本日の心理学・名言2139-3

今からでも、自分の個性、生かしてみよう

今日は、個性を生かす、という話をするんですが、
逆説的ですが、個性を生かすためにも、
インナーチャイルド的課題には、

取り組んだ方がいい、と、考えています。
それは、問題が起きる「原因」がひとつとは限らないからです。
大抵の、メンタルが絡む問題の場合、複合要因で決まります。

但し、「複合要因だ」「複雑だ」とだけ言ってしまうのは
賛成出来ない態度です。

要するに「分からない」と言っているのと同じですから。
では、私は、どんな風に手がけているか、ですが、
【結論を出さない】なんですね。
でもね。私もインナーチャイルド的課題、取り組んでみたこと、
ありますよ。

どんな人でも、いろいろ、フタした感情とか記憶とか、
(今となっては)不適切な幼児決断によって、
持ってしまった偏った信念(ビリーフ)とか、
色々持っています(いました)。
でも、セラピーとして受けた、というよりは、
セラピーのスキルを学ぶ講座で、練習しながら、
お互いに実践しあった

そういう経験の方が多いです。
これ、人によって感覚が違うと思うけど、
私の場合、
【自分にインナーチャイルド的課題があって、
そのために、現在の恋愛上の問題が
起きている。
そして、それを解決するためには、セラピーをしなければいけない。】

という風に、自分を見ることが出来ませんでした。
というか、今でもできません。
自分が扱われて嫌な扱われ方は、人にもしない。
というわけで、

「あなたは、インナーチャイルドに問題があります。
なので、恋愛上の問題が起きています。」
ということは、あまりいわないんです。
ちなみに、原因をハッキリさせることが
(気が弱くて、又は、自信がなくて)

全然出来なくて、
結果、ただ話を聞いているだけ、みたいなセッションとは全く違います。

だんだん、混乱してきました?
インナーチャイルドの課題を指摘しない。
でも、原因を言わないわけでもない。では、どうする?
実は、インナーチャイルド的課題を指摘します。
えぇっ!?という声が少しだけ聞こえた気がしました。

でもね、その言い方なんだよね。
「確かに、子供の頃の、この思い出と、現在の感情には、
何か関係がありそうですね」

「このインナーチャイルド的課題に取り組むことが、
解決のポイントになると思いますよ。」
こんな言い方をすることは、よくあります。
そこが原因って指摘するのと同じじゃないの?
それが、違うんですよね。
上の言い回しをよくよく眺めてみて下さい。
そして、自分が言われたらどう思うか、
想像してみたら、わかるかも。

*インナーチャイルド:
「内なる子供」と訳されますが、
具体的には子供時代の頃の記憶や心情、感傷の事を指します。

by女と男の「心のヘルス」ー癒しの心理学

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