本日の心理学・名言1958-1

人は、とかく「公平」だの「平等」だのを建前として行動していますが、全てのものが
ごく限られた有限のタイムとスペースの中で行動している以上、
そこに優先順位を設けることは、
極めて当然のことであり、またそうでなければなりません。

優先順位を決めることは、
物事を合理的かつ能率的に行う上において
極めて大切な考え方の一つなのです。
「不戦勝」こそ最善の方法ですが、
終始、「戦わずして」物事が解決するということは不可能に近いのです。

しかし、その場合でも、
百戦するよりは十戦、また十戦するよりは一戦で
済ますことができれば、それに越したことはありません。
従ってどうせ「勝負」をしなくてはならないとするならば、
一戦によって百戦を行なったと同じ効果を収めるのが
一番いいわけなのです。

そのためには、
常に最強の者を相手に「勝負」をすることなのです。

さらにイメージのプリセリング効果(注)の見地からしても、
最強のものに勝てば文句のつけようもなく、
たとえ敗れたとしても、
相手が最強のものであればそれなりの効果は
あったと考えるべきなのです
注:プリセリング効果~
ターゲットになる語や図形の提示の前にある語や図形を提示すると、ターゲットの認知にかかわる反応の速さや正確性が
促進されたり妨害されたりする。
このような事前刺激提示(プライム)の効果の総称

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