本日の心理学・名言2136-5

甘えることは悪いのか?

たいていの人は勤めの後で同僚と食事をしたり、
お酒を飲んだりする機会があります。
職場の付き合いは苦手でも、友人と会ってお茶を飲んだり、
おしゃべりすることはあります。
ほんとはそういうチャンスに、もし心に悩みや不安を抱えていたり、
気分が落ち込んでいるときは打ち明けてもいいはずです。
「いまちょっとつらいんだ」とか、
「落ち込んでいるんだ」といった素直な言葉でいいのです。
決してイヤな顔をされることはないはずです。
でも、自分で禁じてしまう人がいますね。
「せっかく楽しくおしゃべりしているのに、
暗い話なんか持ち出したくない」

「たまにしか会わない人に悩みを打ち明けるなんて、
甘えているみたいだ」

そう考えると、「やめよう、やめよう」と
ブレーキをかけてしまうのです。

では、目の前で楽しそうにおしゃべりしている人は、
悩みも不安もなく幸せな毎日かといえば、それはわかりません。
むしろつらい気持ちを忘れたくて、
あなたとおしゃべりしているのかもしれません。
あるいはあなたがあんまり元気じゃないから、
盛り上げようと思って、
明るい話題を選んでいるのかもしれません。

もちろん、
いいことがあって本当に幸せな気持ちでいるのかもしれません。

すべて、わからないことだらけなのです。
ただ一つだけわかることがあります。
それは、あなたが「甘えてみたいな」とか、
「今の苦しさを口にできたらラクにだろうな」
という自分の気持ちは分かると思うのです。
他人の気持ちは分からなくても、
自分の気持ちなら分かるはずです。

そのわかっている自分の気持ちに、
たまには従ってみてもいいと思うのです。

なぜなら、「甘えてみたいな」という気持ちは
誰にでもあるのですから。

by心のストレッチルーム

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