本日の心理学・名言1948-9

人間は運命の子供だ、ということを感じます。
与えられた運命の中に育ち、成長しながら、
逆に運命を作り変えていくことが人間だと思うのです。

運命だから仕方がない、と言う人がいます。
「いんねん」だからやむなし、という人もいます。
それは、人間の心の自由を忘れ、
無限の可能性を持つ心の働きを無視した人間蔑視の考え方です。
成ってきた運命をいかに作り変えてゆくかどうかというところに、
人間の心の働きがあるわけで、
いたずらに、運命や「いんねん」のせいにするような人間は、
自分の心の働き、心の未熟さを隠そうという
卑怯な人間だということになろうと思います。
運命とは、私の親でもあり、子供でもあり、師でもある。
本当に面白いものだと思います。
*参照:用語集
by話の台第二集

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