本日の心理学・名言2122-1

心の健康を保つ方法

心の苦しさというのは、なかなか他人には分かってもらえないものです。
悩みや不安があっても、それを押し隠そうとするのが私たちですし、
職場のように気持ちを張りつめている場所では、
うっかり弱音も吐けません。

そうすると、自分以外の人はみんな元気に見えてきます。
こころが強くて、悩みも不安もない人たちに見えてしまいます。

体の不調というのは外見でもわかりやすいから、
「顔色悪いよ。ムリしないでね」と声もかけやすいのですが、
わかりにくい心の不調はつい、
そのサインを見落としてしまうのです。

これでますます誰も気づいてくれなくなります。
そうなるともう、耐えるしかありません。
「弱音なんか吐いちゃダメだ」と
自分を励ましてギリギリまで我慢することになります。

職場に限らず、わたしたちが心の病にかかってしまうのは、
自分一人で抱え込んで我慢するという理由も確かにあるのです。
でもそういうとき、もちろん心が本当に病んでしまう前にですが、
自分と同じように悩みや不安に苦しんだり、
弱音を吐けずに我慢している人に出会うと、ふっとラクになります。

「この人もそうか」
「わたしだけじゃないんだ」
そう気がついただけで救われたような気持になるからです。
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「悩んだり苦しんだりすることって、別に私だけじゃないんだ」
と気がつくには、心の健康にとっては大事なことなのです。
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でもそのことに気がつくためには、
誰かが打ち明けてくれなければいけません。
あるいはあなたが
「つらい」とひと言でいいから打ち明けたときに、
「私もそうなんだ」とか「同じだね」と頷いてくれる人が現れます。
ですから困ったときに弱音を吐き、
助けを求めることは、少しも恥ずかしいことではないのです。

つまり、あなたが弱音を吐くことは、
自分自身の「心の健康」にもいいですし、

相手を助けることにもなるのです。
そう考えると、弱音を吐くことも悪くはないですね。
by心のストレッチルーム

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