本日の心理学・名言2141-1

「長所を増やす」練習があります。

最初の頃、長所を書き出してみても、
多くの人は、3分の間に数個の長所しか発見できません。

長所を発見する考え方や方法(以下に示す)

A:能力から考える
#人から受けた評価を振り返る
#人よりも上手にできることを見つける

#人が嫌がることで、自分なら平気なことを見つける

B:性格・性質から考える
#人から受けた評価を振り返る
#短所を裏返して考えてみる

#性格特性語のリストから自分に当てはまるものを探す

性格特性語の例:
自制心が強い、知的な、洗練された、清潔な、情熱的な、
たくましい、積極的な、エネルギッシュな、健康な、快活な、
おおらかな、やさしい、思いやりのある、社交的な、明るい、
素直な、あっさりした、聞き上手な、まじめな、寛大な、誠実な、
情熱的な、忠実な、理解力のある、信用できる、頼りになる、
心の広い、責任感が強い、決断力がある、礼儀正しい、
勤勉である、自己反省的である…などなど

C:動機・価値観から考える
#自分は何がやりたいのか。
#自分が成し遂げなければいけないと思うことは何か。
#自分は何をすることに意味や価値を感じるのか。

上記のABCを少し学び、
練習すると、
3分で30個くらい、カンタンに発見できるようになったりします。

長所・個性がわかると良い点は、
まず「自信を持てる」「自分を肯定できる」「自分を好きになる」
ということです。

何ができるか、何が向いているかわからない、
やりたいことがよくわからない、できるかどうか不安。
どうせ自分にはできない。
私には成功体験がない・・・
このように考えてしまうのは、
たいてい、「自分のことをよく知らない」状態のときです。
その状態から、自信・肯定・好きになっていくには、
「私は~ができる」
「新しいことができるようになっていく力を持っている」
「何を大切にしていて、何に心を動かされるのかわかっている」
「どんな経験を積み、
そこからどんな学びを発見したのか理解している」

「私の力を引き出すにはどうすれば良いのかがわかっている」
など、自分を深く理解していくことなのです。

自分を知る。
この言葉に、ネガティブな反応を示す人が、結構な割合でいるのです。
それらは、自分の「ダメな点」や、
「直す・正す必要があること」「克服しなければならないこと」
「恥ずかしい過去」などを連想していて、
自分を知ることが、
苦痛をともなうことだと感じているからかもしれません。

ですが、自分を知ることは、持っている力や、
本来の好きなことに気づくためのものなので、
本来、楽しくなっていく作業です。

ダメなものをなおすようなニュアンスではなく、
持っている良い面を磨いていくような方法です。
また、
過去の自分を見ることだけが自分を知る作業ではありません。

「未来に向けて、何を考え、想像しているのか?」とか、
「どんな私になりたいのか?」など、
未来に向けてあれこれ考えているとき、
そこにも「自分らしさの大切な一面」が含まれているのです。

そんな未来に向けたワクワクの中から、
自分らしさを発見していくのですね。

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