毎日を楽しく生きていない人は、
過去の辛い思い出は決して小さくなりません。

では、どうすればいいのでしょうか。

過去の辛い出来事を直視することです。
むしろ、見て見ぬフリをするから、
かえって辛さが大きくなるのです。

直視したら、その瞬間は辛くて泪が出ますが、
しかし、その泪がその傷に関しては人生最期の泪となります。
後は笑って暮らせます。

自分の過去を笑って人に話せるようにならないと、
解決したとは言えません。

笑って語れないような辛い過去をいっぱい持っていると、
人に心を開くことは出来なくなります。

なぜなら、心を開いた途端、
自分にした隠し事が飛び出してしまうからです。

人に心を閉ざすと、
自分を応援してくれる人を探すことも出来なくなります。

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